小川町界隈11~終
なぜかブログを更新しないと生存確認されるんです。
まぁこの年になればしょうがない。
あれだけ病気をかかえて生きてきたわけなのでねぇ。
でも心配してもらえるということは、とても幸せなことです。
感謝。
さて。
みんなで節電したから計画停電もお休みになりました。
ということで、節電モードは解除。
でも引き続き電気は大切に使いましょう。
今年になってからすでに小川町界隈には3度も出かけていたわけですが書いていませんでしたね。
というか、もういいような気もするのでこれで終わりにしたいと思います。
とりあえず書いておきたい2本だけ備忘録。
Klein L-45_8 ハカランダ
いつもは記事だけ書いて画像は載せてませんでしたが、こればかりはご覧に入れたい。
おそらく「なんだこりゃー」って思っている方は多いと思います。
画像のアスペクト比は間違っておりません。
ナットレス&0フレットなのでヘッドのジョイント角度がすごいんです。
リュートみたいな感じになってます。
サウンドホールから中を見て、、へ~、、、、
フライングブレーシングという構造だそうで。
まぁ平たく言えば「竹造」や「竹千代」と同じようにブレーシングが放射状なわけです。
トップの指板裏からバックに向かって、まるでバイオリンの魂柱のようにブレーシング(というかプレート)が一本伸びていて、バックで接合して力木は弧を描いています。
で、音は?って?
ご想像通り、今まで聴いたことの無い音でした。
これだけの面積だから余裕の低音。
すごくタイトに出ます。
ボ~ンという感じじゃなくてパーンという感じ。
でも美味しいのは低音じゃなくてむしろ中高音でしょう。
素晴らしい音です。
極上の陶器を象牙の箸でたたいたような響きがします。
でねぇ、これデッドポイントが無いんですよ。
全域全音全部出ます。
ギターにしては完成度が高いと思いませんか?
なので、ピアニッシモからフォルテッシモまで全て美味しいんです。
ガンガンのパワープレイも全く問題ありません。
ググッたら押尾コータローさんも持ってました。
もう生産していないそうなので一応ここにリンクしておきます。
McPherson MG-4.5X PW
これはググればいろいろ出てきますので各自でお願いします。
オフィシャルはここですね。
なので形がこんなので構造がどうのこうとということは、控えましょう。
まぁ見てビックリしてください。
私がビックリしたことだけ書きます。
まず、ネックにメタルのロッドが入っていません。
カーボンプレートの補強だそうで、メチャメチャ響きます。
幅は47.5mm
鉄弦からギターを志した方は、面食らってしまうかも知れません。
クラシックギターを弾く場合、ネックの背に親指の腹を置くのでむしろ幅が広いほうが指の自由度が高く弾きやすいんです。
だからネックの断面は、いわゆる「かまぼこ型」なんですね。
鉄弦弾きだとネックを握って弾くので細身のVシェイプのほうがしっくりします。
このギターのネックは、両サイドが薄い「かまぼこ型」なので非常に弾きやすいネックでした。
手の小さい私でも親指で6弦ホールドOK。
もう少し手が大きければ握ってコード弾きできるでしょう。
最大のビックリは、トップ。
トップから指板が浮いているんですよ!
かなり重量があってトップも厚いのですが朗々と鳴るのはこれだと思います。
ネックエンド14フレット以降の指板がトップにくっついていないのでトップ全体が鳴ります。
それにしてもすごいこと考えますね。
鳴り方は、まさしくグランドピアノのような感じです。
私もピアノ弾きのはしくれですが、先日弾いたSomogyiよりも数段良い印象でした。
そもそもピアノという楽器は、どんな音楽にも使われる優等生。
しかも幼児から老人まで弾ける楽器。
なので演奏家の表現が余すことなく音に出ます。
楽器としての構造は複雑なんですが、極めればシンプルに思えます。
このギターもそんな感じがしました。
この奇妙ないでたちとはうらはらに安定した出音で、弾いていても安心します。
さっきのが極上の陶器なら、これは極上のガラス食器かもしれません。
珍しくオーナーも大絶賛。
オーナーと私の好みは裏返すほど違うんですが、こんなところに共通点があったなんて不思議でした。
まさしくフィンガーピッカーのためのギターだ!
