くり抜きギターへの想い~その2
今日は、天気が良く明るい日差しの我が家。
というわけで、お約束どおりに画像をお見せいたします。
さすがに自然光だと違いますね。
この姿に時間を忘れます。
指板です。
こんな木目の指板は、海外の作家のギターにはありませんね。
わびさびの世界があります。
さりげないリブレストのシェイプです。
でも中は、くり抜きですよ。
心にくい曲面だと思いませんか?
カッタウェイです。
2枚の材で構成されているのがお分かりでしょうか?
この形でホローボディーなんです。
くどいようですが、くり抜きです。
技術の高さがうかがわれますね。
そしてこれが私をメロメロにさせるネック。
何とも深みのある素晴らしい木目です。
もう、、贅沢極まりないですね。
でも私をメロメロにさせる理由というのは、木目だけじゃないんです。
山本さんのHPを読むと良くわかります。
山本さんが最初にギターに関わったのは、かの寺田楽器でのネック研磨だそうです。
いったい何本のネックを磨いてきたのでしょう?
身におぼえのある方もいらっしゃると思いますが、モノを作るときには、必ず手で触って確かめながらやりますよね?
このネックは、何千、何万というネックを触ってきた手で仕上げたネックです。
偶然にも私が、最初に手にしたのは寺田楽器製です。
ひょっとしたら山本さんが磨いたネックなのかも知れません。
私の場合、ギターを演奏する時に、最も体でギターを感じる部分は、左手で触れるネックなんです。
さぁ弾くぞ!ってネックを握った時、その気持ちがけっこう左右されませんか?
錦糸町で初めて山本さんにお会いした時、その手の綺麗さにびっくりしました。
女性のようにしなやかな手です。
会場準備が終わった後、居酒屋で呑みながら酔った勢いで、その手に触らせていただきました。
やはりモノを作るのは「手」から。
その手が作ったギターは、その人自身を映し出します。
このネックを握るたびに、山本さんが見えてきます。
そういえば桃の節句でしたね。
一日限りのお雛様。
また来年会おうね。
つづく
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コメント
og3さん、おはようございます。
美しいギターですね。ため息が出ます。。。
私が初めて持ったギターも寺田楽器製でした。
ひょっとして、私のギターもその山本さんという方が磨いたネックなのかな、と想えば、嬉しくなりました。
縁の不思議を感じます。
Tシャツ、いい感じですね。(笑)
Toshi
投稿: Toshi | 2012年3月 4日 (日) 午前 09時30分
日本人の匠の技ですね!
投稿: ササン | 2012年3月 4日 (日) 午前 11時36分
素晴らしいですね。
投稿: くわちゃ | 2012年3月 7日 (水) 午前 08時22分
Toshiさん>>
寺田楽器は、安くて良いギターを作ってましたね。
今も近所の楽器屋で良く見かけます。
手工で10万円くらいしますね。
ちょっと欲しい気もします。
ささんさん>>
いずれ音をUPしますね。
くわちゃさん>>
くわちゃさんも確か寺田楽器製のMorris W-20をお持ちですよね。
やはりギターが呼ぶのでしょうか¥?
投稿: og3 | 2012年3月13日 (火) 午前 08時24分