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2006年6月

いわしの大群

3年前に作ったミュージカルの曲をリイメイクしているが、思うようにはかどらない。
190という速さのユーロビートで「いわしの大群」が目にも止まらぬ速さでパラパラを踊るというイメージでアレンジを進めている。
実際はちっちゃな忍者が踊る。
しかし、何かインパクトが足りない。
2番煎じという音になってしまうなーーーーーーーーーーーー
もっと斬新な仕掛けが欲しい。
どうすれば、曲の中に飛び込んで来られるか真剣に悩む。

「さ~踊って!」とおとなが言うのではなく
「これ踊りたい~~~!!」とこどもに言わしめてみたい。
2003年物を越えないと目的が達せられた気がしない。

家に帰って3時間ほど音符を打ったが、脳の螺子が4~5本吹っ飛んでしまった。
以前に比べてモチベーションが持続しない。
全身全霊をこめて仕上げないと、今回ばかりは妥協できないものがある。
この曲の良し悪しで、踊って唄ったこどもたちの思い出が変わるのだ。

残された時間はあと一週間。
自分との勝負!!!

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主(あるじ)

土曜出勤だ、とタンカをきったものの暇である。
埠頭にある事務所の移転なのだが、業者の仕事が終わらないとこちらの仕事が始まらない。移転先は、修羅場で飯も食えないので、前の事務所で手弁当を広げている。もぬけの殻で閑散としている事務所は兵どもの夢の後。この事務所の主は、私が入社した時の最初の先輩だ。恐ろしく優しい人で、怒った顔を見たことが無い。
「一度言ったことは忘れるな」という諸先輩の正反対で、憶えられるまで何度となく同じことを教えられる懐の深い人だ。これは、現在の自分がそっくり真似している。
誰だって忘れるから、また教えれば良い。反芻すればするほど栄養になってゆく。
特にこどもと付き合うときは、これに限る。学校で勉強し、塾へ行き、習い事、親からのしつけ、遊びやゲーム等々自分が望む望まないに関係なく憶えなきゃならないことがたくさんある。そんなとき「憶えられんのか!」と怒っても憶えられるわけない。
忘れたらまた1から教えれば良い。

そんなことを教えてくれたこの事務所の主は、今月から休職している。
私より重い病に苛まれた結果だ。

何なんだ?
いったいどうなっているのか?
ストレス社会での末路か、、、、、

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親父と男とサラリーマン

懲りずにまた電車の中で書いている。
先日、旧友と飲んだ。なんだかんだで27年の付き合いがある。
学生→社会人となって、あくせくと働き、車を持ち、家庭を持ち、子どもを持ち、家を持ち、借金を持ち、人生の重みに負けたりしながら生きてきた。
年とともになんとなく生活も落ち着き、心のゆとりができる。そんな時旧友と飲んだりすると、凍っていた「青春」が一気に溶けてくる。そこには、会社の同僚や女房子どもなどとは話しても理解できない世界が蘇ってくる。はたから見れば「いい中年が何を言ってるのだ?」という内容だが話している本人は快感である。旧友ってそんなもんだ。
旧友なんて、今作ろう思っても、もうできないし、若い頃は「こいつを旧友にしよう」なんて意識もなかったろう。ましてや金では買えない。そんな人生を送ってこられたことは、自慢の一つかも知れない。

さて、今日は土曜出勤である。6時25分の快速。空いている。楽々座れる。でもあまりうれしくない。
娘の授業参観に行けないから。
男の役目と親父の役目と天秤に計ったが、今日は男の役目のほうが重かった。

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1000記念

本日アクセス1000を突破しました。
何かやろうと思うのですが、何も思いつきません。
最近、やたら多忙なので疲労気味なのでしょうか???
リフレッシュしないといけませんね。

思いついたら、また、、、、、

モチベーションが続きません。


Daiba_2

                                                                        photographed by og3

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別人

サンタクロースという役柄である。
父親として演じたことはあるが、舞台に立ったことはまだ無い。
今日は、キャスティングのために何度も本読みがあった。それでこどもの役が決まるという大事な時間なので手が抜けない。精一杯声を出す。そして汗をかく。
何度も何度も繰り返してゆくうちに、知らず知らず何かに取り付かれたような不思議な気分になってくる。なんだろう??と考える余裕も無く、セリフを言い続けているとやっぱり自分が自分でなくなってきているような気分になる。ちょっとトランス状態になっているのかなぁ、冷静になれなくて、我を忘れている。自分の口でセリフ言っている感覚が無くなってきて、誰かにしゃべらされているようで気持ちがよい。これが変身願望ってやつか?
占いとかを紐解いてみると、ふたご座は多重人格な面があるらしい。だいだい「男」という生き物は、サラリーマン、父親、夫、、、等々色々な役柄をこなしている。気がつかなかっただけなのだろう。
「台本」のセリフというもの普段は思っていても滅多やたらと口にしない非日常性があり、発声を考えてみても家庭や会社でこれだけ大声で話すことは無い。
今日は、違う自分に出会った。というか別人がそこにいた。

家に帰って、ブログで大いに盛り上がる。
こどもたちと「かくれんぼ」や「おにごっこ」をやっているようで結構楽しい。
いたずらも、一緒にやれば怖くない。
それを良しとするかどうかの答えは、、、、みんなで考えよう。

46歳。
良い誕生日だった。

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