盆
忙しくなったなぁ、と思っていたらもう「お盆」
8月に入り、ブログの更新も忘れ、自分は本当は大して忙しくないのに、周りばかりがあわただしい毎日。
少年野球時代から一緒だった友人の実家へ遊び行くという息子。
沖縄だってさ。
まぁ家族同士で付き合いのあるご近所なんで、心配はありませんが。
負けるはずの無い試合で負け、早々に総体から帰ってきたから労をねぎらってあげよう。
野球やってると、盆暮れ正月関係ないほど練習してるし、久しぶりに夏休みを満喫させてやらんと、いいかげんグレル年頃だし、、、、、
聞くとその友人は最近ギターを弾くとのこと。
へぇ!
息子も少なからず興味があるらしい。
へぇ、へぇ!
うちへつれて来い。
中学3年ともなると、もう子ども扱いできないほどでかい。
息子もその友人も170cmを超えている。
リビングにありったけのギターを並べて端から弾かせてみた。
いい音ですね~って、うらやましいほど若いなぁ。
いい経験だと思う。
どんな価値があったか自分のどんな影響を及ぼしたか、後になってわかる時が必ず来ると思う。
しかし息子は親の心配をよそに、、、、まだ帰って来ない。
で、当の私は、娘を連れて実家へ帰省していまして。
新しく墓石を建立して初めての盆なので墓参りもしたいし、親戚も集まるし、だいたい盆に帰るなんてのは久しぶりだし。
いそいそと買い物に出かけたり、用意をしたり。
両親を車に乗せ、隣町まで出かけた帰り、銘木を物色しようと思っていたわけです。
そこは材木町という名前がつくほどの城下町。
何に使うんだ?と親父が聞いてくる。
これこれこういうわけで、昨日見せた竹ギターの、、、、(薀蓄は省略)
と隣からお袋が口をはさむ。
土蔵の中に紫檀があるという。
え?
私が生まれる前に、祖父が「こけし屋」を営む彫刻家からもらったらしいという。
いったい何年前の話だ?
探したところ、土蔵ではなく、小屋にありました。
「かえる」の子の親は「親がえる」なので、早速ブリッジを作ろうと言う話になった。
私の父親というのも、いつも何かしら作っている。
定年してからは、時間が自由になるせいか、いつの間にか道具も揃えていまして、、、
一通りの大工道具から始まって、工作台、電気ガンナ、電気ドリル、電気サンダー、ナンダーカンダー、、、、、、
無いのは電気のこぎり。
おそらくそのうち買うでしょう。
見つけた紫檀の板を見つめてボーっと富士山のイメージを膨らませてましたが、、、、
年寄りは気が短い。
それに何か始めだすと、止まらない。
涼しい土蔵の中で。
作りました。
下書きを書いて、採寸を図るとあれよあれよという間にできてしまいました。
親父は以前、竹細工もやっていたので、いい竹もごろごろ。
ガスバーナーでこんがりあぶった竹をもらいました。これは硬くてサドルにちょうどいい。
炭竹にした孟宗竹まであったけど、これを始めると帰って来れそうにないので、今回はちょいと遠慮。
いずれ何とかしましょう。
で、できました。
親戚を交えた大宴会の中、飲みながら、歌いながら、親父と作った紫檀ブリッジをのせた竹ギターを弾いて。
しかし、いったい何のために帰省したのでしょうかねぇ。
墓参りは、娘と二人で行ったきり。
私の先祖もそんな人が多かったんでしょうね。きっと、、、、
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コメント
命は先祖からの延長線上にある
そしてそれは継続して伝えられていく
・・・・・・はずのもの
その長い線上の一部を自分は生きているのだと思いをはせる
その儀式がお盆だと自分は思ってます
そしてそれは宗教とは関係なくあるもので
自分自身が思いをはせればいいので形はどうでもいいとさえ思ってます
でも子供をお墓参りに連れて行き
そういったことを気が付かせることができればいいのでは
あるいは話して聞かせることができればよりいいと思っています
投稿: クレオバンブー中村 | 2007年8月14日 (火) 午前 08時40分
器用だね~。
実際、驚きました。
そして当たり前だけど器用さは遺伝するんだね。
ご先祖様もみんな作業場に集まっている絵を想像してしまいました。
よい休みをお過ごしください。
当方、夏休みはとっくに取ってしまって、現在仕事中、ちょっとサボってコメントしてしまいました。
では、では
投稿: yoshioki | 2007年8月14日 (火) 午前 10時06分