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2010年5月

定着

よく山手線に乗るが、あれはずいぶん前に「E電」という名前に変わったはずだが、いまだに山手線と呼ばれてる。

そういえば東京ドームもビッグエッグという名前だったっけ。

成田空港だって本当は新東京国際空港なんだよね。

どれも定着しなかった。

定着したのは、浦安にある東京ディズニーランドくらいなもんか。

特にTDLじゃなくてUDLでもいいと思うけどね。

竹ギターという楽器も世間一般に定着するかなぁ?

私的には十分定着しているのだが。

うーむ、、もっとがんばらねばならんな。


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Tokyoハンドクラフトギターフェス2010~その4

出展者の数は多く、とても全部のギターは弾けないね。
一日みっちりいたわけだが限られた時間で、興味をそそるギターをじっくり弾いて回るというのは、難しいな。

そこで試奏している人は、皆同じ弾き方じゃない。
自分のスタイルが一番良いと思って弾いている。
それは自慢でもあるし試奏という形を借りたアピールでもある。
出展されたギターを弾き、そのギターを自分で評価をしながら、まわりでそれを聞いている人から弾いている自分を評価してもらいたい欲望は否めない。

なので試奏する時は頂いた「出展者」のPASSを服の中にしまい込んで弾いていた。
「出展者」だとなんとなく構えらてしまう緊張感がイヤなのだ。
ただのギター好きの素人親父を装って、試奏をお願いする。
(が、一日中いたのでバレバレだったようだ)

なんて考えながら会場を歩く。
お~これは?
昨年もあったけど弾いてないよね。

20100519d

Voyager Guitarです。
奇抜なヘッドですが、音は奇抜ではありません。
先入観を抱いて弾くと大間違いです。
非常に優等生な音がします。
このヘッドに先入観を持ってはいけないのですね。
目で判断してはいけません。
でも、出音も奇抜なほうが良いときもあると思います。

意外と自分の中で穴だったのが横山さんのギターだ。
独立してからは、毎年出展している。
ずーっとお目にかかっているのに弾いたことが無いというのは、どーゆーわけだ?
私にとって人生最初のスチール弦のギターは、モーリスだというのに。
とまぁ書いてみたが、私のモーリスW-20を作ったのは寺田楽器だけど。
で、横山さんのギターを弾いてみる。

20100519a

お!!
どう弾いても良いわ、これ。
オールラウンドの弾ける。
何を弾いてもそれなりに鳴る感じ。
ある意味、ニッポンジンノギターですね。
究極のモーリスギターの直線状に君臨している。
十代後半に目指していた音を現実に聴いた気がする。
でも、この先に何があるか考えるとそれは不明かもしれない。
色々考えを巡らせていると、、、、、、、、、

横山さん自ら持ってきたギターがこれ。
後にも先にも作家自ら持ってきてくれたのは、中村さんに次いで二人目だ。

20100519b

困った。
初音はパッとしない感じなんだが、弾き込めば大化けするギターだと思った。
横山さんに試験をされているような気分だ。
新しい何かを感じる。
これから何をしたいか?どんな方向でギターを作ってゆくか?を考えさせるようなギターだよ。
木肌が気持ちよい極薄のシュラック塗装にうっとり。
こんなハイグロスは見たこと無いので聞いてみたら、やっぱりシュラック。
金のある素人を相手に作ったんじゃ無いね、これは。

ギターの楽しみかたってのは、それを所有する喜びと、自らが弾いて楽しむ喜びと、それを人に聴かせる喜びがあると思う。

それを全て叶えるのはとても難しい。
私は私の「スタイル」や「弾きクセ」や「自分の人生」や「もっている哲学」やいままでの「経験」で竹ギターを弾いている。

しかし、そこに結論は求められない。


いや~~~深いね、ギターって。


深いわ。




追記
ちょきんぎょさん、軍曹さん、gawasimanさん、中村さん、コメントをありがとうございました。
皆様はそれぞれに別々の活動をされている方たちですが、同じ楽器の基に理解をいただけることは、私のとっては夢のようなことです。
おそらく私は死ぬまで、ギターを携えていると思います。
ありがとうございます。


私もまだまだこれからですね。


This is it
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Tokyoハンドクラフトギターフェス2010~その3

さて、今年は来場者数も多く山本さん&中村さんのブースもにぎわっていた。
一日中そこで邪魔しているわけにもいかないので、試奏にまわる。

毎年、古谷さんや鈴川さんのような若い人の作品が見て刺激を受けたいと思っていたのだが両氏はいなかった。

Tokyoハンドクラフトギターフェスは、ルシアーに直接に会えるという醍醐味がある。
なので何度も来ていると、ギターを見る前にブース内の顔を見てしまう。

と目に留まったのが政田一光さん。
一見してとても真面目そうな方だ。
はじめに弾かせていただいたのは左側のギター。
やはり真面目な音がする。
よく響くスタンダードな音だ。
どちらかといえばおとなし目な感じかな。
左のギターは、とてもレスポンスが良くてog3好み。
やっぱりシダーは好きなんですよ。

20100518a_3

お話を伺うと神奈川県の方。
古谷さんも鈴川さんもお仲間のようでした。
これから期待したいルシアーです。
お若いのでもっと冒険してほしいとおもいます。

混んでいるので邪魔にならぬように空いているブースから物色することに。
とはいえ、やはり気になる平光さんのところへ足が向く、、、、、
一度神田のお店で試奏している。
忘れられい音だった。
本人にはお会いしたことがあるが、お話をうかがったことはない。
白髪交じりおじさんは、人の良さそうな方だ。
まず右側のギターを弾いて、思い出し&想いを巡らせた。
このブログで以前も書いたがギターの前に「楽器」を感じる。
堂々とした響きだ。
左側のはもっと良い響き。

20100518b

これは美味しい音だよ。
右のより輪郭がはっきりしていて、音が立ち上がりが早くてすぅーっと前に出てくる。
しかし、何でピックアップがついてるのさ?
これだけのシロモノには不要だと思うがな?
聞いてみたらお客さんから借りてきたんだという。
まぁ、そういうオーダーだったらしかたないのかな、、、


ブラブラ歩いてて思い出す。
そういえばあのオーナー上司から弾いて来いと言われてた。
さっそく行く。
小林大作さんのギター。
無人だったので勝手に弾かせていただいた。
お会いしたかったが混んだ会場だと誰が誰だかわからなくなっていたし。
とりあえず左から。
バックも写してくれば良かった、、、とおもうほどの材。
サップが入っていた。
惜しいことをした。
弾くとけっこう明るい音が出てくる。
ほう!
弾き方によっては硬い音にも感じるが、これは私のクセなのか?

20100518c

右側のはもっと引き締まった感じの音。
ポンポンと弾けんばかりだ。
と思ったらやっぱりシダーだった。
これは楽しい。
来れなかったオーナーは、さぞかし残念なことだろう。

去年も会ったKeystoneのお兄さん。
相変わらず面白い人。
この人のギターは、いやらしいと思えるほどの曲線で構成されている。
なのでog3はビビっときてしまう。

20100518d

コンビを組んでいる小川インレイさんは、同級生とのこと。
とても息が合った作品だ。
そこはかとなく飾られたギターは美しい。
極めて日本的な出で立ちだ。
ともすれば音に関係無い部分は、必要ないと考える方が多い。
しかし、人間に置き換えると服を着てれば裸でなくても良いのと同じにならんか?
いくらなんでも国民服を着て生きていないでしょ。
やはり冠婚葬祭では礼服を着るし、お祭りに行くんだったら浴衣だし、デートの時は非常識なくらい着飾るとか、寝る時はパジャマで、泳ぐ時は水着でしょ。
正倉院にある国宝の琵琶だって美しい装飾が施してあるもんね。
そこには木工芸品と美術品と楽器が調和している「美」がある。
それが文化だと思うよ。
しかし、これだけやったら元取れないんじゃない?って聞いてみた。
やっぱり取れないってさ。
でもそれは、やりたいこと&好きなことなんだそうだ。
へ~って思ってたら松田倫宏さんと面識のある方。
納得でした。


で、、、、、はたっ、、と目に留まったのがこれ。

20100518e

GotohのStealthなるペグ。
世界最小最軽量だと。
なんと11.9g
しかも軸は裏にも表にも付け替えられるリバーシブルだという。
そしたらヘッドにも簡単に埋め込めるね。
内田さんのギターもそういうのあったし、これからまたギターの世界が広がるぞ。
残念ながらベラボーに高い。
量産されればいいね。
来年のTokyoハンドクラフトギターフェスは、これをつけたギターに会えるかも?




つづく~~~~~
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Tokyoハンドクラフトギターフェス2010~その2

初っ端からディープに考えをめぐらせてしまった。

よく見れば去年手に負えなかったギターにも会えた。

色が変わっている。
随分と赤く深みが増している。
これが柿渋塗りの美しさなんだろう。

20100515e

さて!
ここで会ったが一年目、やあやあ敵討ちとばかりに褌を締めなおして弾くが。。。。
アニハカランヤ、、弾けるのだ。
og3が弾いてもいい鳴り。
肩透かしをくらった。
中村さんもあれからろくに弾いてないという。
?????
音が形に馴染んだのかな?
もともと竹は繊維が揃っていて一方向に向いている。
弾力性があるから、切ったり張ったり曲げたりすれば元に戻ろうとする。
これは時間が音を育てたんだろうなぁ。
どうやら嫁入り先は決まっているらしい。
これは、いい嫁になりそうだ。

今年は師匠の山本さんの新作にも会えた。
これは収穫だ。

20100515f

え?
中村さんのじゃないの?
と間違っちゃう。
でもこれは山本さんの。
雰囲気が違う。
ボディラインが悩ましい。
なで肩、柳腰といったところかな?
このまま浴衣を着せたら似合うギターだ。
中村さんのと同じく、左肩にサウンドホールがある。
これは弾く側にとって、ものすごく良い。
耳(顔かな?)に近いとこから音が出て来るので、左手の押弦の時の僅かな音や演奏中に振動している弦へのタッチの音などがつぶさにわかるのだ。
つまり自分の「下手さ」が実感できてしまう良さがある。
逆に上手にできた時の音も快感だ。
さらに聞き手には弾き手とは異なるギター全体の音が伝わってゆく。

山本さんのギターは、くりぬきなのでどちらかといえば空間を振動させる音。
くりぬかれたサイドバックからトップへと抜けてゆく音は他のギターとは比べ物にならない。

それは卓越した技術が織り成す美しさだけではないのだ。
見ろ!これ!

20100515g

この薄いボディからは信じられないくらい、ふくよかな音がする。
いつもの通り内部には紋が掘ってある。
空気の粒が不規則に反射して複雑な倍音を作り、空間を支配し音を作る。
空間ではなく、空感かも知れない。
言葉で説明するのは難しい。
とにかく弾いて欲しいと思う。

山本さんは、今年が最後の出展だと言っていた。

私と中村さんと山本さんは、それぞれ一回りづつ違う「ねずみ年」
つまり山本さんは、私の親父と同い年なのだ。

最後なんて、そんな、、、、惜しいと思うが、やはり思うところは「私の父」と一緒だ。

いつまでもお元気でいて欲しい。



つづく~~~~~
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Tokyoハンドクラフトギターフェス2010~その1

ワクワクで出かけました。
気分は遠足前の小学校一年生の気分です。

今年も会場前で中村さんから頂いたPASS
一応、お客なんですが、、、

20100515a

開場前ですが、んなこと関係なく入って行きます。

さて今年の新作は?

20100515b

これです。
昨年尻尾を巻いて逃げてきたわけですが、今年の作品は、中村さんの言うとおり私でもOKのギターです。
とは言え、やはりナイロン弦は難しい。
繊細なのでコントロールするのに神経を使います。
形とはうらはらにとてもナイーブな音。
それなのに結構素直に弾けます。
中村さんのギターにしては珍しい。
できあがったばかりので、これからが面白いでしょうね
弾く場所によってコーラスがかかったような倍音が出るんです。

このギターを試奏しに来る人は、やたら腕のたつひとばかり。
わかるような気がします。

人間というのは、何かを判断するのに今まで生きてきた経験の中から「これは何かに似ている」とか「何かのようだ」とか「何かの真似をしている」とか「~っぽい」「~みたい」というように、自分の思考の中のどこかに分類します。

それが無いと、ととても不安になりますよね。

弾いてみて、それのどこにも入らないと脳を総動員して探すんですが結局どこにも無いんです。
私もそんな感想を持ちました。

だから経験の少ない方だと「なんじゃこりゃ?」と思うでしょう。
経験のある方には、新しい刺激があり、これをどうやって弾きこなすかを考え始める。

ギターの世界は、日本古来の文化じゃないから知識や技術やブランドや価格や美しい思い出やくだらない勘違いや意味の無い思い込み等等、各々が何かの呪縛に縛られてしまう。

私は来月50歳になりますが、このギターを弾いてその辺の考え方は柔らかいのではないか?と自身が持てました。

あっ、、詳細をお見せします。

注目のヘッド

20100515c

1:1直巻きペグです。
普通は14:1とか17:1とかだよね?
これは、チューニングの難しいことこの上ないしろもの。
でもね、大人の遊び心をくすぐるんですよ。
技術の進歩とともに高い精度のペグが多い世の中。
合って当たり前のチューニング、、、、、なんですか?
演奏前のチューニングに費やす時間は、ギターとの語らいの始まりを感じます。

で、、もってネック~ヘッドの角度は0度だってさ。
普通は、だいたい14度くらい。
0度は、フェンダーのストラトキャスターくらいのもんでしょうね。
それをアコギ、しかもナイロン弦でやっちゃうんですよ。
中村さんという人は、やはり紙一重なんでしょうね。

20100515d

これがトップの厚み。
画像じゃよくわかりませんが、マーチンの2倍はある感じ。
普通は、トップが薄いほうが鳴りが良いというのが常識的な考え方よね。
薄いほうが振動しやすいもんね。
世の中の表現だと「良く鳴る」というのは「でかい音が出る」ということを意味しますが、中村流の「良く鳴る」とは、全然違うんです。

そもそも「音」は耳だけで聞くもんじゃないと思うんです。
空気が振動して伝わるわけですから、空気に接しているところは全部音を感じているはず。
耳たぶ、耳の産毛、皮膚、髪の毛、鼻の穴の鼻毛やその先の肺、立ってりゃ足の裏、座ってりゃお尻、、、、、、、

そこに音を感じてこそ「鳴る」というんじゃないでしょうか?

最近、音を「値段」で判断している人が多いんです。

別にねぇ、お金が無くても私は幸せなんですがね。


つづく~~~~~
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Tokyoハンドクラフトギターフェス2010の前日

20100514a

 

中村さんも山本さんも元気だ。
一年ぶりだ。

七夕みたいだね。

今年は、久しぶりに山本さんもギターを作って持った来たと言う。
これも、楽しみだ。
新作を並べて弾ける。

酒がすすまない。
いつまでも尽きない話に酔う。

明日は開場前から行く。

幸せな一日になりそうな予感。



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Tokyoハンドクラフトギターフェス2010の前々日

うゎ、、

今年も中村さんがすんごいギターを作ってきた、、、、

これは楽しみだ。


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Hongoh Guitar Size 13e (2005)

来た来た。

去年の6月にオーナーが買ったのだが、お店に取りに行ったのが七夕。
いつものようのそのまま我が家に来ないで、オーナーが持ち帰ったギターです。
どうやらかなり気に入っているらしい。
本郷さんのギターには興味があったらしく、何本か弾いたけど、これにおちつきました。

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オーナーが初めて買った日本人ルシアーのギターが本郷さんの作品というのは、こちらにとっても興味深い。
本郷さんというのは、茶位さんに師事しクラシックギター製作される方。
クラシックギターの作家が作ったスチール弦のギターのネタはずいぶん書きましたが、ここに共通点があるのだろうと思いますね。


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バックはあっさりとしたローズウッドの木目。
見た感じはクラシックギターそのものですね。

私の場合、クラシックギターの作家が作ったスチール弦のギターというのは、どちらかといえば苦手な部類ですが、本郷さんのはちょいと違う。
ギターが私に馴染んでくれるのだ。
そういえば初めて弾いた時、中村さんの竹ギターもそうだった。
山本さんのも、平光さんのもそんな感じがしました。

本郷さんのHPには「私、本郷が追求しているのは、ガッツがある音、透明感の中にある艶、そして十分な音量です。」と書いてある。

私の場合、ガッツがある弾き方ができないので、その良さに触れることはできません。
しかし「透明感のある艶」には、溺れるほど浸ることができます。
ギターの中に沈んでしまいそうなほと、溢れてくる。
そのサイズにしては確かに十分な音量。
雅やかと言うか?淑やかというか?そんな感じの鳴り方がする。

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そこはかとなくお洒落なスロッテッドヘッドです。
サップの入った「つき板」は3枚合わせでしょうか?
ペグはやはりウエーバリーです。
見た感じは質素な印象ですが、豪華な作りです。

オーナーは「もう少し1~2弦音がはっきり鳴れば」と言うが、私はこれで十分だ。
それぞれに弾き方があるし、好みもあるしね。

20100504d

この辺にも本郷さんの哲学がうかがわれます。
中もシュラックが塗ってあるというのは、珍しいので昨年のTokyoハンドクラフトギターフェスで聞いてみたんです。
本郷さんに「当たり前だと思っていました」とあっさり答えられて返す言葉がありませんでした。

これは2005年製のシリアル30番。
サウンドホール下の傷は、フィンガーピッキングで小指を置いていた跡。
スチール弦からフィンガーピッキングを始めた方に多いクセのようですが、トップが凹むほど跡がついているところを見ると前のオーナーは、そうとう弾きこんだのだと思います。
ここまで鳴るようになったのに、なんで売っちゃったのか?私には解りません。

まぁそのおかげて私が美味しい想いをしているわけですから文句は言えませんね。

そういえば、もう5月
Tokyoハンドクラフトギターフェス2010は15~16日ですね、

楽しみです。

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Handcraftguitarjp

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