パソコン
19歳の時にシンセサイザーを買った。といっても自分だけで買ったわけでない。バンド4人で決めた。夏休みにバイトして一人5万稼ぐこと。5万X4人=20万。当時にしてみれば大金だ。御茶ノ水の楽器屋街に出かけて購入。Roland社製のSystem100M。いまだに忘れない。でもって弾くのは自分である。なんとも気前のよい仲間を持ったものだ。半月下宿に閉じこもっていじっていた。まだアナログの頃だから、波形からフィルター~増幅までケーブルでつないで音を作る。今から考えれば果てしも無く原始的だ。音の3要素から各部の構造、接続方法など頭に叩き込む。最先端の楽器だから、いざ演奏すると学校で評判になった。1年生なのに大学の学園祭ではトリ。先輩が教えを乞いにきたりして、鼻が高かった。それも一瞬で終わる。あっという間にデジタル化が進み、高性能で安価なシンセが世を席巻する。後輩が次々に新製品を買い、音を作ってゆく。その後時代はコンピューターミュージックへと移り、有り余る時間を遊んでいた学生時代が終わった。
やがて所帯を持ち、こどもらが小学校に上がったころ生活が落ち着き、頃良くインターネットが整備され始めた。道楽者は年をとっても絶対に治らない。パソコンが欲しいが、当時20万。学生時代と何故か値段が変わらない。しかしそこまで生活を切り詰める余裕など無く、あきらめていた。それに「コンピューター」というと音が出ないと気がすまない。だいだいそんな物をこさえるメーカーは無かった。
無いんだったら作ってしまえ。
女房を説得し、へそくりを携えて、いざ秋葉原へ! 通いなれた「けもの道」を半日歩けばナントカなってしまうから不思議だ。パソコンを作るというと固まってしまう人が多いが、プラモデルと何ら変わりない。音楽仕様のパソコン作って8万で上がってしまった。これが貧乏人の知恵。今ブログを打っているパソコンは4代目。4台ではない。徐々に部品を高性能なものにしているから、買い換えなくてすむ。環境にやさしいかな?
おとなの遊びも許される範囲だったら面白い。「飲む」「打つ」「買う」より生活や家庭にヒビが入ることはまず無い。
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コメント
おぉっつ!!??
ちょっと来てみましたら、♪ちゃっちゃちゃっちゃちゃと
なつかしいメロディーが!
息子と一緒に歌っちゃいましたよ
♪ほんとうは見えない時間のな~かで
あそんで 食べーて 走って 眠ってvv
息子はフリもやってた・・・
今回サッカーを最優先したので、ミュージカルやらないのよね。
ホントは好きなのかしら・・・?
う~ん ナゾです。
投稿: おこちゃん | 2006年4月27日 (木) 午後 08時57分