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2009年12月

小川町界隈6

大晦日なのになにやってんだ、、、が、備忘録である。
一昨昨日の29日、仕事納めで三本目の缶ビールを飲んだ時に電話が鳴った。
20分後に迎えに現れたオーナーの車に乗り小川町へ。

今回はバラニックの引き取りついでの試奏。

John s Kinnard OM プロトモデル \262,500.(税込)

R.Taylor Style-1 ウォルナット \472,500.(税込) 

Dupont MD-50 (2004)

ほろ酔いだから、ウォーミングアップ無しで、すぐ弾けてしまう(何故だ?)

John s Kinnard OM プロトモデル \262,500.(税込)
オールジャーマンスプルースボディ、メイプルネック、ローズウッド指板&ブリッジ、メイプルバインディングって?
おい、オールジャーマンスプルースって初めてだ。
でっかいバニラアイスバーのようだぞ。
ネットで見た写真よりも上品な感じだ。
へ~なんとも可憐なたたずまい。
で、手に取ると軽い軽い。
そんじょそこらの軽さじゃない。
透けて見えますよって言われて陽にかざしてサウンドホールから覗くと、お天道様の光が赤く透けて見える。
お~こいつには血が通っているのか?
鳴りも面白くて良いわ。
やたら反応が良いし音が抜けてくる。
オーナー好みの荘厳な音じゃないと思うが、けっこう喜んでる。
素朴で屈託の無い音だ。
高いほうがちょっと詰まる感じだけど、弾いてりゃどんどん良くなるね。
John s Kinnardを弾くのは三本目だけど、私はどれも好きな部類だ。

R.Taylor Style-1 ウォルナット \472,500.(税込)
今度は、ウォルナットだ。
今年のTokyoハンドクラフトギターフェス2009で見てから気になってた材ね。
でもTaylorの熟練職人の手にかかると先ず「私はTaylorです」って言ってくる。
ウォルナットのせいか若干柔らかくふくよかな感じだが、音は優等生そのもの。
マホやローズに飽きたギター好きなら飛びつくだろな。
ネックの厚みも幅も弦高も絶妙だ。
燃費の良い高級車といった感じだね。
こいつが艶々の絹なら前のプロトは肌触りの良い綿だ。
どっちを選ぶ?

Dupont MD-50 (2004)
来日したてのニューフェイスだそうだ。
ネットにも載っとらん。
いきなり店にあったんでビックリ。
これは、私に合わないのは百も承知なのだが、弾いてみたかったギター。
ちょっとわがままを言って弾かせてもらう、
やっぱり、、、、、
いくらパワーがあって切れが良くても指じゃ無理だ。
わかっていたんです。すみません。ごめんなさい。
それなりに弾くとパーカッシブで歯切れの良い音がします。
その瞬間は、とても気持ちが良いのですがその音を維持し続ける技術がありません。
というかもって生まれた人間の細胞の違いを感じます。
私は日本人です。
ジャンゴに憧れた時代もありましたが、やはり人種の壁は越えられません。
これは、弾く人を限定します。
しかし、これを弾ける人は、他のギターが弾けないような気がします。
うまくまとめることができませんが、このギターは勉強になりました。
感謝。

