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2013年1月

南極に行ってみたくなった

先日大学時代のバンド4人で呑んだ時
「最近、何聴いてんの?」
という話題になった。

それぞれ個性豊かな連中なので、聴いている音楽はそれなりに濃いところあるしブッタマゲルところもある。
Yamahaの金魚バチを弾いていた「Queen」大好きのギターのYoっちゃんにいたっては、大学時代あれほどコキオロシテイタ「さだまさし」を御愛聴との発言に一同ひっくり返された。
ずいぶん人間丸くなったものだ。
2件目のカラオケ屋では「案山子」を朗々と歌っていた。
時の流れとは、摩訶不思議である。

さて、私はといえば、、、、
「ん、うう、、何も聴いてないなぁ、、、、」
答えになってない。
「お前、コンポーザーだからな」
と言われたが理由になってない。

頭をシラフにしてよく考えても、何も聴いていないのだ。
いや、聴いていないのではない、聴いているのだが、とりたてて突っ込んで聴いているアーティストがいないのだ。
かといって中年オヤジにありがちな昔懐かしの青春ミュージックを掘りおこして聴くことも無い。

そういやここ10年で買ったCDは2枚だけだし、、、
営業車の中では、BayFMをだら流しだし、、、、
家の中でも一人のときはNetRadioをだら流しだ、、、、

まぁBayFMは眠気覚ましだから聴いているうちには、入らんなぁ。
気が向いたときにはyoutubeだし。
やはり一番耳を傾けているのはNetRadioだろうか?

お役目終了となったiphone3Gsが、あれから私のラヂオを化している。
息子がアイルランドに行くときに持たせたが、それどころではなかったとのこと。
本人愛用のiphone4のSkypeが快適すぎて、我が家との連絡には何ら不自由しなかった。

帰国したiphone3Gsは、もったいないのでtune in radioというアプリのお世話になっている。
ようは世界中のradioが聴けるというシロモノ。

"A"net stationという南極のラジオ局を聴いている。
DJも無くCMも無く、曲紹介すら無い。
ただただ一日中ギターの音楽が流れているのだ。
ニュージーランドの南極海に浮かぶスネアーズ諸島にあるラジオ局らしい。
HPを見ても英語だからよくわからんが、やれグリーンピースだのシーシェパードだの書いてるので、それそうとうの活動家なのだろうが、そんなことは知ったこっちゃない。
音楽は自由だ。

これといってカテゴリーも無く、世界中のギター音楽を流している。
いったいどういう選曲をしてるか、さっぱりわからない。
曲順はいつ変わるかわからない。
聴き始めると毎日同じ。
だから聴かない時は、offではなくposeにしておく。
とはいえとりあえず私的には、けっこう快適なのだ。

もうガンガンゴリゴリ刺激を求めて何かを聴く年でもないのかな?
そんなところでギターの音に癒されている生活も悪くないよね。

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家内安全、無病息災

酒の話題ばかりだったので、休肝日にしようと思ったのが先週の日曜。

「今日は、呑まないぞ」と声にして宣言す。
「どうしたの?どっか悪いの?きっと明日は天変地異じゃ~地球滅亡じゃ~」
何言ってんだ、うちのカミさんは、、、、、

しかし翌日はドカ雪。
おいらのせいじゃないぞ、、、、、

仕事場にカミサンを迎えに行くと大渋滞。
半日つぶす、、、、、

帰ってくると咳と鼻水が出てる。
あれ?ひいたか?

翌日仕事から帰ってくると熱が出てる。
あ、ひいたな。

その翌日病院から帰ってくると熱が上がってる。。。38.6度
あれ?インフルエンザ?

「明日また病院に行って検査してもらったら?」
無理だ、、、
頭は痛いし、首肩腰etc節々痛いし、咳とか鼻水とか顔から出るもの全部出てるし、、、

とりあえず何か食べて薬飲んで。
布団の中で七転八倒。
隣の和室で寝っぱなし。

隙を見てカミさんが布団を敷きなおしてくれる。
「ぉお?ありがとう、、、で、これなに?」
いつもリビングにおいてある竹ギターと娘のギターが枕元に2本並べて立ててある。
「結界をはったの」
「はぁ?け、結界???」
笑い転げた。
真面目に具合が悪かったので、緊張の糸が切れると気分が楽になる。

翌日の昼。
トンネルをぬけたら、そこは雪国だったかのように、いきなり熱が下がり体が軽くなった。
治ったか?
明日の新年会、行けそうだな。
もうそんなことを考えている。

