« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »

2007年2月

忘れていた

久々にギターを持って舞台に立ったのだが、すっかり忘れていた。
照明の熱であっという間に弦が伸びる。
ギター弾きの基本中の基本だよね。
しっかり調弦したはずなのに、やおら弾き始めたら、なんだか気持ち悪い音。
しょうがないので演奏中にチューニング。
よくプロの人たちもやっているのを見かけるんだが
こいつプロのくせに、、、、とコバカにしていたが、まさかね、、、、

初めて使ったDADDARIOの弦は、明るくていい音だ。
PHOSPHOR BRONZEは、ギラギラするからいやだという人もいるが、指で弾く分にはそんな感じはしないなぁ。
普通に生活しているから、長く爪を伸ばしているわけはないので、指先の肉?半分、爪半分くらいの割合でタッチしている。

聴いている人は、未就学児童から、お孫さんのいる方までという年齢層の広さ。
加えてその人たちは、本日ほぼ全員が舞台に立った。

ここだけ読むと何がなんだかわからないだろうが、今日はそんなイベントがあったわけですね。

舞台の魔力は快感ですわ。

こういうこと考えた人は、偉いと思う。
もっと気軽にやりましょうよ。

| | | コメント (1)

Ovation Celebrity CP212

数年前に衝動買いをしてしまったOvation Celebrity CP212
Img_0039
















4/5のボディだがフルスケール。
Made in koreaだがOvationはこのサイズはもう作っておらず、アプルースブランドに変わってしまった。
ひたすらこのサイズを探しあぐねて見つけたのがこれだった。

Img_0043











中古で手に入れたわけだが、前のオーナーはローコードしか弾かなかったらしく、5フレットくらいかなり減っていて溝までがある。
だから音がビビる。フレットを打ちなおさらければならんと思うが金が無い。
打痕ならぬ落下痕まである。サイド~バックは木製ではないので比較的丈夫なせいか割れまでいってない。
ネックの細さはありがたい。ガバッと握れて、運指もしやすい。
だから、めっちゃくちゃ弾きやすい。

Img_0042

















しかしなぁ、OvationはOvationの音しかしないよん。
プリアンプつきのエレアコの流行音は、誰が弾いても「Ovation」

Img_0052











4/5のボディのくせにディープボウルだ。
私のお腹もディープボウルだから実に収まりが良くない。
立って弾くとゴロンゴロンする。
アンプにつなぐと主張を始めるギターだ。
パワーもあるし、適当に良い音も作れる。
とった音をPCで加工し始めるとエフェクトのノリもよいよい。
でも、なんちゅーのかな?このOvationの音っつーのは、輪ゴムが鳴っているように聞こえてしょうがない。
金属弦のキラビヤカな感じを出そうと思うが、何故か工事現場っぽくなってくる。
いろいろオモチャを使わないと面白くなさそうだ。

| | | コメント (1)

Lakewood A-54 1997年 No.9824

生きていて良かった。
よく、こんな名器を貸してくれたものだと感謝しなければなりません。

お目当てがあるらしく、神田のBlue-Gに連れてゆかれました。
5台ほど試奏して、一番印象に残った音がこのギター。
購入したオーナーは、そのまま店先から私に貸してくれたました。

Lakewood A-54 1997年 No.9824
Img_0002














 

どんな素性のものか興味のあるかたは、調べてみてください。
http://www.lakewood.de/

不器用なもんで、三角形のピックで弾くのが大の苦手な私にとってびっくりするような音です。
おそらく指で弾くことを前提に作られているんでしょうね。
Canada、U.S.Aときて今度はGermanyです。
ヨーロッパからアメリカ大陸へ海を渡り、鉄弦となって帰ってくるとこうなるんですね。
この作家は、クラシックギターの工房から出ているのでよけいにそんな感じかします。


Img_0008









その音はかつて無いほどの透明感があり、金属の弦と木が美味しく調和した倍音が流れるように出てきます。
自分の指のタッチがこれほどお粗末だったのか、と落ち込むほど繊細な響き。
神経を手首や指先に集中して弦をはじくと、耳が落ちそうな音色。

Img_0015










いやいや。もう何も言うことはございません。
私の乱文で表現できるシロモノでは無い様なので、、、、

| | | コメント (0)

Martin 00-21 1990年

どうだこれ?

