ガメラ
娘のダンスを見に行ったらガメラいた。ずいぶんと久しぶりなのでちょっと挨拶に行った。ガメラが世に出たのは40年前。3作目の「ガメラ対ギャオス」を映画館で見たときは驚愕した。ゴジラにせよウルトラマンにせよ空想の世界なのに、ばかでかい亀が火を吹いて空を飛ぶという非日常性は、身近に亀を飼っていた小学生を木っ端微塵にしたわけだ。ガメラがギャオスをくわえて富士山を登ってゆく場面は脳裏に焼きついて忘れられない。
今日会ったガメラは、想像以上に小さくかわいらしい顔だった。映画のCMよろしくトレーラーに縛られ、なんとも哀れな表情である。こどもの頃にすりこまれた世界をいまだに引きずっているので、そんな風に思ったのかもしれない。私にとって、ガメラはかなり衝撃的に映っていたのだろう。
今のこどもは、こんな世界を持っているのかな?と、ふと思う。私の場合、こどもの頃の夢や創造の世界は、おとなになる時の栄養になっていた。CGをふんだんに使った映画、スーパーリアリズム、バーチャルワールド、、、、、、等々、現実と空想の境界が限りなく不明瞭な世界で、こどもはそれ以上の夢を持ったりや創造をしたりすることができるのだろうか?
写真を撮ろうと、回って行ったらトレーラーに「安全第一」と書かれていた。きっとこのガメラは「安全」に違いない。
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