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2012年3月

ふたりぼっち

運良く買えたスカイマーク成田~神戸就航記念バーゲン¥980円の航空券。
それで昨日からカミさんが実家に帰ってる。

なので我が家は、ドタバタの生活。

が、しかし、、、、
掃除、洗濯、炊事にとけっこう家事に使える娘。
これは、嬉しい想定外。

子キャン効果かね?

明日は、晩飯をつくるというので食費を渡す。

「老いては、子に従え」とは、よく言ったものだ。

時々こんな刺激があっても悪くない。


昨日、弦が切れたので張り替えた。

今まで張ってあったのは、細めの弦だった。
カスタムライトかな?

もっとテンションがほしいので、定番のライトゲージを張る。

Sonido SFC1202

音圧が増した。
左手の指に食い込む押弦の安定感が気持ち良い。
右手が弾く弦が揺らす空気の量が違う。

「おぉ~イイ音!」と娘が。

そうだね。

まだまだ。
これからだよ。
このギターの本当の音は。

つづく~


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iphone3gsのリサイクル?

金曜の昼休み。
いつものごとく仕事場のデスクで弁当をパクついていました。

ネット徘徊しながら、、、行儀悪いね、、、、、

と、iphoneの脱獄なる記事に目玉を吸い込まれました。
噂には知っていましたが、結構簡単にできそうな気が、、、、

昨年、娘ともどもiphone4sに機種変したので、iphone3gsが2台あまっていました。
あまったとはいえ、我が家は無線LANなので電話ができない以外、普通に使えます。
なので娘のお古は、家内のおもちゃになり、毎日楽しそうに「なめこ」と遊んでます。
もう1台は、携帯プレーヤーになり、車の中で快適な音楽を流してくれています。

で、脱獄にはあまり興味が無いのですが、SIMロック解除ができるんですよね、これ。
携帯電話ガラパゴス日本は、不便なんです。

どうせあまってるんだから、やってみるかね。

と、ここを参考にさせていただきました。
記事を掲載している管理人さんに感謝いたします。

この辺を読んでやってみるとアラアラ、、、できてしまいました。

確かにDFUモードでの起動は、何度かやり直しましたが、sn0wbreezeが新しくなっているせいのか?ちゃんとカウントダウンしてくれるので、いたれりつくせりでした。

ふ~ん、本当にSIMロック解除できてるんかね?
再起動すると前に使ってたSIMが入りっぱなしだったのでアクティベートが始まってしまいました。
おいおい、、、、
SIMを取り出し、気を取り直してもう一度。
ほどなく完了。

ということは、他のSIM入れればいいわけなのね。

今使っているiphone4sのSIMを取り出すと、、、あっそうか、マイクロSIMだった。

どうしよ、、、、とこんなところでメゲルog3ではありません。
机の中をあさると、SIMをちぎった後のカードが出てたので、アダプターを作成。
カッターでちょちょいのちょい。
落っこちないようにセロテープを張って出来上がり。

20120317a

iphone4sのマイクロSIMをはめ込んで、いざiphone3gsへと、、、

ドキドキ、、、、、

ヽ(´▽`)/OK~

ちゃんとアクティベートできました、3gの電波が入ります、電話が使えます。
もちろんiphone3gs君のデータは、全て無くなり出荷状態へ戻ります。
ショップの人しかやらないような初期設定をしなければなりません。
でも普通に携帯電話が使える人は、ごく普通にできますよね。
で、家に帰って、ituneからデータを復元すれば元どおり。

iphone4sを使っているのに、何もわざわざ古いiphone3gsを復活させなくてもいいじゃないのさ?って?
まぁ予備で持っていても便利だと思います。
そういえば竹ギターの巨匠も携帯電話をたくさん持ってましたね。
電池切れになると他の電話機にSIMを差し替えるという、お洒落な使い方をしていました。

実は、息子が5月くらいからアイルランドに3ヶ月間短期留学するわけでして、、、
持たせてみようと思うわけです。

日本以外の国は、携帯電話とSIMは別々に買うんですよね。
学生諸氏は、ほとんどプリペイドSIMだとのこと。
実に合理的です。

iphoneは、万国共通?だし、持って行かして使えればラッキーでしょ?
海外ローミングなんていうとベラボーに金がかかるしね。

ってなわけで結果報告は、息子の帰国後に。

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Sonido SFC1202 ~その1

昨夜「くり抜きギターへの想い~その3」というのを書こうと思っていたところ、、、山本さんからメールが届きました。

-----------------------------------------(抜粋)