こんなこと書いてるうちに紅白歌合戦が始まってるじゃないか。
大晦日だぞ、おい。
でも、今年はこんな年でとっても良かったなぁ。

来年も良い年でありますように、、、、
じゃないぞ!
良い年にするんだ!
「する」と思ったらできそうな気がする。
うむ、、、、
強く思って!
そうしよう。

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ありがとうございました

やれやれ、終わった終わった。
一日中立ってるといささか疲れる。

しかし、それ以上にたくさんのエネルギーをもらったような気がする。
一応、書籍販売だが、それぞれのサークル独特の表現や個々のスタイルがあるので面白い。

長蛇の列を前に何千部を売るようなサークルはわずかだ。
ほとんどは、個人販売に等しい。
だから同人というんだね。
損益分岐点を考えてやってたらできないことだよ。
そこに莫大なエネルギーが注ぎ込まれている。
「商売」から離れないと解らない哲学がそあるんだね。
ここは、出版社、編集者、問屋、本屋がタブーとすることができる場所だろうと思う。
良し悪しは別にして、もともと人間は様々なタブーを持っているくせにそれを抑圧されて生きている。
その抑圧に負けると過去の私にようになる。
それをここで表現できる人は、きっと幸せだ。
だから損得抜きのライフワークとしてできるんじゃないかな。


今の世の中は、金にならない常識は、非常識になることが多い。
商売は、広く浅く多くの人が感じることができないといけないよね。
でも人間は、商売という同じ規格で計れない。
全然違う規格があってもおかしくない。
むしろあるべきだ。
人の数だけ、表現があるからね。


良く考えれは、竹ギターもそうだわな。
非常識極まりない楽器だ。
作っている中村さんだって莫大なエネルギーを込めてギターの常識をぶっ壊しながら竹ギターを作っている。
これもまた商売になっていないし。
それを好んで弾いている私も例外ではないな。


コスプレ広場を歩いていた。
色とりどりのコスチュームに身を包んだ若者には、目を魅かれる。
ほ~、いいなぁ、、若いって。
私とすれ違いに入ってきたのは、私よりも年配の女装したおじさん。
普通に見ればキモチワルイの極地だし、常識的に見ればただの変態かもしれない。
が、彼はそれをすることで満足しているのだ。
ここが非常に大事なことだ。
他人の目がどうであれ、自分自身が満足することの大切さは、この人にしかわからない心のエネルギーを充填できるのだよ。

私が竹ギターを弾いてこられたのも、私にしかわからない心のエネルギーをもらえたからなんだ。


今度は、それを出さねばならんな。
多くの人に、より多くの、もっと多くの人に聴いてもらえるようにね。

家内のブログを見て本を買いに来てくれた方がいた。
10年のブランク、宣伝も何も無い。
ありがたいことだ。

なんだか今日は楽しそうだったなぁ。
久しぶりに女房の活き活きした顔を見たね。


次は夏コミだ。
よっしゃ!

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お昼

お昼
娘と店番。

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野菜王子

野菜王子
準備ができたようです。

ぼちぼちケータイがつながりにくくなりました。

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懐かしの

懐かしの
お台場に住んでいた頃は、ここで子どもを遊ばせていました。

今日は、カラウマのすももの番です。

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おはようございます

おはようございます
冬コミです。

これから搬入ですね。
ビックサイトぶち抜きは、デカイです。

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コミックマーケット77

12月30日
西地区 ち 17a
サークル名「カラウマ」

だそうです。

その昔(もちろん結婚前ですね)家内が出ていた頃のコミケは、晴海ふ頭の見本市でした。
私も若かりし頃、現場が近かったので仕事中に作業服のまま歩いて行ってました。

ビックサイトに移ったときには、ちょうどお台場に住んでまして。
散歩がてらに自転車でチャリチャリと見物していました。

そのころは、私の給料よりも家内の原稿料のほうがよかったんです。

子どもが生まれて、主婦に母親に専念。
本当は、もっともっと描きたかったでしょうね。

あれから何年経ったでしょうか?

一応、復帰?復活?再起?のようです。

家内はブログも持っていますが、活動している世界が違うのでとりあえずリンクは控えます。
気になる方は、各自捜索して見てください。
カタログ747ページ、上から2段目の左から3番目です。


久しぶりに家内の本を見たような気がします。
某編集者に古い言われたらしい作風?ですが、漫画日本を築いた昭和という時代を駆け抜けた魅力を感じます。
やっぱさすがに上手いわ、、、、、

私は、最後の3ページが泣けました。
そりゃ20年も一緒にいりゃあね。

会場に本を運ぶこと以外、何もしてあげられないので、ブログで応援を、、、

フレ~フレ~すもも!