金曜の晩は、学生時代のバンドの新年会。
4人そろうのは、いったい何年ぶりだろうか?
酒を呑むのも忘れ、話しに花が咲いた。

家に帰ったら時計の針は翌日だった。


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初詣

年末年始は9連休でした。
家族は皆仕事&バイト。
そして留守番の私。
でも大晦日と正月は、一家4人そろいました。
メデタシメデタシ。

気がつくと、、初詣してないぞ?
ということで1月6日に、一人イソイソと成田山新勝寺に出かけました。
ここの不動明王は弘法大師が開眼したという霊験あらたかなお寺。
実は私が出た中学校の上にも成田山水上寺というのがあって、毎年ゆく年くる年を見た後に登ってましたね。

成田山新勝寺は、真言密教。
実家は曹洞宗建明寺の檀家。
確か大本山は永平寺ですよね?
日本にはヤオヨロズの神がいて、どこをどういう風に信仰しても良いという国。
それほど信心深くないog3は、とりあえずどこか拝んでおけばバチに当たらんだろうという軽いノリで初詣。

混むと面倒なので10時ころに成田へ。
うむ、すいてる。
が、寒い。

参道をノンビリ歩く。
やはり年配の方が多い。
でも歩くの速いなぁ~!
どんどん追い抜かれてゆく。

長命泉、米屋、うなぎ、今川焼き、ケバブ。。。
誘惑おおいぞ。
しかし、まず参拝だ。

賽銭投げて拝む。
作らねばならぬ曲がいくつかある。
名曲祈願といったところだろうか。

本堂では護摩をたいている。
中からすごい太鼓の音がする。
不動明王はどこだ?
入ってみようかな?
覗いて見る。
「そろそろ終わるから、たくさん人が出てくるね。」と後ろから声がする。
なるほど、そりゃ大変だ。
とっとと本堂を後に。

左側の順路をたどって降りると娘がアルバイトをしている酒屋がある。
ここで雷神堂のせんべいを売ってるらしい。
鍋店

路地には人がひしめいている。
すごいな、何だこりゃ?
みんな甘酒飲んでる。

どれどれ、、、、、
甘酒売りの鍋のとなりには、仁勇が飲み頃に暖まっている。
思わず手が伸びるが、まだ午前中だし、、断腸の思いで引っ込めた。

甘酒 一杯 100円
美味い!
ビックリした。
さすが造り酒屋の甘酒だ。

甘酒は、酒粕で作るのと米麹で作るのと2種類ある。
酒粕で作ると少々アルコールが残っており、酸味があってあまり好きではない。
これは間違いなく米麹で作った甘酒だ。
さらりと甘く、上品な香り。
この味で100円かい、、贅沢だな。

ということは酒も美味いはず。
店内は日本酒天国、お~!!!
酒屋で見る一升瓶は、なんと美しいのだろう。
語りかけてくるようだ。
やはり酒屋と楽器屋とハードオフに行くときは一人に限る。

時間を忘れて見ていると、お店の人が丁寧に説明してくれる。
仁勇を買うか?不動を買うか?

しかしちょっと待て、長い参道を一升瓶もって帰るのシンドイな。。。。
また来る言い訳をつくろう。

開運生貯蔵酒という正月用の300ml瓶(1合7勺=2合お座敷サイズ?)は500円。
これだな。


あっそうだ!せんべいだ!
娘に買って来いと言われてたんだ。
いかんいかん、、、、、

といっても雷神堂は同じ店内。
ズラ~~~っと並ぶせんべいは圧巻、壮観。
いったいどれ買えばいいんだ?
袋入りの全種類買ったら宅急便呼ばなきゃならんな、これ。

ばら売り買うか。
しょうゆ、ザラメ、海苔巻き、かた焼き、チーズ、海苔チーズ、、、、、、ect.
なんだかんだで11枚買う。
これもまた来る言い訳。

午前中は品出しやってるから会えないよ、、、と言ってた娘が店頭販売やってる。
「いらっしゃませ↗~」と語尾が上がる独特の客寄せ。
けっこういい声出してるじゃん。
腹筋使ってるね。

お客さんがちょっとひけたところで後ろから驚かす。
「お持ち帰りで~」
「いらっしゃいま、、?、、、せ、、」
一応ひるんでいるらしい。
「こちらが袋入りの500円。こちらがナンチャラカンチャラドーヤーコーヤ。。」
しかし立ち直るのは早い。
流暢な売り口上。
どうやらここは娘の舞台らしい。
「じゃこっちの250円の」
と酒を買った袋を開けて入れてもらう。
すーっと顔が近づいてきて、、、
「ザラメとチーズ」
「買ったよ」
親子の距離で内緒話。

「どうもね~」
「ありがとうございました~!」
一瞬で舞台は戻る。

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I Love せんべい
店頭で焼いて、割ってまた醤油をつけている。
香ばしく、あと漬けの醤油がまた香る。
前歯で食らいつき、奥歯で味わう。
バリバリと私のデカイ頭蓋骨を振動させる音がやたらと気持ちいい。
せんべいの醍醐味だ。

これを肴に呑む。
いやはやたいしたもんだよ、さっき飲んだ甘酒と同じだ。
さらりと甘く、軽く上品な口あたり。
お酒のほうから勝手に口に入ってくる。
このサイズで正解かも?
5合瓶だったら全部飲んでる。


娘がいるうちにもう一度行ってみようかね。
ザラメとチーズと仁勇を買いに。






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菊姫

昨年の大晦日。
探していた酒を呑むことができた。

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十数年前、日本酒ブームの時、端麗辛口が流行った。
燗酒が好きな私は、その流行にのれないまま冷酒を飲んでいた。
これは、その逆。
冷やで呑むとまったり甘く、濃く、重い。
されど優しく、奈落の底に引きずりこまれるような旨みがある。

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熱燗でもぬる燗でもない。
上燗にすると眠っていた酒がよみがえる。
芳しい香りが広がり、あと味はピリリと引き締まる。

Toshiさんからいただいた「まんこい」もそうだ。
メールにはロックがお勧めと記してある。
しかし元日の晩、濃い目のお湯割りでいただいてみた。
芳醇な香りが広がり、そこはまるで奄美の楽園。

どちらもじっくり熟成させたのだろう。
おとなの初恋といった気分にさせてくれる。

なぜに「菊姫」を探していたかというと、さかのぼること3年前。
こんなこと
があり、こんなものをいただいた。
その結果発表の生放送で松武秀樹氏と氏家克典氏が着ていたTシャツが妙な漢字のデザイン。

特に気にとめず、やりすごしてました。

が、、、、

翌年の正月、松武秀樹氏が菊姫の餅つきに参加しており、ツイキャスでそれを生放送しているのを偶然見つけてビックリ。
どうやら松武秀樹氏は、菊姫にぞっこんらしい。
しかも菊姫は燗酒で呑む酒らしい。

ググる。

菊姫歳時記


音楽は松武秀樹氏。
公式HP
にもある。
しかしこれだけで、餅つきに訪れ、菊姫を常用酒にするだろうか?
Twitterでの書き込みを見ても、そうではないようだ。
お勧めは「菊姫」の「姫」の燗だともつぶやいている。

これは呑まねば。

一昨年の暮れ、行きつけの酒屋で見つける。
しかし越乃寒梅を買ったあと。

本来酒は、祭り事に呑むのが最も美味い飲み方だと信じている。

自分でもバカだと思うが、この正月までその楽しみをとっておいた。

金さえあれば好きな時に好きな物を好きなだけ買える。

それは文明であり文化ではない。

酒は日本の文化。

そんな呑み方が好きだ。






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老兵

3年ぶりにパソコンをバラしてみた。
去年の秋くらいから、電源を入れるとブ~ブ~と振動してうるさい音がするようになり、家族が心配し始めたというのがその理由。
しばらくすると止まるんだけどね。

3つ目の筐体に変える時、もうおとなのパソコンを作ろうと思ってけっこう奮発して買った箱。
中身は3代目となる。
吸気側にはフィルターが付いているので中がホコリだらけになることはない。
まぁしかし静音設計なのに騒音が出たんじゃね。
それにそもそも音楽したくて作ったのにうるさかったら意味が無い。

このパソコンは12cmのファンが3枚入ってる。
どうやら吸気側のファンがうなってるらしいので、交換しようと年末の売り出しで買っておいた。

パソコン開けるの久しぶりじゃの~。
ややこしい配線はずして、、、
どれどれ、、、、

うゎ、やっぱホコリだらけにだわ、、、
フィルターを通り抜けた細か~いホコリが積もってる。
おっしゃ掃除機で、、、無理だ、入らん。
しょうが無いから分解す。
グラフィックカードもサウンドカードもHDDもファンもいろんなパーツ全部はずす。
チマチマと掃除。