鈴木さん こんばんは。
試作ギター今日発送しましたので明日配達になります。
~中略~

このギターは長い間考えていた燻煙材料を使用しています。その出来栄えが良く分からないので今日中村さんに来ていただき試奏し、感想を聞いてある程度の納得のできる物でしたので送ります。
-----------------------------------------

燻煙材料??
で、くり抜きですか?
一晩中ビックリしていました。


で、今日届きました。

これです。

20120311a


トップは、スプルースでしょうか?
できたてホヤホヤの色白です。
でもマッチロケではなく、ペールオレンジ(昔でいう肌色)に近い色です。
塗装してあるのだと思いますが木肌をモロに感じます。
色白でふくよかな小娘のようないでたち、さらさらとした心地よい手触り。
これは、、、、og3たまりません。

20120311b

マホガニーイロコ(の誤りです。山本さんからご指摘がございました。)だそうです。
この厚みでくり抜きです。
板材にしたら何本できるのでしょう?
贅沢極まりない作りです。
ここが燻煙材料なのでしょうか?
確かに美味しそうな香りがします。

20120311c

ボディ(サイド&バック)は、イロコ4本で構成され、くり抜かれています。
バインディングは、メイプル?でしょうか?
とてもお洒落です。

いつぞや中村さんに聞いたお話、、、
無垢材だと歪みや割れが出て、強度も高くないこと。
ピアノの調律士である中村さんは、いろいろと良く教えてくれました。
グランドピアノの大屋根も細い材を張り合わせて構成されていると。
木の繊維を切ることで歪みや狂いを押さえているということです。
木の合わせ方一つで100年以上経っても大丈夫なんだそうです。
これは、経験と知識と技術がなせること。
深いです。


20120311d

これがサイド内側に掘ってある紋。

モノというのは、それぞれの固体振動があります。
わかりやすいところで言えば木琴とか鉄琴とかね。
ギターは「箱」なのでその容積に応じた固体振動というのがあるわけです。
定在波というらしいです。
いわゆる「箱鳴り」というやつ。
ギターの中の空気は、ある一定の振動をします。
ある音がやたらと良く出るし、全く響かない音がある、、なんていう経験ありますよね?
ギター内の定在波をこの紋で乱反射させ、上手く分散させながら綺麗な倍音作ろうというのが、この紋です。
こんな手間をかけてできたギターは、世界中探してもありません。
何度もくどいとようですが、これはくり抜きです。

20120311e


この下というか裏は、いわゆる鉄弦のXブレイジングではありません。
竹ギターとおなじ放射状になっています。
ダイナミックブレイジングというのでしょうか?
クラッシックギターのファンブレイジングとも違います。
のっけからものすごくでかい音がしてビックリしました。
出来立てホヤホヤという感じがしません。
かといって出音の頭が汚くつぶれたようなうるさい音ではありません。
朗々と鳴ります。
燻煙材料の妙でしょうか?

出音は、以前紹介したKleinに極めてよく似ています。
爪弾いていると気がつきません。
山本さんと中村さんのギターは、我が家にいる借りてきた高級な猫と違い、容赦なくガンガン弾かないと製作者本人から叱られます。
なので、心置きなく弾きます。
ある程度強く弾くと、歯切れが良く、迫力のある音が出てきます。
これは竹ギターも同じ。
それは単に音量ではなく、音圧がある音として耳に届きます。

20120311f


もうこのネックに関しては、何も書くことはありません。
メイプルの積層です。
綺麗です。
ただのメイプルじゃないはずです。
このネックシェイプは、私の左手を自由に解放してくれる魔法のカタチです。




20120311g

Sonidoと彫られた渋いロッドカバーが素敵です。
指板下まで入っているヘッドの付き板がそこはかとなくカッコイイ、大人の仕業。
ピントが合ってませんが、ナットを見てください。
1弦から6弦に向かってナットが高くなっているように見えます。
かといって弦高が高いわけではありません。
溝が深く掘られ、ナットと弦の接触面積を増やしています。
振動が伝わりやすくなるということだと思います。
これもいままで見たことが無いナットの形状ですね。

ともあれ初日は、こんな感じでしょうか。
箱から取り出し、弾き始めるとどんどん変わる音。
外気から室温に戻り、振動が伝わり始めると、音が生き生きしてきます。
出来立てなのでまだ音は若く、こなれている感じはありません。
しかし新品とは信じられないくらいの芯のあるでかい音。