「野菜王子」を買って下さい。

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劇・トレモスのパン屋がおわって

2日間とも満席で幕を閉じた。

初日は、スタッフとして入れず、楽屋裏やロビーをうろうろしていた。
二日目は、記念と思って持っていたチケットで席を取った。
いる場所に困ったスタッフは、壁に張り付いていた。

終演を迎えたホールは、大盛況だった。

この舞台にたずさわって、得たもの大きい。
このブログで書きたいことは、山ほどある。

この舞台をご覧になった方々の感じ方は、一人一人全員違うはず。
もともとそういった本なのだ。
半田晶子さんが描いた人間の「誠実さ」や「光と影」。
込められたものは、恐ろしいまでに深い。
そこに自らの人生をなぞらえ、脚本化している。

打ち上げの席で私が感じたまでを話したらきっちりあたっていた。

曲作りの中で何をイメージし、どんな音にしたか。
そこまでたどり着くのに、捨てたメロディーは、数え切れない。

演奏してくれた方が素晴らしかったので、評価は大きかった。

しかし、その曲が私の全てでは無いことも知った。


なので私が感じた「何を言わんとするか」は、あえて書くことを控えたい。

書いてしまえばつらくなりそうだし、これからも続くであろう「トレモスのパン屋」がつまらなくなりそうな気がするからだ。

終わってはいけないのだ。

あ~まだまだ人生修行が足りないなぁ、、、、、、、、








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ニコ生☆生うた 特別編(という名の敗者復活戦)

お騒がせしています。

既に娘の「まめ」があげていたので、タイトルをもらいました。

とまぁビックリ仰天の結末。
次はセミファイナルだとさ。

しかし、何か変だと思わんか?

13日の二次オーディションで、でにろう君と影山一郎氏がセミファイナルへ決まった。
20日の二次オーディションには、同席のやまだん氏、転少女嬢、八百屋の斉藤さんが出場する。

どう?
ん?でしょ?

本日18日の敗者復活戦を通過して20日の二次オーディションに出られるというのならわかるけど、いきなりセミファイナルに行っちゃうってのは、ウマすぎる。
しかも、川村さんと田代まさし氏は、審査員じゃなくて、ただのコメンテイターだし。
都倉俊一老子は、いない。
合否は、見てる人の投票だけで決まる。

この敗者復活戦を通過した瞬間、やまだん氏、転少女嬢、斉藤さんよりも一歩先を行くことになる。

これがドワンゴマジック?なの?
近道があったのね。

ニコニコ動画は、リニューアルして広く世間に門戸を開けた。
ウナギノボリのプレミアム会員数が物語る。
ニコ厨の濃い世界は、トップページのタブへ隔離されてしまった。
先日のコラムでひろゆき氏が嘆いていたことだ。

だから普通に考えれば、うちの娘がニコ動でホイホイされるわけが無い。
やったらめったら濃い世界に風穴が開き、一般人という新風が吹き込んだ。
濃かった世界に隙間ができた。
この隙間はやがて大きくなって割れ目となり、居心地の良い場所になったのだろう。

作戦会議をしながら帰宅した。

次は1月だそうだ。

その時まで、封印。


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現場2

も~カツカレーは食わねー、、、、と心に決めて昼めしに行く。

スペシャルランチ・ビーフシチューセット(バターライス、サラダ付き)500円

お~!これだ!
食券を買う。

昨日のカツカレーを思い出し、ちょっとよぎった。
ひょっとすると?

、、、、、、、、、、、、、、?!

当たった!

お膳の上には、ドンブリの深さと同じ高さに盛られたバターライスが!!!

列の前には女の人も何人かいるぞ。
あれ、食うのか?

「はい、そこまで!」
「そのくらいで!」
と、怒鳴っている。

わかった!
これがここのルールか。

止めないとあそこまで盛るわけだ。

よし!

