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Kevin Ryan Pierre Bensusan Signature Model(2004)~その後

もう一度弾いてみたくて、打診したがやっぱり無理だったかのな?

何度かオーナーから電話やメールが届いていたが、忙しさにかまけて返信していなかった。

最後にMike Baranik CX ハカランダ (2008)を買っているので本当はそっちを弾いてみたかったのだが、このところ腕や耳が肥えてきたせいか、なかなか出してくれないんだ。

Kevin Ryan Pierre Bensusan Signature Model(2004)

以前も紹介したが、Kevin Ryanの作品にしては異質かもしれない。
と、思ったからだ。

あれ以来シダートップ&マホガニーサイドバックという組み合わせのKevin Ryan Pierre Bensusan Signatureを探しているが、全く見つからないのだ。

あれを買うとき、Blue-Gの店長の薀蓄を聞いた後「これは一本だけだとおもいますが?」と言ったのが今頃になって重たく感じられる。

弾いた瞬間、深くて派手で煌びやかな音が出てくりゃ下手な弾き手でもこりゃーすげーや、、と思うんだろうがねぇ。

素朴で太くて真っ直ぐな音は、扱いにくいんだなぁ、、と思う。

音に虚飾や付加価値が無い分、弾いた時の自分の経験が出ちゃうからね。

初恋の失恋を思い出すような気持ちだ。


しかしだ。

それを持っていて、維持できる環境があるということは、一種の文化だと思う。

金持ちという理由だけじゃない。
また、とんでもなく上手なプロでもない、

楽器製作者と演奏家と保有するものの間には、理解と調和と経験とコミュニケーションが無くてはならないんだと思う。

深いなぁ、、、、

でもやっぱりもう一度弾いてみたい、、、、

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