アナログ育ち
「超熟」
食パンを買いに行ったわけではない。
某NPOの会合?集い(古いな)?寄り合い?の名前だ。
よく分からないが中高生が集まって、異年代交流を行っている場である。
しかし娘は小学生、私は中高年。
場違いかも知れないが、紛れも無く異年代交流には間違いない。
わーわーとハイテンションな空気に包まれる。
久々だなぁ。
みんなシンプルでストレートだ。
どんどんと育ってゆく連中は楽しい。
会うたびに変化があり、見飽きることは無い。
渓流のごとく留まるところを知らず、その流れは速く一瞬の飛沫すら捕らえることを拒んでいるようだ。
うらやましきは中高生。
これが中高年となると、一つところに水が溜まり、溜まる一方でなかなか流れず、その澱みには有機物が集まりはじめ、やがて腐敗してしまう。
なのでD3の曲は予想外の展開になりはじめていた。
ここに来てリフレッシュッシュッシュするつもりだ。
まともに話すと禅問答になりそうなので、ひたすら聴衆になる。
粉が振るがごとく言葉が飛び交う中へ浸かると新鮮だ。
しかし、つ~か~れ~る~~~
水の無いところで、海水浴をしているようだ。
とっふと我に帰る。
アナログで育ったからその昔は周り中の空気を全て揺り動かすような野太い単音で畳み掛けるような演奏をしていた。
それはシンプルでストレートな音であったが、とても説得力があった。
優しさもあった、怒りも、喜びも悲しみも、その音で完結しようと必死になっていた。
あー出てきた出てきた忘れていた感覚が。
だめだぁーイメージに近づけるためにひたすら音を重ねてた。
「太い」のでは無く、「重い」になっていたことに気づいた。
今作っているこの曲で踊るのは、10歳の男の子3人。
めっちゃめちゃ切れのいいステップを見せれくれるHip Hop Boys
いい時にいい所へお邪魔したもんだ。
しっかりその空気を読ませてもらいました。
気づいてよかったあ。
明日から軌道修正せねば。
贅肉たっぷりのイメージからもう一度真髄を取り出さなければな。
シンプル&ストレートだよね。
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