しかし、、、人の顔を見るなり、ガンガン盛り始めた。

「あ~そんなもんで、、、、、」
「い~の?こんで?」
「どーも、、」
見てくれで判断されたようだ。
確かに私の顔は現場だが、、、、、

20年若けりゃ絶対止めずに食らいつくが、もうそんな消化能力は無いもんね。

う~今日もおなかいっぱい。

昼過ぎは、眠気との戦いになりそうだ。


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現場

久しぶりに現場で飯を食った。

登れるほど盛ってあるご飯。
なみなみと注がれたカレー。
サンダル大のカツ。

450円という値段にだまされて、現場カツカレーの量を忘れていた。

やっとこさ平らげた。

さてと働くか………

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すみません

たくさんのコメントをありがとうございます。

おかげさまで「トレモスパン屋」は、2日間とも満席でした。
かさねて御礼申し上げます。

いろいろと書きたいことがた~~くさんあるのですが師走の忙しさに負けています。

自宅でパソコンを開く時間がございません、、、、、、、(ρ_;)

5時前に家を出て、朝も早よから仕事です。

落ち着くまで、もう少々お待ちください。

とりあえず、うちの「まめ」ニコニコの「13時間ぶっ通し生放送」に出ますので、興味のございます方はご覧下さい。

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Kevin Ryan Pierre Bensusan Signature Model(2004)~その2

昨日は、2時間近く弾いてしまった。
時間を忘れた。

中村さんからのコメントにあった通り、これはマホガニーだ。
店長から聞いた話によれば、当時Kevin Ryanは、Pier Bensusanに3本作ったという。
Brazilian、Rosewood、Mahogany
しかしKevin RyanのHPには

Kevin Ryan Mission Grand Concert
Bensusan Signature Brazilian
Bensusan Signature Mahogany

としか書かれていない。
どういうことだ?
Rosewoodは、どこ行っちゃったの?

でもって本人は、やっぱりBrazilianを所有している。

Pier BensusanのHPを見ると2002年に始まって18ヶ月かかったとある。
このギターには "2004年" "PB#-003" と記されている。
やはり、そのうちの1本と考えたほうがよさそうだ。

あれから現在、Kevin RyanがPier Bensusan Signature Seriesとして作っているのは、全てBrazilianだ。
Base Priceは、$18,000~$22,000
そこにOptionを付けて輸送費、諸経費を入れると300万円超えないか?
貧乏人にとっては、震えるような金額だゾ。

ネットをググッても出てくる中古は確かに全てBrazilian(=ハカランダ)だ。
しかも年代は、新しい。

Bensusan Signature Mahoganyの存在は、現在この1本しか確認していない。

いいのか?こんな稀少なギターがうちにあって?
と、悩んでもしょうが無いのでひたすら弾く。

20091208a

抱くとデカイ。
ギターとしての抱き心地にすら存在感があるのかね。
そんな容積だが、マホガニーなので結構楽しい音がする。
このオーナーは、深~くダークな音がお好みだが、どちらかといえばこの音は、私好みだ。

20091208b

そばで聴いていた家内。

「そんな曲だったっけ?」
って、弾いてても違う曲になってしまうので困るのよ。
「お父さん上手になったのね~」
違う!そんないきなり上手くなるわきゃない。
やたら弾きやすいんだよ、これわ!!!
最初っからこんな自在に操れるギターってのは、初めてなのさ。
10本の指先全部に音がくっついてくる感じ。
ストレスなく次のプレイに移ることができる安心感があるのね。
それにほとんど癖のない音なんですよ。
例えば、あのLowdenにもLowdenの癖があって、その癖が自分にピッタシ合う瞬間の快感に浸れる時間が他のギターよりも多いから、好きになれる。
でも、その癖にあわせるためのエネルギーを消費するストレスがあるわけです。
癖が無ければ無いほど、いいとこ取りだから、麻薬的快感に浸れます。
って、書いても解りますか?
文章表現は難しいぞ、私が書いても説得力が無いな。
もう少し勉強することにしよう。

