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矢指ヶ浦

今年も子キャンに行くことになったので、早速海へ行ってきた。
ここ何年も海水浴には行っていない。

部活息子を置いて、3人でルンルン出かけた。

国道296~国道126と経由。
ドライブがてら、途中でのんびり食料調達しながら1時間半程で着いてしまう。

矢指ヶ浦海水浴場

「矢指ヶ浦」は「やさしがうら」と読む。

まだ10時前だからガラガラ。
無料駐車場もガラガラ。
砂浜もガラガラ。

天気予報は、ハズレていい天気だ。
南房総のあたりは曇が多いらしい。

そ、それにしても風が強い。
突風吹きすさぶ。
砂が飛んできて痛い痛い。

まるで修行のようだ、、、と家内。
しかし自然もまた楽しい。
潮風も浴びれば癒される。

ここは旭市の市営らしい。
沖にテトラポットが沈めてあるので九十九里の荒波の飲まれる心配も無いので安心だ。
また駐車場もシャワーも無料というのがありがたい。

また来ようっと。

20090726a

早々と3時頃に引き上げることに。

温泉に入って帰ろうよ。
と家内。

は?
んなもんあったか?

20090726b

車をとめてあった駐車場の手前に、これより小さい看板があった。
絶対に見逃す大きさだが、家内の目に留まったらしい。

その看板通り、路地をすすむと、ここについた。

しかしその先も路地。

これか?

20090726c


そうだ。

20090726d


入浴料630円。
普通の民家っぽい、実にアットホームな雰囲気だ。
女将と猫が出迎えてくれた。

og3も生まれも育ちも温泉場だけど、こういった感じの温泉は全く知らない。
小さめの旅館といった風情。
浴室も5人も入ればいっぱいという感じ。
素通しの大きな窓が正面と左に2面あるというのが珍しい。
一応ブルーのシートが張られているけど、中から外が丸見えだ。
湯船に浸かると、夏色いっぱいの空に浮かぶ雲が大きく見える。
これは気持ちいい。
心底癒される。
入ってるのも私一人だけ、という贅沢。

郷里の温泉は、無味無臭の単純泉だ。
ここのは、黄色っぽくてとても重たい湯だ。
濾過してないと見えて、いろいろ浮遊している。
備え付けのボディーソープの泡切れが悪いところを見ると、こりゃ弱アルカリ泉だな?
お肌ツルツル系だろ。
一見きたなそうに見えるタイルは、きっと塩化カルシウムだぞ。
海沿いだからミネラルたっぷりなんだろうな。

og3は、理学部化学科出身である。

20090726e




















どうだ!
Bingo!!!!!
だろ?

女将に話を聞くと、その昔この温泉は地面から沸いていたのだという。
女将の父が不思議に思い、国立衛生研究所に持ち込んだところ温泉として認定されたという歴史があるのだ、、とさ、、
昭和27年の話だって、すごいね。

それから泉源まで鉄管を600mいれて現在の温泉にしたらしい。

現在でも県から調査に来るんだとさ。
調査番号は00001番だって。
入り口の看板はうそじゃない。
正真正銘、千葉県第一号に認定された温泉なのだ。


右上に「加温しています」と張られている。
現在の「温泉」は一定の温度を満たさなければならない。
この矢指ヶ浦温泉は表記の通り21.7度。
今でいう「冷泉」だ。
しかし一度お墨付きをもらうと、覆せないのだ。
昭和28年当時の基準で国立衛生研究所が「これは温泉だ」といえば、千葉県がいくらケンカを売っても門前払いをくらうはずだ。

もう一度書こうっと。
これは、千葉県第一号に認定された温泉です。
間違いありません。

20090726f


いい雰囲気ですね。
玄関先の路地に咲いた紫陽花が綺麗でした。

近くまで行かれた方は、立ち寄ってみてはいかがですかね。

時間がとまります。












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コメント

旭のかんぽの宿のちょい先ですね>矢指

海かぁ、いいなぁ。

我が家はもっぱら蓮沼でウォーターガーデンってのが定番でしたね。20年くらい昔の話ですが。

Og3は化学科出身なのですか、文系ではないだろうなぁとは思っておりましたのでさほど意外には思えないですがそうですか。

風呂の日に温まる話をありがとうございました。
今年の子キャンもよろしくお願いします。

投稿: すいか | 2009年7月26日 (日) 午後 07時50分

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