菊姫
昨年の大晦日。
探していた酒を呑むことができた。
十数年前、日本酒ブームの時、端麗辛口が流行った。
燗酒が好きな私は、その流行にのれないまま冷酒を飲んでいた。
これは、その逆。
冷やで呑むとまったり甘く、濃く、重い。
されど優しく、奈落の底に引きずりこまれるような旨みがある。
熱燗でもぬる燗でもない。
上燗にすると眠っていた酒がよみがえる。
芳しい香りが広がり、あと味はピリリと引き締まる。
Toshiさんからいただいた「まんこい」もそうだ。
メールにはロックがお勧めと記してある。
しかし元日の晩、濃い目のお湯割りでいただいてみた。
芳醇な香りが広がり、そこはまるで奄美の楽園。
どちらもじっくり熟成させたのだろう。
おとなの初恋といった気分にさせてくれる。
なぜに「菊姫」を探していたかというと、さかのぼること3年前。
こんなことがあり、こんなものをいただいた。
その結果発表の生放送で松武秀樹氏と氏家克典氏が着ていたTシャツが妙な漢字のデザイン。
特に気にとめず、やりすごしてました。
が、、、、
翌年の正月、松武秀樹氏が菊姫の餅つきに参加しており、ツイキャスでそれを生放送しているのを偶然見つけてビックリ。
どうやら松武秀樹氏は、菊姫にぞっこんらしい。
しかも菊姫は燗酒で呑む酒らしい。
ググる。
菊姫歳時記
音楽は松武秀樹氏。
公式HPにもある。
しかしこれだけで、餅つきに訪れ、菊姫を常用酒にするだろうか?
Twitterでの書き込みを見ても、そうではないようだ。
お勧めは「菊姫」の「姫」の燗だともつぶやいている。
これは呑まねば。
一昨年の暮れ、行きつけの酒屋で見つける。
しかし越乃寒梅を買ったあと。
本来酒は、祭り事に呑むのが最も美味い飲み方だと信じている。
自分でもバカだと思うが、この正月までその楽しみをとっておいた。
金さえあれば好きな時に好きな物を好きなだけ買える。
それは文明であり文化ではない。
酒は日本の文化。
そんな呑み方が好きだ。
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コメント
og3さん、おはようございます。
「燗」も日本の文化。
こだわりを持って、飲みたいですね。
(私の場合は単なる言い訳ですがね。笑)
Toshi
投稿: Toshi | 2013年1月 8日 (火) 午前 06時59分
Toshiさん>>
そうですね。
まぁそれほどこだわって呑んでいるわけでは無いんですが、、、、、
何故か今年は、正月早々酒の記事二つ書いてブログを初めてしまいました。
なんだか次も酒の記事になりそうです。
娘のアルバイト先の、、ムニャムニャとか、、
それに竹ギターも酒も日本の文化だし。
(といういいわけ、、、)
やっぱりギターの話題がいいですかね?
投稿: og3 | 2013年1月10日 (木) 午後 06時27分