といわれて借りてきた。
つまり「感想を述べよ」ということらしい。
しかしこのギターについては、何も述べようがないなぁ、、

江戸時代からギターを作っているメーカーだから素人の私がどうのこうのというと唾をとばしても、この音を変えることはできない。
鉄弦六琴のお手本のようなメーカーだ。
Martin社のドレッドノウトスタイルは、この星に存在するギターの祖先。
そこがつくった"00"というタイプのギターです。

M00211_2 Martin 00-21 1990年製。


この年は作られている本数が多いがいろいろ考えると希少価値は高そうだ。

なんともまぁ美しいスロッテッドへッド。

加えて12フレットというのは現在はもう製造されていないそうで。

本来Martin社のギターを手にした者であれば、ここでやれ材質は何だとか、どんな歴史を経たものかとか、採寸やら構造やらと薀蓄を並べなければならないのだが、その辺は他でぐぐってほしい。

別にMartin社のギターが嫌いなわけない。

好きなほうです。
しかしMartin Guiterというと誰もが同じことを並べて書き綴るんだね。
結構、天邪鬼なほうなのであえて書かないことにします。


M00212 ってなわけで弾いてみると、鳴るわ鳴るわ。
弾き込まれていました。
アッケラカンと明るい音がします。

だから打痕、擦り傷もあるある。

しっかり17年間働いていましたというツラ構え。

バインディングにはところどころ塗装も浮いている。

きっといつもそばに置いといて、気が向くと手にとって弾いていたっていう感じかな?

フレットの減り方を見てもムチャクチャプレーヤーじゃなかったんだろうね。
腕の立つ方だったのかな?
サドルも変えてあるようにみえる。
これは幸せなギターだ。
もっとも美術品だったら、グっと価値は落ちるだろうけど?

いやいや~
いいねぇ。
でもネックのサイズが合わないや。
質量がありすぎる。
手に収まらないもんね。
それにこの音と暮らすには、人生経験が足りません。
リタイヤした後、退職金で買って、お茶飲みながら縁側で弾きたいな。

| | | コメント (1)

Morgan CC-MH LION

こういうものが我が家にやってきたから、ブログを書かなくなってしまうわけです。

もちろん買ったわけでない。
借り物である。
というわけで調べるMorgan1_1とこのようなギターであるそうだ。

'81年にカナダのバンクーヴァーにてDavid Iannone(Jean Larriveeの弟子)によって設立されたMorgan Guitars。
トップ/シトカスプルース単板、サイド・バック/マホガニー単板、指板・ブリッジ/エボニー。ワンピースネック、パールロゴ、モザイクロゼット、ローズウッドバインディング。
ピックアップ ハイランダーIP2(税込定価36,750円)搭載。
税込定価336,000円






なるもの。
ルシアーによるれっきとした手工品。こんなの作る人ってすごいね。
もちろんこの持ち主は中古で購入したわけです。
しかし、現在の持ち主もその前の持ち主もコレクター。
これもまたすごいわなぁ。

だからずいぶんと年数を経ている割には新品に近い状態。
惚れ惚れするようなたたずまいです。
なので、音がまだ非常に若いし鳴りもよくない。

Morgan3_1







鳴らなければ楽器でないので「鳴らせ」命令により現在弾き込み中。とはあれ名品ゆえにもってる音は良い。
ふくよかで温か味のある音がする。
ボーンと低音を鳴らすと部屋中に響く。
でもこれだったらまだまだ出るはずだよね。

倍音は少ないけどダイナミックな鳴り方する。
細めのネックは手の小さい私にちょうどいいね。(ほしいなこれ)
フィンガリング良し、ピッキング良し、ストローク良しと何でもOKでしょう。

ハイランダーのピエゾが入っているので鳴らしてみよう、、、、お?
パッシブだとおもっていたらアクティブだった。
ネックエンドのボディー裏に電池が入る。
すいぶん入れにくいところにあるんだね、、よいしょ、、っと。
さっそくPCに直結してヘッドホンで聞いてみる。
どう転んでもピエゾの音だ(あたりまえか)
まぁ太めに音はしっかり反映されて出てくるから良いことにしよう。

日なが毎日弾いていると結構弾き方がわかってくる。
かれこれ一ヶ月も弾いていたら本当に返したくなくなってきた。
Morgan2_1

インレイがとっても美しいですね。
ペグも実に滑らかな感じ。
びしっとチューニングが合うのは気持ちいい!

爪弾くと家内はスースーと寝てしまいます。

私も気持ちよくなります。
あ~い~なぁ~これ。
いつまで借りてて良いのでしょう?
1曲できましたので冒頭の曲をさわりだけどうぞ。

http://www.morganguitars.com/

| | | コメント (0)

« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »