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渋谷界隈2(その2)

私的にはKEVIN RYANを超えてます。
などと偉そうな事を書いてみたけど、やはりギターとしての方向性はかなり違います。
KEVIN RYANと同じベクトルに無いわけで。
私の場合、6年間クラッシクギターを弾いてたので、BERT KWAKKELに軍配を上げてしまう。
しかし鉄弦からギターに入った方は、やはりKEVIN RYANでしょうね。

そうそうこれについているキースチューナーって面白いんですよ。
バンジョー用なんですがね。
High&Lowでロックできちゃう。
例えば6弦をEに合わせてHighをロックし、Dに下げてLowをロックさせるとその間でしかペグが回らなくなるんです。
だから演奏中瞬時にドロップDチューニングに変更できて、レギュラーにすぐ戻せる。
6弦全部それがついてるから、使い方は自由自在。
DADGAD→レギュラー→DADGADなんて離れ業もOK
(高いらしい、、ネットで見ても2個で5~6万するって)
でもこのキースチューナーはバンジョー用といことでギア比が1:4
普通のアコギは1:14(グローバーは1:17)
だから調弦がめちゃ難しい。
チューニングメーターなんて見てたらイライラします。
(自分の感覚を信じて耳で合わせましょう)
比較的軽く回るから、不用意に回わすと弦を切ってしまうかも?
気の短いオヤジだったら弦を切る前に自分が切れてしまうかも?
興味のございます方は、各自でググッてみてください。
ビル・キース氏が考案したキースチューナーです。

なんだかんだ言いながら、小一時間も弾いてしまった。
並べて弾いている相手がCollings C-10 G Deluxeというのは、ちと可愛そう。
今回のテーマは、オーナーがレッスン用に持って歩ける普段弾き用の物色。
しかしギターとの出会いは、一期一会と言う。
4年前からBERT KWAKKELに興味があったオーナー。
運命かもしれない。
悩んだ挙句、決めてしまう。

ということは、また弾けるわけだ。

じゃ別のを弾こうっと、、、、

というか先週来た時から興味をそそられるギターがあったので、弾かせていただく。
Lowden S-25J
ナイロン弦です。
ジャズやフュージョン向けのギターらしい。
でもナイロン弦のくせに「Xブレージング」なんですよ。
それにLowdenならではのブ厚いトップ。
果たして鳴るのかね?
と、心配するがすぐに吹っ飛んだ。
プリプリの音がはじけるように出てくる。
ナイロン弦=クラッシックギターじゃない。
こいつも右手が踊るように弾けるぞ。
純粋なジャズギターだね。
しばし堪能、自分の世界へ~
。。。。。。。。。。聞いていたオーナーが口を開いた。
「これ竹ギターの音じゃん」
絶句、、、その通りだ。
なぜ気がつかなかった、、、、、と反省。
そういえばオーナーは、一昨年に錦糸町で中村さんのナイロン弦の音を聞いていたんだっけ。
弾いたのは私だけど、その時は鳴らせなくて木っ端微塵になったはずだが?
Lowdenだと違うんか?
いやそんなわけないよな。
でも今年は中村さんのナイロン弦は結構弾けたし。
私も少しは上達したのだろうかね?
あ~そうか、中村さんが取り組んでいるジャス用のナイロン弦というのはこれか。
一皮剥けた気がした。

店を出てオーナーとコーヒーをすする。
やったら派手なオネーチャンが多いなぁ、と思ってたらここは渋谷区恵比寿。
小川町や神田界隈より気温が高い感じがした。

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コメント

ジャズ用ナイロン
4年前フランクフルトで解ったこと

栄光社のマネージャーが今世界が求めているギター
新しいギター
つまりコンテンポラリーギター

スチールもナイロンも

そのナイロンがジャズ用というのが私があの広いフランクフルトの会場で見て感じたことだった

そして昨年のナイロンはコンテンポラリーがテーマ
でもあのギター奈良のクラシックギターの先生の所にあるしかもこの先生80歳に手が届きそうな超ベテラン

そのお弟子さんが興味を持ってくれた19日のその先生の音楽院のコンサートで弾くらしい
クラシックの人も新しいギターを求めているようだこれがそうか解らないが

そして今年はジャズ用ナイロンを造ってみた
そのローデン知り合いの所にあるが別にまねたわけではないが
ローデンも私も構造は違うがこのテーマだと同じ様な音を作ってしまう

ローデンの弟子内田光弘さんのスチールも私の音と同じだった

違いはスイッチが入った奏者に付いていけない
内田さんにたいししりを叩く竹ギターと言うことだった
あの時はウクレレ奏者で有名な川合ケンさんだった

ジャズ用ナイロンはベネデットがアーチトップでこれをやっている

これを私もやってみたい最近出来たばかりのアーチ

製作途中でこれに気付いた
もうボディは出来ていた
でも強引にこんどナイロン張ってみようと思う

今年見てもらったナイロン今いい音してます
もう竹とか木とか関係なくなっている

池田さんもそう言った

今ローデンはヨーロッパを中心に一番評判がいいアメリカや日本には本数も少なく知らないのだと思うが私もいいと思っている

ただ偶然なのだが同じ様な音なのだ
きっと感性が似ている

音を追求すると木も竹も関係なくなるのかも?

最近村冶かおりがオーダーした九州の中山修さんの竹ギター私がラミレスが竹で造りましたギターといっている
トップはスプルースの竹ギター
これは恐らくクラシックの延長上の音だと思われる

でも新しい音はその線にはない

投稿: クレオバンブー中村 | 2010年7月14日 (水) 午前 05時42分

初めてのカキコです。
わたしもこのギターに興味があったのです。どんな音が出るのか知りたかったのですが、og3さんが参った!とのコメント。さぞかし素晴らしい音だったのですね。
是非このギターでの演奏動画を公開してください。
開店間もないお店ですが価格サービスなどありましたか?

投稿: ゆうと | 2010年7月15日 (木) 午前 06時51分

今日兵庫県宝塚市から
og3の演奏「涙そうそう」を聴き
その優しい癒される音と演奏に感激し

是非とも竹ギターを見たいと訪ねて来てくれた人がいます

そして竹ギターを弾いて長年疑問に思い自分が問題としている1弦2弦のプレーン弦における
巻き弦との落差スチールもナイロンも
何本も買い
何人かの個人の製作家の物を買ったり製作家と話をしたりしたが
多少の違いがあるだけで根本的には解決付いていないことに諦めが出始めていた
ギターとはこういうものなのかと

それが竹ギターではスチールもナイロンもいとも簡単にクリアしていることに驚嘆し
帰っていった

やはりog3
さんの演奏はかなりこういった人たちに影響力を持っている
そしてog3さんの演奏は今まで自分たちが知っているアコギの世界とは別でこういった世界があるのかと目からうろこが落ちましたと
自分たちはどうも勘違いしていたようだギター音楽はこうした日本人のアイデンティティを出すことも出来るのだということを認識しましたありがとうございます

嬉しかったです
og3さんの演奏に私は最初からそういったところを感じておりそれをみんなに知って欲しいといつも願っているから

わが意を得たりと今日はいい気分になっています

投稿: | 2010年7月17日 (土) 午後 09時20分

ゆうとさん>>
コメントをありがとうございます。
恐縮いたします。
店長さんからこのギターのくだりをお聞きいたしました。
多くの物語を持っているギターです。
まだオーナーは引き取りにいっていないようです。
いずれ我が家にやって来ると思いますので、その時は思う存分書かせていただきます。
もう少々お待ちください。
初めてこの店に行った時、店長さんの名詞を頂きましたが、家に帰ってよく見たら同じ名刺がございました。
以前大阪で会っていたようです。
そのお話をしたところ、店長さんも私のことを覚えていてくれました。
たった一度しかお会いしていないのに、江坂のお店で他に弾かせて頂いたギターや試奏させていただいた場所まで克明に記憶されておられました。
驚きの店長さんです。
購入については、それなりの価格サービスはあったようです。
一度足を伸ばせて見てはいかがでしょう?
とてもフレンドリーです。


中村さん>>
ありがとうございます。
こちらこそ、踊りださんばかりに嬉しいきもちです。
しかし私自身は、中村さんがおっしゃるような影響力を持っているとは感じておりません。
ごく当たり前に、何も考えずに竹ギターを弾いています。
あちこちで何十本もギターを試奏いたしましたが、どれも私以外の誰が弾いても良いギターなのです。
うまく書けませんが、竹ギターは私の精神の延長線上にあるように思っています。
そこに向かって少しずつ少しずつ近づいていますが、まだまだ納得する域には達していません。
一ついえる事は、世間一般に売られている教則本にあるような技術は全く必要無いということです。
どうか気長にお付き合いくださるよう、お願いいたします。

投稿: og3 | 2010年7月18日 (日) 午後 11時38分

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