徒然
復調しつつある。
この夏からカウンセリングを受けたことで、世界が変わった。
回復したとか自分自身を取り戻したというより、新たな自分が発見できたようだ。
この年になって「気づく」という経験をしたことに、新鮮さを感じる。
知らず知らずのうちに、自分の人格の中に閉じこもり、臭い物には蓋をし、居心地が良く温い考えの中で時間をおくっていたようだ。
「病を清算せよ」というカウンセラーの言葉の意味が解り、今まで蓋をしてきた「嫌な過去」を模造紙にぶちまけてみた。
「嫌な過去」を思い出すということは、直接精神的に不安定になるので、避けてきた。
不安や苛立ち、怒りを多分に伴う。
望んですることではない。
思い切って書き出してみた。
しかし、書き始めると止まらない。
何かにとりつかれたように休むことなく、一気に書いてしまった。
「嫌な過去」ほど鮮明に憶えている。
膨大な記憶量だった。
模造紙は、そんな見たくもない文字ですっかり埋まった。
そんな大量な「嫌な過去」を思い出したのに何とも無かった。
時間の経過が、毒を薄めたのだろうか。
気が付くと4時間経っていた。
あぁこれだったのか。
病から学べという意味もわかった。
それに、むしろすっきりした。
5年も病んでいると、そこまで至るは極めて辛い道のりだった。
今更ながらこんなことを書いているが、これは10月16日の出来事だ。
公然とブログに書くことか?と悩んだが、また書くことによって新たな世界が望めれば、それに越したことはない。
その模造紙をもって明後日、病院へ行く。
もう悩むまい。
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コメント
新しい自分を見つけたようですね
結局そのくらいの年にならないとわからないこともあるということなんですね
みんな結構自分を発見できないようなのです
それは自分の好きな物を見つけることなんです
それが解ると悩みの種類が変わってきます
私もそれに気づいたのは50を目前にした頃だった
いやな過去を忘れると言うことはそれを乗り越えることなんですね蓋をすることではないということをog3さんから教わりました
ただ乗り越えるための準備に時間かもしくはその正体を見極めることなんですね
ただ漠然と時間をかけても蓋の中ではそのまま残ってる
時間をかけてそれを腐らせ消滅させることが出来ればそれもいい
新しい自分が出来た所で新たな船出をしてください
私の港にも寄航してくださいお待ちしております
投稿: クレオバンブー中村 | 2007年11月18日 (日) 午前 07時18分