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ありがとうございました

やれやれ、終わった終わった。
一日中立ってるといささか疲れる。

しかし、それ以上にたくさんのエネルギーをもらったような気がする。
一応、書籍販売だが、それぞれのサークル独特の表現や個々のスタイルがあるので面白い。

長蛇の列を前に何千部を売るようなサークルはわずかだ。
ほとんどは、個人販売に等しい。
だから同人というんだね。
損益分岐点を考えてやってたらできないことだよ。
そこに莫大なエネルギーが注ぎ込まれている。
「商売」から離れないと解らない哲学がそあるんだね。
ここは、出版社、編集者、問屋、本屋がタブーとすることができる場所だろうと思う。
良し悪しは別にして、もともと人間は様々なタブーを持っているくせにそれを抑圧されて生きている。
その抑圧に負けると過去の私にようになる。
それをここで表現できる人は、きっと幸せだ。
だから損得抜きのライフワークとしてできるんじゃないかな。


今の世の中は、金にならない常識は、非常識になることが多い。
商売は、広く浅く多くの人が感じることができないといけないよね。
でも人間は、商売という同じ規格で計れない。
全然違う規格があってもおかしくない。
むしろあるべきだ。
人の数だけ、表現があるからね。


良く考えれは、竹ギターもそうだわな。
非常識極まりない楽器だ。
作っている中村さんだって莫大なエネルギーを込めてギターの常識をぶっ壊しながら竹ギターを作っている。
これもまた商売になっていないし。
それを好んで弾いている私も例外ではないな。


コスプレ広場を歩いていた。
色とりどりのコスチュームに身を包んだ若者には、目を魅かれる。
ほ~、いいなぁ、、若いって。
私とすれ違いに入ってきたのは、私よりも年配の女装したおじさん。
普通に見ればキモチワルイの極地だし、常識的に見ればただの変態かもしれない。
が、彼はそれをすることで満足しているのだ。
ここが非常に大事なことだ。
他人の目がどうであれ、自分自身が満足することの大切さは、この人にしかわからない心のエネルギーを充填できるのだよ。

私が竹ギターを弾いてこられたのも、私にしかわからない心のエネルギーをもらえたからなんだ。


今度は、それを出さねばならんな。
多くの人に、より多くの、もっと多くの人に聴いてもらえるようにね。

家内のブログを見て本を買いに来てくれた方がいた。
10年のブランク、宣伝も何も無い。
ありがたいことだ。

なんだか今日は楽しそうだったなぁ。
久しぶりに女房の活き活きした顔を見たね。


次は夏コミだ。
よっしゃ!

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コメント

脳裡にたまったエネルギーは出さないと

その抑圧が心を壊す

人によりそのエネルギーの種類はまちまちだ

そしてその強さも人それぞれ

まれに強い人がいる

そういう人はいずれ何らかの形でそれを出す

ゴーガンは50を超えたときそのエネルギーに突き動かされ家を捨てる
名誉も地位も財産や家族も

そしてパリに出て絵を描き出しやがてこの世の楽園を目指しタヒチえ

私も50を前にウツ状態に
そのとき脳裏にたまっていた物が有ることに
気づくそれを出さないからウツになっていた

それは何かと自分を見つめたら頭の中だけで20年造り続けていた竹ギターだった

それを頭ではなく実際に作り出した

投稿: クレオバンブー中村 | 2009年12月30日 (水) 午後 08時53分

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