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くり抜きギターへの想い~その2

今日は、天気が良く明るい日差しの我が家。

というわけで、お約束どおりに画像をお見せいたします。

20120303a

さすがに自然光だと違いますね。
この姿に時間を忘れます。

指板です。
こんな木目の指板は、海外の作家のギターにはありませんね。
わびさびの世界があります。

20120303b

さりげないリブレストのシェイプです。
でも中は、くり抜きですよ。
心にくい曲面だと思いませんか?

20120303c


カッタウェイです。
2枚の材で構成されているのがお分かりでしょうか?
この形でホローボディーなんです。
くどいようですが、くり抜きです。
技術の高さがうかがわれますね。

20120303d_2

20120303e_2


そしてこれが私をメロメロにさせるネック。
何とも深みのある素晴らしい木目です。
もう、、贅沢極まりないですね。

20120303f

でも私をメロメロにさせる理由というのは、木目だけじゃないんです。
山本さんのHPを読むと良くわかります。

山本さんが最初にギターに関わったのは、かの寺田楽器でのネック研磨だそうです。
いったい何本のネックを磨いてきたのでしょう?

身におぼえのある方もいらっしゃると思いますが、モノを作るときには、必ず手で触って確かめながらやりますよね?
このネックは、何千、何万というネックを触ってきた手で仕上げたネックです。
偶然にも私が、最初に手にしたのは寺田楽器製です。
ひょっとしたら山本さんが磨いたネックなのかも知れません。

私の場合、ギターを演奏する時に、最も体でギターを感じる部分は、左手で触れるネックなんです。
さぁ弾くぞ!ってネックを握った時、その気持ちがけっこう左右されませんか?

錦糸町で初めて山本さんにお会いした時、その手の綺麗さにびっくりしました。
女性のようにしなやかな手です。
会場準備が終わった後、居酒屋で呑みながら酔った勢いで、その手に触らせていただきました。
やはりモノを作るのは「手」から。
その手が作ったギターは、その人自身を映し出します。

20120303g_2


このネックを握るたびに、山本さんが見えてきます。






そういえば桃の節句でしたね。
一日限りのお雛様。
また来年会おうね。

20120303h










つづく









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コメント

og3さん、おはようございます。
美しいギターですね。ため息が出ます。。。
私が初めて持ったギターも寺田楽器製でした。
ひょっとして、私のギターもその山本さんという方が磨いたネックなのかな、と想えば、嬉しくなりました。
縁の不思議を感じます。

Tシャツ、いい感じですね。(笑)

Toshi

投稿: Toshi | 2012年3月 4日 (日) 午前 09時30分

日本人の匠の技ですね!

投稿: ササン | 2012年3月 4日 (日) 午前 11時36分

素晴らしいですね。

投稿: くわちゃ | 2012年3月 7日 (水) 午前 08時22分

Toshiさん>>
寺田楽器は、安くて良いギターを作ってましたね。
今も近所の楽器屋で良く見かけます。
手工で10万円くらいしますね。
ちょっと欲しい気もします。

ささんさん>>
いずれ音をUPしますね。

くわちゃさん>>
くわちゃさんも確か寺田楽器製のMorris W-20をお持ちですよね。
やはりギターが呼ぶのでしょうか¥?

投稿: og3 | 2012年3月13日 (火) 午前 08時24分

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