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2008年5月

TOKYO ハンドクラフトギターフェス 2008 その2

中村さんと昼飯を食べる。
ここで中村さんの激動の人生を聞いた。
もちろんブログでは書けない。
中村式「命の使い方」は、私の人生を大きく変えたことに間違いない。
だた、退院された奥様のことだけは、気にかかる。

今回は、ずいぶん会場に落ち着いていられたので、収穫は大きかった。

以前から気になっていた、古谷さんに会えた。
昨年、御茶ノ水の某ギターショップで古谷さんの初期の頃のギターを試奏したことがある。
それが忘れられなかったからだ。
ぱっと構えた時、暖かみを感じたのだ。
とってもピュアな感じがして、好みだったからだ。
それまでフルヤギターなるもをはまったく知らなかった。
しかし、その時の印象が強く鮮明に記憶している。
店長から、古谷さんがErvin Somogyiから学んだことや、シュラック塗装を施していることなどをはじめて知った。
ブースに女性の方がいた。
奥さんかな?
こういうところに女性の方がいるのは珍しい。
とりあえず弾かせていただく。
あのときと同じだった。
何だろうか、この感覚は?
うまく表現できない。
3台目を弾いていたら古谷さんが帰ってきた。
若いんだなぁこの人。
話を聞いた。
ずいぶん手の込んだ作り方をしている。
しかし、この方もある意味個性的な方だ。
なんというか、無垢というか素朴というか、それが作品にでているんだろうな。
また弾いてみたい。

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圧巻は中村さんの師匠である山本さんのギターだった。
もちろん「くり抜き」のベースギターが2台。
それと「くり抜き」のナイロン弦とスチール弦が1台ずつ。

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実は、私は弦楽器との出会いはコントラバスなのだ。
小学校の音楽クラブで5~6年生の2年間弾いていた。
このくり抜きベースは、見る者を圧倒する。
昨年も書いたが、山本さんのギターの「たたずまい」は実に芸術的で美しい。
俗っぽい表現だが、いい女が長襦袢を着て横たわっているという感じだ。
見ていて魅力的なものは、弾いてもそれを裏切ることは絶対にない。
しかし、山本さんのギターは、その真価を発揮するのには膨大な時間を要すると思う。
もともと、くり抜かれたギター内部の空間を非常にうまく鳴らす作りになっている。
だからブレージングも非常に少ない。
弾いていて中が非常にきれいに鳴っているのが良くわかる。

見てのとおりその内部は、和太鼓と同じ溝を持つ。

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おまけに和紙張り、漆塗りだ。

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おそらく最高の木工業技術を持っているのだろう。
この合わせなんかすごい。
木目とその角度の美しいこと。

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そうとう弾き込まないと山本さんが考えていた音が出てこないのではないかと思う。
時間と歴史が音を育ててゆくと思っても間違いではなさそうだ。
3分でできるラーメンを食っている現代人には到底理解できないだろう。
これは実に魅力的なギターだ。
昨年なぜこれに気がつかなかったか?
簡単だ、私が今より不健康だったからだ。

最後に大和マークの渡辺さんを紹介して頂いた。
知る人ぞ知る、ギターや弦楽器のパーツを世界中のメーカーに卸しているという会社だ。
面白い話をたくさん聞けた。
牛骨のブリッジを買ったが近所の楽器屋の半値以下だった。

恐るべし名古屋。

今年は絶対に行く。

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TOKYO ハンドクラフトギターフェス 2008 その1

再会だった。

11時の会場とともに入る。

大柄の中村さんはすぐにわかった。
挨拶もそこそこ、会えばすぐにギターの話が始まる。
待っていた、このときをずっと待っていた。

今回中村さんが持ってきたのは、ナイロン弦2台。
ブログで見ていたが、弾いてみるともう別世界だ。

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張りがあって明るい音。
音の粒が手にとるように良くわかる。
ポンポンと弾けるように前に出てくる
ナイロン弦の新しい形かもしれない。
なんと表現してよいか迷うが、ダラダラ弾くと音が出てこないと思う。
ピックで弾いても良いかも知れない。
弦を弾くときに、ある程度のスピードがあればやたら鳴るのだ。
それに倍音が非常に面白い。
きっとそれはこのせいかな?
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

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溝?紋?
ともかく、この手の込んだ造作には頭が下がる。
ブログでも紹介されていたが、手仕事の極致だ。
いかに電動ノミとはいえ、側板の内側全てに施されている。
ここにギター内部の定在波がぶつかって共鳴すればいやおう無しに倍音が生じてくる。
実に面白いし興味深い。
これはきっと始まりだと思いました。
まだまだこれから先の物語がありそうです。
中は柿渋が塗ってありました。
画像では判り難いのですが、全体的に赤っぽい色です
それがまた音を左右しているのでしょうね。

