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主(あるじ)

土曜出勤だ、とタンカをきったものの暇である。
埠頭にある事務所の移転なのだが、業者の仕事が終わらないとこちらの仕事が始まらない。移転先は、修羅場で飯も食えないので、前の事務所で手弁当を広げている。もぬけの殻で閑散としている事務所は兵どもの夢の後。この事務所の主は、私が入社した時の最初の先輩だ。恐ろしく優しい人で、怒った顔を見たことが無い。
「一度言ったことは忘れるな」という諸先輩の正反対で、憶えられるまで何度となく同じことを教えられる懐の深い人だ。これは、現在の自分がそっくり真似している。
誰だって忘れるから、また教えれば良い。反芻すればするほど栄養になってゆく。
特にこどもと付き合うときは、これに限る。学校で勉強し、塾へ行き、習い事、親からのしつけ、遊びやゲーム等々自分が望む望まないに関係なく憶えなきゃならないことがたくさんある。そんなとき「憶えられんのか!」と怒っても憶えられるわけない。
忘れたらまた1から教えれば良い。

そんなことを教えてくれたこの事務所の主は、今月から休職している。
私より重い病に苛まれた結果だ。

何なんだ?
いったいどうなっているのか?
ストレス社会での末路か、、、、、

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コメント

その昔、誰かの小説に「シンデレラはオカシイ、抑圧され続けた中に美しい心が育つだろうか?」と言う様な話しがあった。
「金持ちが鼻持ちなら無い意地悪で、貧乏人は心優しき人」と言う定番に疑問符を投げかける、と言った趣向に発展するのだが・・・
さてさて、昨今、経営に余裕を持てない企業が多い中、コストダウン・高効率化・コンプライアンスと従業員から余裕を剥ぎ取って行く。
このせせこましさから、新しい創造や、新たなる戦略が構築されるのだろうか???
抑圧と責務、スケジュールに苛まれる日々、、、
それでも、貧乏人の心は豊かなのか??? と、自問自答する。
やはり、「病は気から」であるのかも知れません。

masy...

投稿: masy | 2006年6月21日 (水) 午後 02時45分

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