3~5弦は、とても明るく引き締まった鳴りで、感銘を受けました。
プレーンの1~2弦は、まだ音に伸びが感じられません。
6弦は、もうちょっと、といった感じが否めません。
これは、時間が解決するでしょう。
寝食を忘れて弾かねばなりません。
このギターは、もっと化けるはずです。


※業務連絡
山本さん、まことに申し訳ございませんが、このギターの詳細を教えてください。
メールをお待ち申し上げます。



あれから1年。
2時46分に黙祷しました。
一人一人の悲しみがいろいろな形で伝わってきます。
その悲しみを、、、、再び元気にするためは、、、、

お金かもしれません。
土地かもしれません。
暖かい家かもしれません。
仕事や学校かもしれません、
友達かもしれません。
野球やサッカーかもしれません。
美味しい食べ物やお酒かもしれません。
歌や音楽かもしれません。


ギターかもしれません。


ここで私が何かを伝えることで、ちょっとは元気になる人がいるかもしれません。


そんな命の使い方で生きて行こうと、あらためて感じた日でした。



つづく

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くり抜きギターへの想い~その2

今日は、天気が良く明るい日差しの我が家。

というわけで、お約束どおりに画像をお見せいたします。

20120303a

さすがに自然光だと違いますね。
この姿に時間を忘れます。

指板です。
こんな木目の指板は、海外の作家のギターにはありませんね。
わびさびの世界があります。

20120303b

さりげないリブレストのシェイプです。
でも中は、くり抜きですよ。
心にくい曲面だと思いませんか?

20120303c


カッタウェイです。
2枚の材で構成されているのがお分かりでしょうか?
この形でホローボディーなんです。
くどいようですが、くり抜きです。
技術の高さがうかがわれますね。

20120303d_2

20120303e_2


そしてこれが私をメロメロにさせるネック。
何とも深みのある素晴らしい木目です。
もう、、贅沢極まりないですね。

20120303f

でも私をメロメロにさせる理由というのは、木目だけじゃないんです。
山本さんのHPを読むと良くわかります。

山本さんが最初にギターに関わったのは、かの寺田楽器でのネック研磨だそうです。
いったい何本のネックを磨いてきたのでしょう?

身におぼえのある方もいらっしゃると思いますが、モノを作るときには、必ず手で触って確かめながらやりますよね?
このネックは、何千、何万というネックを触ってきた手で仕上げたネックです。
偶然にも私が、最初に手にしたのは寺田楽器製です。
ひょっとしたら山本さんが磨いたネックなのかも知れません。

私の場合、ギターを演奏する時に、最も体でギターを感じる部分は、左手で触れるネックなんです。
さぁ弾くぞ!ってネックを握った時、その気持ちがけっこう左右されませんか?

錦糸町で初めて山本さんにお会いした時、その手の綺麗さにびっくりしました。
女性のようにしなやかな手です。
会場準備が終わった後、居酒屋で呑みながら酔った勢いで、その手に触らせていただきました。
やはりモノを作るのは「手」から。
その手が作ったギターは、その人自身を映し出します。

20120303g_2


このネックを握るたびに、山本さんが見えてきます。






そういえば桃の節句でしたね。
一日限りのお雛様。
また来年会おうね。

20120303h










つづく









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og3ギター講座~その2-いろんな抱き方

ということで、立ち姿でのお話。

og3が中学生の頃って座って弾いて歌う人が多かったんです。
今みたいに、バーにあるような背の高いカッコイイ椅子ではありません。
どこの体育館にでもあるようなスチールの折りたたみ椅子ですね。
最近そんな風に弾いて歌っている人は、見かけません。

で、かっこ良く立って歌うわけです。



いい感じですね。
さすがにカッコイイっす。

そもそもアコースティックギターは、クラシックギターと違って、いろんな大きさや厚さがあるので”コレじゃなきゃいけない”といった立ち姿は、ありません。
体の大きさも腕の長さも違います。
特に親父の場合は、腹の出具合でかなり違いますね。

実はね、og3ギター講座は、これから子どもにもギターの楽しさを教えたいのであります。
体の小さい子には難しいだろ?と言われそうですが、そんなことありません。



この子は、水谷ゆうちゃんと言います。
昨年の秋に、ユニバーサルミュージックからデビューしました。
身長は145cmですよ。
YAMAHAのAPXを立派に弾いていますね。
これ普通のフルスケールです。
どんどんこんな子が出てきて欲しいなぁと思います。

ちなみにPVには、鈴木福君が出ていて、SKSの親父としては、けっこう胸キュンだったりします。


つづく

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