で、次はこれ。
P1000012




















なんだ見た目は同じジャン、、と思うが弾いてみると全く違う。
柔らかで伸びのあるとてもよく響く音。
これが中村さんマジック。
ドイツでは、ワイスガーバーの音と同じだと評価されたという。
私はワイスガーバーの音は知らないが、それ以前に純正統派のクラッシックギターの音を感じました。
中村さんいわく、少し低音がブーミーだと言っていたが、それは耳の差なのかもしれなません。
私は、その音が非常に豊かでふくよかに感じました。
それでいてクローズドコードが濁らない。
9thや11th、13thといったコードに加え、部分的に♯や♭を混ぜて弾いても実に気持ちが良く響いてくる。
ついついボサノバを弾いてしまった。
いやーこれはすごい。
クラッシックギターから出てきた私にとっては、こんなに気持ちのよい音は無い。
弾けば弾くほど癒されるのだ。
しかし、これが「竹」でできているというは、もっとビックリする。
なんというか、既成概念をこえた創造を掻き立てる音ですね。
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中にはおしゃれなタグが。
中村さんらしくないような気がしますが、これはやはり無いといけません。
世界のナカムラになってほしいです。
でも、紙は和紙でお習字のように行書体で書かれていたらGODDだと思ったのは、私だけでしょうか?


I take a break a little.

To be continued

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ライブやります

いきなりですが、ライブやります。

昨年shishibaでお世話になったコタツさんのお誘いを受けました。
気軽にOKしたわけですが、しっかり載っていました。
さて、本気にならねば。

                5/25(sun) 「生きてる気がしねえvo.1」

                <会場>上野アメ横Doobie’s

                18:30 open 19:00 start  charge ¥500

               
『生きてる気がしねえ! アメ横編』
<dead beats>
チョッパー大魔神zackを中心としたバンド。soul,rockのcover。
<織茂サブ + ナミキ>
魂の尺八吹きと職人ハーピストとの邂逅。
<OG3>
竹ギターを操るフィンガーピッカー。
<炬燵explosion>
ノハラコタツ(g,vo)サクちゃん(b)のユニット。 

上野アメ横Doobie’s
http://www.h7.dion.ne.jp/~doobies/index.html

ライブスケジュールはここでご覧ください↓↓
http://www.h7.dion.ne.jp/~doobies/page007.html

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普通に

身から出た錆か、身から出た病か、どちらにせよ今月中には長かった闘病生活ともおさらばできそうだ。

とっくに良くなっているのだが、再発を心配してカウンセリングが続いていたわけだ。

というわけで最近にわかに忙しい。
それが普通だと言われればその通りなのだが、それで良いかどうかというのは疑問だ。
最前線のサラリーマンに戻れば、それなりに生活は豊かになる。
そうしなければ暮らしが成り立たなくなっているのは事実だ。
しかし、NPOをもとより地元での社会活動に力を注いだり、音楽道楽に費やす時間がどんどん減ってゆく。

両立は難しいわなぁ。
もうそれほどタフじゃないし

やっぱり優先すべきは、家庭だろう。

傾いたままの大黒柱じゃどーしょもないからね。

というわけで、あさってから久しぶりの出張にGO!

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御茶ノ水界隈

何度足を運んだことだろう。

先日14本目に1996年製メイプルのLowdenギターを買った上司と出かけた。
飲み屋でもないのに「行きつけの店」で試奏する。

いったい今まで何十本のギターを弾いただろう?
脳はおぼえていないのだが、弾き始めると「手」がおぼえているらしく、細胞が活性する。

最近物忘れが激しいので、やはりブログに書いておこう。
そのためのブログだ。

今日試奏したギター。

Froggy Bottom Model H DELUXE KOA (1994)
Froggy Bottom Model K DELUXE マホガニー (2000)
Gilet medium jumbo (2002)
Jeff Robertson SJ KOA (2004)
Sergei de Jonge OM ジリコーテ (2003)

この方は、自分でも多少は弾くのだが他人が弾いている音の良し悪しを参考にする。
楽器を選ぶためには、ある意味正しい。
しかし弾いている人間がいつも「私」だということに疑問を感じる。
あまりにお粗末な「基準」ではなかろうか?
私にも好き嫌いというものがあるので、手に持った楽器で音の出し方も変わるはずだがなぁ?

