欲望おもむくまま
いきなり、飲みに行ってしまった。
いきなり、友達を誘って。
昨夜は、典型的な酒飲みオヤジ。
大学時代から通い始めたJazz喫茶。
時代とともにLive Houseと名前が変わった。
引っ越して来て近くなったといえ、ずいぶんご無沙汰だったなぁ。
土曜というに、口開けの客。
相変わらず商売っけがない。
くりぬかれた大理石の上にあつらえた2枚のDenonのターンテーブル。
4本のアーム。
Mark Levinson、Accuphase、Thresholdを通った信号は、WestLake TM-7から音として最高の空間を作り出す。
2WayのJBLを鳴らすときはもちろん真空管だ。
この数行を読んで、驚かれた方は、よほどの通だろう。
この店の音は、まさしく至高のアナログだ。
おそらくこれだけの音を聴きながら、その辺の居酒屋と同じ値段で酒を飲める店は、他にはあるまい。
開店当時、WestLake TM-7は、六本木のSony Studioにしかなかったそうだ。
Jazz Life、SwingJournalといった雑誌では有名すぎるこの店だったが、時代は残酷に風化させていった。
白髪のマスターは、私の親父と同い年。
目をわずらって、愛車のZに乗れなくなったとこぼす。
ぼちぼち腰が曲がってきたママ。
町の灯を絶やさないようさ、店は開けないとね、、、、なんて言われると、寂しいもんだ。
何かしてあげようと思っても何も出来ない、しょうがない。
いきなりの誘いに、快く足を運んできてくれた旧友に感謝しながら飲んだ。
そういえば、うちの娘は「親友」を「心友」と書く。
なんだか感慨深い夜だった。
また行こうっと。
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コメント
私が大学時代過ごした横浜のちぐさを思い出した
そこも親父が作った真空管の音だった
その後私も自分で真空管のアンプを作り出す
ソニーテクロニクスに勤める電気技師と知り合いになり
いろいろ教えてもらい自分で回路をいじるまでになる
当然スピーカーはJBLに自作の箱
ターンテーブルはジュラルミンのブロックを繰り抜き
シェアーのアーム
カートリッジはいろいろ試す最後はMC
今も手元に自作2A3のシングルアンプ2台(使ってはいない)
JBLのスピーカーは無い
ターンテーブルはある
アンプは山水のAU-D707(大ごみで捨ててあった)
まだ充分使える(要するに拾った)
スピーカーは日立ローディーHS-33これも拾った
og3今度行ったらそこえ連れてって
このブログ読んでとんでもない店があると知った
是非行ってみたい
投稿: クレオバンブー中村 | 2007年11月 5日 (月) 午前 09時38分
申し遅れた
ターンテーブルはデノンのダイレクトドライブ
投稿: クレオバンブー中村 | 2007年11月 5日 (月) 午前 09時42分
今回で引っ越して来てから2回目だったね
前回は酔っ払いで登場して忙しなかったけど、今回はじっくりと飲めたよ
「親友」は「真友」にしておこうかなぁ・・・
今度は、「新友」も見つけ出すか!!!
ボトルも残ってるし、またぶらりと行こう。
いつでもOKだよ
(前回のIWハーパー残ってないかなぁ~、ほとんど飲まなかったよ)
masy... (^^v
投稿: masy | 2007年11月 5日 (月) 午後 05時58分