が、ややこい、、、、
バカでかいグラフィックカードにはファンもヒートシンクもくっついてる。
漫画を描くカミさんと娘にと、おごったパーツ。
あ~なんて家族おもいなんだろう~、、と自画自賛。

その上DAWで作曲したり、娘と録音したり動画作ったりしてるから、データの量も膨大なので、HDDは3枚も入ってる。

組み付け。
さてと、うるさいファンは、、
あれ?アッセンブリがはずれてるそ?
そんだけかい?
どうするか?
増設だ。

ATX電源のところが空いてた。
冷却効率を考えてファンを組み替え。
これで12cmファン4枚ついたことになる。

ややこしい配線をもとに戻して、なんだかんだで3時間。

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上にはBEHRINGERのMixer、Sound Blasterサウンドカードの外部アクセス、YAMAHAのMIDI音源MU1000。
今じゃ、Windows7のノートパソコンにCubase入れて、Steinbergのオーディオインターフェイスをつないでるからほとんど使わななくなっちゃった。

でも落ち着いて何かする時には、これに限る。
息子がおいて行った21インチと古い15インチという変則デュアルモニター。
2つあると作業効率がやたら良い。


我が家の老兵は、まだまだ健在だ。




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元日の福

12月16日
小包が届いた。
なんだろう?

開けてビックリ!

20130101a

入っていた手紙を読む。
Toshiさんからだった。
ご覧の通り、ブログを相互リンクさせていただいている「ギターとともに...おやじの再出発ブログ~My Pace, My Life~」の方である。
癌という大病から復帰されたギター親父さん。
かくいう私もつまらない心の病で人生の淵を彷徨っていた頃があり、互いのブログを行き来しているうちに、なんとなく同じ匂いを感じて仲良くしていただいている。
なのでまだお会いしたことが無い。

以前、小布施の新生教会での竹ギターコンサートで中村さんと震災復興支援CDを作って募金集めをした。
その後Toshiさんからmixiメッセージを頂き、活動に賛同され、そのCDをお贈りしたことがある。
そのお礼、、、と書いてあるがあれは売り物ではないので「お礼」を頂くようなシロモノではないと思うのだが????

いずれお返しは、しなければ、、、という備忘録。

とりあえすToshiさんにメールでお礼。
元日に開けて、夕食に息子と呑むと心に決めたが。。。。。

そんなの、待てるわけが無い、、、、日が暮れたので、、ちょっと味見を、、と、、

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娘が修学旅行の沖縄土産に買ってきたグラスに氷を二つ浮かべてロックでいただく。

参った、、、
完全に持ってかれました。
とろりと甘く染み渡る心地よさ。
あと味は、まるで風が吹くがごとくさわやかな香り。

頭がハジケたので回し飲み。
美味いといいながらも顔をしかめる息子。
さすがにロックじゃキツそうだ。
二十歳といえどもまだまだオコチャマなのね。
この深みは、わかるまい。

「あ~ラム酒みたい~」と家内。
「お菓子つくるのにいいね~」
だめ!
そういえば新婚の頃、ブラウンラム酒に凝っていたっけ。
似てるけど違うでしょうよ?

肴も無いまま、2杯目。
もう頭の中には、いろんな記憶が、、、、

学生の頃、10泊11日で与論島に行った。
泊まったマルヒコ荘という民宿。
民宿の主は、野口さんという漁師だった。
そこの食堂には「有泉」という黒糖焼酎があって自由に飲めた。
しかし泊まったお客で呑んでたのは私だけ。
当然のことながら?意気投合。
イカの黒造りを初めて食らう。
不気味なウツボを目の前に与論献奉。
毎晩ヘベレケだった。

中村さんから頂いた田中一村の画集。
偶然にも展覧会がやってきたので見に行ったこと。

そんなことを走馬灯のように思い出しながら3杯目。
おいおい全然味見になってないぞ、、、、

これは大事に呑もう、と箱へしまうことに。

ふと目をやる包んであった新聞。

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これか!

やられた~
Toshiさんに脱帽です。

最高の年明けでしたね。


あけましておめでとうございます。
本年も「og3の自由帳」でお会いしましょう。





追記
「まんこい」の弥生焼酎醸造所を紹介し忘れました。
こちらです。
http://www.kokuto-shouchu.co.jp/about.html

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