と、つべこべ言っていても出てくるものは拒まず(というかむしろ望んで)いつものごとく、次々と弾いてゆく。

上司の好みは、Sergei de Jonge OM ジリコーテ (2003)
これは、本人に聞かずとも判った。
しっとりとして、深みのある音。
決して音量は大きくない。
好みによっては「鳴らない」と判断されるかもしれない。
しっかりと出るがブーミーでない低音、繊細でギラつかない高音。
クラッシックギターです、といっても過言ではない音の出方だ。
非常に可憐な感じがする。
金があったら買うと言ってるが、先月Lowden買ったばかりだからなぁ。
でも次のギターを買いに、、、、と店長に言ってたし。
興味津々だ。

第二候補。
これは私が気に入った。Jeff Robertson SJ KOA (2004)
比べた2本のFroggy Bottomは、どう鳴らしてもFroggy Bottomの音がする。
MartinやGibsonといっしょだ。
それ以上でもそれ以下でもない及第点がつく。
Giletにいたっては論外だった。
それにひきかえなんだ?なんだ?というのがこれ。
ギターの常識を覆すがごとく、ブレージングが頑丈で、その数も多い。
加えてトップが厚い。
常識的に考えれば鳴らない。
でもけっこう鳴る。
不思議だった。
鳴らし方にコツがいる。
タッチに切れがないと絶対に鳴らない。
指の第二間接から先の集中力が問題だ。
我が家にある「竹ギター」にそっくりだったので、結構つかめた。
慣れるととんでもない表現力がある楽器だからだ。
こいつも同じにおいがした。
聞いていた上司は、うなっていたが、わかったのだろうか?
買わせることは簡単なのだがなぁ。。。。
このJeff Robertson氏は現在はギターを製作していないとこと。
この方の兄が亡くなり、その兄の子供を引き取って暮らしているため、ギターつくりでは生計が立たず、他の仕事をしているという。
何か間違っているような気がする。
このギターもずいぶんと値引きされていた。
いいのか?

だいたいギターなるものは、日本の文化では無いから、簡単に浸透してしまったのだろう。
日本人は海外の文化が好きだからねぇ。
うらはらに自国の文化を軽視している。

買ってすぐにいい音が出て、弾きやすくて、希少価値が高くて、財産価値があって、みんなに自慢できて、、、、、

なんてね。

まぁ、貧乏人のねたみですけど。

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ぶらりぶらり

GW初日の昨日、東京見物に行ってきました。
部活疲れを理由に息子&娘は、留守番。
いぁ~もう親と一緒に歩く年頃じゃない、とおもいます。

小雨の中、とりあえず京成線 に乗って町屋まで行きました。

P1000001_2 都市再開発済みですね。
どうやらここには下町風情はありません。







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わはは~

「家へ帰ったが、何もないぞ!」

中ジョッキ290円って安い。












P1000006_2
なんとなく「昭和」を感じます。












とりあえず町屋から都電に乗りましょう。

P1000014_2
















ついたところは三ノ輪橋。
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終点?始発駅?

どちらでしょうね?










この駅はバラが有名だそうです。P1000054


まだ咲いていませんね。

蕾についた雨滴がきれいです。











駅を出れば、ジョイフル三ノ輪商店街。

P1000034_2
始めて来たのに、なぜか懐かしさを感じますね。

やたら幅が狭いです。

このアーケードは隣の駅まで続いてます。








路地があったり。
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P1000021_2


















土蔵の扉が顔に見えたり。
P1000018
















こんな看板や
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??本当ですか?この張り紙?
P1000026

















気分は、なぎらけんいちさんのように

「砂場」でそばを食べました。
P1000027 老舗です。
時間が作ったたたずまいは、とても贅沢な雰囲気。

天ぷらめちゃくちゃ美味いです。

色白でコシの強いそばは、東京を感じます。
私の田舎は、そば殻ごとそば粉にするので黒いんですね。

久しぶりですね、家内と二人でこんな昼食。





また都電にのって、鬼子母神へ向かいました。

P1000056


















雑司が谷を抜けて鬼子母神へ。

こんな大木があるとちっとも東京を感じません。
この静寂は都会の贅沢です。
P1000060















へ~!
P1000065











すごいけや木です。
P1000076





















歩きつかれたので、駅前のおしゃれな喫茶店で一休み。
P1000078

いちごのティラミス















P1000077
初めて飲んだダッチコーヒー。

水出しだと味もコクも香りもまったく違いますね。

幸せな一杯でした。














さてもう帰りましょう。

一緒に都電に乗った気分で。

飛鳥山~王子間は、これぞ路面電車という区間。






京成町屋のホームからパチリ。
いい雰囲気に撮れました。
P1000091




























いやぁ、楽しい一日でした。

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