とオーナー談。
でも歌も歌えそうな楽器だと思いますよ。
コブクロの小渕健太郎さんも持ってましたし。
詳しくはオフィシャルHPの動画をご覧あれ。
英語が不得意なのであまりよく理解できませんが。。。。
このMatt McPhersonなる社長は早口で、ま~良くしゃべるんですよ。
ギター作家ってこういう方が多いんですね。きっと(?)
で、この社長はもともとギター作家じゃなくてMathews Inc.という結構大きな会社の社長。
どうやら道楽から始めたらしとのこと。
だから常識にとらわれず、自分で考えた理想を注ぎ込んで作れるんだと思います。
こういう姿勢は、見習いたいもんです。
ということで、いつのまにかシリーズ化してしまった小川町界隈のギター巡礼も終わり。
この春の人事異動で転勤してしまったので、ギター屋さんが遠くて遠くて、、、、
会社帰りにちょっと、、、という気分で試奏するのが精神的に良いようです。
仕事に疲れて、わざわざ長い時間かけて行って、着いたぞ!さぁ!って意気込んで弾いてもねぇ、、
「音楽」が「音が苦」になってしまいます。
「感じ方」というのは、人間の数だけあります。
何をどう感じて、それをこうやって音にして弾きなさいという方程式は、ありません。
たったひとりの私が感じて自分勝手に文字にしただけのブログです。
ご覧の皆様は、ご自身のギター購入に関しての参考になさらぬよう心からお願い申し上げます。
とは言え、ギターをやめてしまうわけではないので、酒の肴になるくらいの記事は書くと思いますが、、、、
おまけ
震災から49日過ぎたのでCubase5でそれ!!と思ってたら、娘に先を越されました。
古い曲なのでカラオケなんてありゃしない。
某ブックオフでCDを105円で購入。
観月ありさですか。へ==。
歌ってたのが娘と同い年で産まれた月も同じって偶然かね?
容姿は相当違いますが、、、、、
それにしてもCubase5は、すごいです。
サラリーマンやめたくなりますね。
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コメント
この動画
娘さん
成長しましたね
キューベースってシンセ用のソフト?
最近音源を編集するソフトに少しきがいっていまして
基本を勉強しなくては思ってます
2000円で買ったサザナミというソフトがメインなんですが
これけっこういいソフトなんですが
音量調整が2種類あるが結構使い方が難しいというより
技術がいる
まあ私に技術が無いだけなんですが
このソフトの製作者名取市だったが無事だったか心配してます
まあそこでノーマライズが入っているバンドルソフトで
ノーマライズしてサザナミに移すことをしているのですがバンドルソフトは音色が変る
聴きやすい音になるように最初からしてあるようで
せっかく原音忠実に録音した物が意味なくなる
やはり高いソフトを買わなくてはだめなのか悩んでます
追:早口とは私のことも言ってるの(笑い)?
投稿: クレオバンブー中村 | 2011年5月 8日 (日) 午後 04時03分
CubaseはDAW(Digital Audio Workstation)というやつです。
シンセも入ってるのでキーボードをつないでも良し、そのままMIDI打ちしても良し、その上にギターやマイクやもつなげてかぶせることもできます。
音源編集も加工もできますし、ミックスダウンしてそのままCD以上音質で出力できます。
今回この動画で初めて使いました。
買った中古CDのインストルメンタルバージョンをそのまま取り込んで、カラオケさせながら別トラックに歌を録って編集してます。
やたらクオリティが高いので前のよりも編集に神経使いますね。
お互いにモニターしているヘッドホンが私SonyのCD900STで娘ShuerのSRH440なので音が違うと娘がブーブー言ってました。
やっぱ同じのじゃないと駄目かもしれませんね。
親子喧嘩になる前に買わないと、、、(泣)
音源編集の場合、Windowsを経由すると音が変わります。
やはりASIOを使えるハードを積んだPCをお勧めします。
投稿: og3 | 2011年5月 8日 (日) 午後 05時01分