20091208c

考えるに、、、
これがハカランダだったらどうなるのかね?
そうでなくても、偉そうな音がする。
かえってこっちのほうが好きかもしれない。

ずいぶんハカランダのギターを弾いたけど、ハカランダって弾き方によっては、冷たい感じの音がするし。
何というかな?狡猾?独裁?冷徹?
何故か宇宙戦艦ヤマトのデスラーを思い出すのは私だけだろうか?
とにかく、そんなイメージだ。
物によっては、可憐、清楚、瀟洒、なんていう言葉が浮かぶギターも少なくない。

早い話が作家の腕一つなんだろうね。

材と財、経験と技術と感性か。

あと、哲学か?

つづくーーーーー

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Kevin Ryan Pierre Bensusan Signature Model(2004)~その1

おまちどうさまでした。

とうとう我が家にやってきました。
もとい、借りてきました。
おそらく今日は、文字を書いても誰も読まないと思うので、画像だけご覧ください。

Kevin Ryan Pierre Bensusan Signature Model(2004)
ウエスタンレッドシダートップ
マホガニーサイドバック
ココボロウッドバインディング&アームレスト
ココボロロゼット&ヘッドベニアー
Gotoh#510ゴールドチューナー(エボニーノブ)
エボニー指板
ハカランダブリッジ

20091207a

立てば芍薬といったところでしょうか?
調和の取れたカタチです。

20091207b

「R」のロゴは黒。
にくたらしいほど目立たない作りです。

20091207c

若干、厚みのあるボディ。
見た感じ、これといって特徴がありません。
艶があるように光っていますがハイグロスではありません。
微妙なマット仕上げなんですね。
装飾も無く、質素で地味な感じです。

20091207d

マホガニーですね。
このあたりからは、興奮する眺めです。


20091207e

コンターの曲線は、微妙な角度を保ちながら丸く流れてゆきます。
はっきり言って、音にはなんら影響の無い付加価値ですが、これがあると長時間の演奏でも肘にかかるストレスが和らぎます。
ステージで演奏するプロには重要ですが、素人にはただの自慢にしかなりません。



いやいや、いいですこれ。
今週一週間の期間限定で借りました。
が、今週は「トレモスのパン屋」の公演だよ!おいおい、、、、
みっちり一週間、弾けないわけだ。

お~~~~!まいが~!!

とおもって、のっけからガンガン弾く。
「それ、お父さんが聞いている以上に、すっごくでっかい音なんだから、気をつけてね!!」
と娘から釘を刺させる始末。

しかし、、何で?ギターに関して口を出すのは、いつも娘なんだ?


その2へ、つづく~~~

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小川町界隈5

ずいぶん久しぶりな気がするなぁ。
そういえば8月に来たのが最後か~

我が家のギターも全部オーナーに返したし。
竹ギターを弾く時間が増えてきたのは、うれしい。

生涯最後のギターと言ってKevin Ryanを買ってから、もう一本買ってるし。
その後もMike Baranikにぞっこんだったしね。

どうするんだろ?

というわけで、備忘録。

昨日12月2日に弾いたギターは、、、

LOWDEN O-35 cutaway ハカランダ (2007) \942,900.
Mike Baranik CX ハカランダ (2008) \942,900.
Roy McAlister Model J フィガードハカランダ (2006) \942,900
HUSS & DALTON Model CM cutaway (2000年代) \262,500
Sergei de Jonge standard (2002) \399,000.
Stevens OM ハカランダ (2004) \522,900.
Collings OO-2H (2000) \627,900.

