小川町界隈4
タイトルを統一することにした。
子キャンの余韻も消えぬまま、いそいそと出かけた。
七夕に買ったHongoh Guitar SIZE 13e (2005)を引き取りに。
呑気なもんだ、金を払ったまま一ヶ月も放って置いたわけだ。
その前に気になる一本が別な店に出てきたのですっ飛んでゆく。
備忘録。
昨日弾いたギター。
Uchida Guitar U Type Brazilian Rosewood (1994)
\680,000 (税込\714,000)→\598,000 (税込\627,900)
Uchida Guitar style M ローズ (1995)
\588,000.(税込\617,400.)
Martin OO-21 GOLDEN ERA (1998)
\340,000.(税込\357,000.)
Fabrizio Alberico OM ココボロ (2003)
決算セール対象商品 \550,000 → \398,000.(税込\417,900.)
Mike Baranik SJ cutaway (2000)
\380,000.(税込\399,000.)
Mike Baranik CX ハカランダ (2008)
決算セール対象商品 \980,000 → \898,000.(税込\942,900.)
蒸し暑い晩だった。
こんな日が続くと高級ギターを所有している方は、気を使うんだろうな。
で店は違えど、2本のUchida Guitarを比べてみる。
Uchida Guitar U Type Brazilian Rosewood (1994)
\680,000 (税込\714,000)→\598,000 (税込\627,900)
Brazilian Rosewoodでこの値段というのは破格だ。
しかも内田さんの作品ということで、希少価値は高い。
おなじみの達磨さんのような「U」タイプ。
以前も書いたが、今まで弾いたどれとも違う。
抱いて弾いている視線の先は、まさしくローデンの眺めだが、その周りの空気をゆらせている音は全く違う。
何とも独特の響きだ。
水墨画を見ているような気分になる。
惜しいかな5~6弦のハイフレットの音が詰まる。
弦がヘタっているせいもあるのか?
1994年のわりには綺麗だ。
あまり弾いていないように思える。
これから鍛えれば化けるギターだ。
Uchida Guitar style M ローズ (1995)
\588,000.(税込\617,400.)
は、以前弾いているが今回はビビっていた1弦の1~2フレットをその場で店長が修理してくれた。
最近やたら待遇がいいな、、、、
やっぱり状態が整うと格段に違う。
50本目、style M、バインディングにヘリンボーン、ハイグロス仕上げ、スロッテッドヘッド、指板に鳥のインレイとUchida Guitarではこの上なく珍しい仕上げだ。
加えて音も個性的そのもの。
音量は少ないものの、その音は濁りが無く透明で、そこはかとなく残る余韻がたまらなく良い。
この2本に共通しているのは、Uchida Guitar独特のバランスがあるということだ。
欧でも米でも無い「和」のバランスがある。
日本人はすでに麻痺してしまい、その良さを忘れ去っている。
だから海外では評価が高いんだ。
ローデンを支えてきた理由はここにあるんだろうな。
Martin OO-21 GOLDEN ERA (1998)
\340,000.(税込\357,000.)
何を考えてるか良くわからなかったが、どうやらGOLDEN ERAに目がくらんだらしい。
オーナーはすでにMartin OO-21を所有している。
それとチェンジしたいというもくろみだ。
弾き比べてみたら、今もってる方が全然音が良い。
Martinの命ともいえる「あのシャリ感」が無い。
よく見るとこれもやたら綺麗だ。
弾かずに飾っておいて、邪魔になったから売ったか?
これパス。
Fabrizio Alberico OM ココボロ (2003)
決算セール対象商品 \550,000 → \398,000.(税込\417,900.)
値段が下がったので触手が伸びたとさ。
ここまで安くなれば買いたくもなる。
これを弾くのは3度目。 →1回目 →2回目
もう一度書くが、これは大人の音だ。
この魅力は、その辺の小僧にはわかるまい。
わかる人だったら、誰が聞いても及第点がつく。
いつも5科目全て80点以上取れる国公立合格100%の受験生といったところだ。
どちらかといえば暗めの音だけどこれはオーナーの好みにぴったり合う。
作りも丁寧で抱き心地もいい。
買いか?
次も弾き比べ。
Mike Baranik SJ cutaway (2000)
\380,000.(税込\399,000.)
これも以前弾いた。
良い。非常に良い。
でも上には上があるもんだ。
Mike Baranik CX ハカランダ (2008)
決算セール対象商品 \980,000 → \898,000.(税込\942,900.)
調弦している音を聞いただけで歓喜してしまった。
レスポンスのよさ、音の太さ、伸び、パワー、バランス、残響全て良い。
あらゆる面に質の高さを感じる。
気品のある音だ。
拝んでしまいたくなる。
og3には似合わねーな、、、、、
店を出て、帰りに銀行で残高を調べてるぞ、、、、おいおい。
回転寿司で作戦会議。
つづく、、、、、
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コメント
内田氏について中川イサト氏は
なんだかんだ言っても内田は俺たちが使えるギターを造れない
と言ってる意味がこの評で解った
造れないのではなくてイサト師が使えないのではなく弾き方が解らない(どういう音楽をやったらいいか)ということだった
内田氏がローデンで果たした役割は製造技術
製造管理だった
10年
そのキャリアはその後自分のオリジナリティを出すことに生きた
というよりそういうことに気が付いた
しかし日本では抜群の製作技術だけが先行し
その音を生かす弾き手がいない
さだまさしをはじめ南こうせつもろもろの人が内田ギターを持っているが誰一人として使っていない
弾けない人がその顧客の殆どだ
高級物はすべてにその傾向があるが
それは今の日本のギター音楽がアメリカ音楽のコピーしかない所に原因がある
日本のギター音楽が定着すれば変わってくると思うのだが
私はそれにチャレンジしていると言うより生涯をささげている
あの音源もそうした提案なのだが
殆ど日本人には興味をもたれない
わずかの人がその和のテイストを褒めてくれるだけ
投稿: クレオバンブー中村 | 2009年8月 8日 (土) 午前 05時46分