の7本だ。

もう店では御馴染みになってしまった。

相変わらず「弾かないで聴く」オーナーの好みを試奏。
まるで「椀子そば」のように出てくるギターを食いまくる、、、、
??もとい、、弾きまくる。

LOWDEN O-35 cutaway ハカランダ (2007) \942,900.
のっけからこれか。
おそらく今までで弾いたLOWDENのOじゃ一番だ。
すごい。
何故かって?
新品なんだよ、これ。
いつぞや弾いたO-38とは月とスッポンだね。
音はまだまだ若い。
でも、おニューでこれだけ鳴るんだから、きちんと調教?すれば押して知るべし。
理解と経験と腕が立つ人が2年くらい弾き込めば、世界遺産になるだろ?
価格以上にこの中に潜在している音がある。
盗んで帰りたいくらいだ。
わかる人は少ないだろうな。

Mike Baranik CX ハカランダ (2008) \942,900.
これを弾くのは3度目だ。
よほど気に入ったんだろうね。
もうこのギターの評は、良かろう。
この音は、無二だ。
何も言うことは無い。
と思ったが、いつものようにサウンドホールに指を突っ込んでトップ裏を撫でてビックリ。
ネックエンドの指板裏にボルトが2本ある。
もともとネック自体は、Lakewoodのようなボルトオンだが指板裏は、なんだ?
ミラーを借りて覗くと、トラスの両脇に確かに2本ボルトが打ってある。
なんだろ?不明だ。
ま、いっか、良く鳴るんだし。

Roy McAlister Model J フィガードハカランダ (2006) \942,900
へーそうなの?。
以前FAを弾いたときは、ガッカリ感があったが、これ弾いて納得。
Roy McAlister氏ってこういうギターを作る人なんだね。
なんというか、膝枕で耳かきコチョコチョされてるような快感がある音だ。
ある意味ものすごい官能的な音。
これのもっともっとすごいのがLinda Manzerね。
こいつぁ私の知らない世界のギターだったのだよ。
わかったわかった納得だ。
また一つ勉強になった。

HUSS & DALTON Model CM cutaway (2000年代) \262,500
ここで4本目にこれを弾く理由が良くわからなかった。
最初に弾きたかったね。
こじんまりとした音に聴こえちゃう。
前の3本のスケールがでかすぎたよ。
けして悪くないんだ。
バランスも良いし。
でも今日の目的の音じゃない。

Sergei de Jonge standard (2002) \399,000.
これも参った。
オーナーはこの手の音が好きなんだ。
でも、、、、
私にとってSergeiは、とっても難しい。
昨年、大阪で試奏したBERT KWAKKELもこんな感じだったし、今年の中村さんのナイロン弦も同じだった。
自分の感性の対極にあるような楽器なんだよ。
これが征服できたら、私ゃプロになれそうな気がするんだが、、無理だね。きっと。

Stevens OM ハカランダ (2004) \522,900.
ハカランダ?え?本当ですか?
こんなにふくよかで甘い音色なのかい?
これも去年大阪で試奏したStevens OM-Pにそっくりだ。
Stevensこの人のギターは、これで5本試奏したことになるが、これも官能系ね。
素敵だ。
好きな人にはたまらない音なんだろう。

Collings OO-2H (2000) \627,900.
いやいや~こりゃいい!
ある意味ものすごくいい!
いままでの6本と全然違うよ。
というか、同じ耳で聴いちゃいけないね。
カラッカラの明るい音だ。
しっとり感なんて微塵もない。
オーナー好みのダークな感じも無い。
音の輪郭が極めてはっきりしてる。
弾き手のタッチが活き活きと音に出る。
好きだーこういうの。
定年してからほしい音だ。

今日は収穫があったわ~~~~!
と、時間がある限りとっかえひっかえ弾く。

???おお!!
値段交渉かい?
これから30分、バーゲンセールやるってどーゆーこと?
モーガンとOM-28を下に出して!
Mike Baranik CX
ええ?
ほう!

いやいや、、、、
ご想像におまかせします。

近々Kevin Ryanが我が家にやって来そうなんで、、、
ふふ、
では、この辺で、、

きっと、つづく、、、、、、

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