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2013年5月

Tokyoハンドクラフトギターフェス2013~その2

これな~んだ?

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見てるとコーヒーか紅茶がほしくなりますね。
まるでお菓子みたい。
いったいどこに行ってきたのさ?
Tokyoハンドクラフトギターフェスです。

これは、なんとペグボタンです。
長年ギターを弾いていて、いろいろな装飾を見て来ましたが、これは初めて。
いい年したオヤジが何を血迷って、、、と言われそうですが、幼かった時の自分を思いだしましょう。

ギターは憧れだったと思います。
ギターを持っているやつは、どんな人でもカッコ良く見えましたよね?
テレビに出てるあの人と同じギターがほしかったでしょう?
そして初めてギターを買うとき、何本も何本も試奏しましたか?
何を感じてそのギターを選びましたか?
手に入れたギターを弾いているうちに、だんだん色気が出てきてヘッドにマスコットや小さなぬいぐるみをぶら下げたりしませんでしたか?
憧れの歌手と同じストラップを買いませんでしたか?
ギターのあちこちにお気に入りのメーカーのシールやアーティストのステッカーを張ったりしませんでしたか?

とりあえず「カッコ良さ」から入り、いっちょまえに弾けるようになるまで、ギターの音なんてどーでもよかったんです。

そういうところからギターの深みにハマりましたよね?
ギターの入り口は、そこです。
ようするに、たくさんの若い人たちにギターを弾いてほしいわけです。

もし、店頭に並ぶギターにこのペグボタンが付いていたらどうでしょう?
「カワイイ~!」でしょう?
もし、そのペグボタンが自分のイニシャルだったらどうでしょう?
「カワイイ~!!」でしょう?
もし、自分の娘のギターにこれを付けたら?
「カワイイ~!!!」だろ!
だから買ったよ!

今「カワイイ~!」という言葉は、世界共通語になんですよね。

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今のところ一つ一つ3Dプリンターで作成しているそうです。
だから1個1500円
大手メーカーが金型おこして作ったら3~4分の1以下の価格になるでしょう。
そうしたらこれを作っているEnnoshita Artさんは、負けちゃうかも?
と思ったら既に実用新案登録をされていました。
流石ですね。
これから大いに楽しみです。


その裏側にぽっかり空いたブースが一つ。
前日、突然キャンセルがあったという鈴川さんのブースだ。
逢いたかったなぁ。。。。
何かあったんだろうか?
ちょっと心配です、、、、


ふ~
いーかげん疲れてきたので、廊下のソファーでひと休み。
大荷物の山本さん。
名古屋から何本もギターを持って新幹線に乗ってきたのだ。

「あんたなぁ、これ弾いてみてくれんか?」
w(゚o゚)w
テープルの上に出された同型のギター2本。
(lll゚Д゚)
燻煙 before and after の弾き比べだ。
ヾ(.;.;゚Д゚)ノ

今まで数えきれないほどのギターを試奏した(数えていないので、、、)
そして幾度と無くショップに足を運んだ。
しかし、それにしても、、いままでこんな贅沢な試奏は、あっただろうか?
もう気分はスカイツリーのてっぺんに、、、
ヽ(゚▽゚*)乂(*゚▽゚)ノ ♪

山本さんから話を聞く。
樹木の主要化学成分であるリグニン、セルロース、ヘミセルロースの話。
三重大学における研究の話。
勉強され、研究し、仮説を立て、自宅に自らの手で燻煙庫を作り、そこで日夜木材と語らい、ギターという楽器に適した燻煙を考えている。
やみくもに燻煙しているわけではない。
あまりにもストイックだ。

山本さんは、中学を卒業されてからこの道に入った。
御年77歳。
地面にめり込むくらい、頭が下がる思いだ。
だから、その弾き比べがどうだったかなんて書けない。
写真も撮ったけど載せられない。
秘密だ。
なぜなら山本さんは、これからその集大成をお作りになるからだ。

大汗かいたのでペプシコーラを買いに走る。
そして例の燻煙くりぬきギターSonido SC1202と久しぶりのご対面。
私がお返しした後に他の人の下で弾かれていたと言う。
そうとう可愛がってもらったらしい。
いちだんと音に輪郭が出てきた。
気になっていた1-2弦のツマリも気にならないほど少なくなっている。
そしてギター全体に響きが出てきた。
弾いていて気持ちがよい。
実に、官能的だ。
このギターの音は、何故こんなにエロティックなんだ、、、、?????

山本さんのギターも中村さんのギターも、普通のギターよりその質量は、はるかに多い。
だから製作者の考える音が出てくるまでは、それ相当の時間がかかる。
毎日きちんと音を出し、それなりの演奏技術を持った人の手で弾き続けなければならない楽器だと思う。


たかがギター、されどギター。
ギターは、大衆楽器だと思っている。
より多くの人にその良さを知ってもらいたいと願う。

私は、今年の春先から腱鞘炎になって少々凹んでいた。
しかし弾けなくなったわけではない。
子どもたちにまみれて、キャンプで弾いたり。
たまには人前に出て弾いたり。
娘といっしょに弾いたり。
よく考えりゃけっこう素敵なことじゃないか。

やっぱり、ここに来て良かった。

~完

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Tokyoハンドクラフトギターフェス2013~その1

今年はあまり行く気持ちでは無かった、、、というのが実は本音だったりする。
とある場所で演奏する機会があったし、、、

しかし、竹ギターとくり抜きギターの恩師が来るというのでそちらを丁重にことわり、早めに腱鞘炎のリハビリを済ませ、いそいそと電車に乗ったわけです。

錦糸町は、これが無けれ年に一度しか行かない場所。
すみだ産業会館の8階は相変わらずだ。

両氏とは、久しぶり。
今回は、お二人とも出展者でなく観覧者というのが面白い。

積もる話も多く、そして新しい話題も新しい出会いもある。
幾度と無く会っていたが、初めて名乗って名刺交換をさせていただいたYさん。
またギターを通して新しい出逢いがあった。
だから会場に入ったものの延々と内容の濃い立話しに花が咲く。

会場内は、けっこう混んでいる。
ひとしきり話が落ち着いたところで見て回る。

なにか目新しいギター、、あるかな~?

ジロジロと見て、でも特に手にとって試奏するわけでもなく、今年はまるで初心者のog3、、、、

後ろから中村さんにつかまれて、とあるブースへ、、、、
そこには燻煙のクラッシックギターがあり、弾けと、、、、

「軽いだろ~。なぁ~?」と師が言う。
重さではなく、音らしい。
まぁ確かに軽いのだが、出音はとっても鮮やかだ。
重厚なバロックや迫力のあるスパニッシュの音とは違う。
これもアリだし、また新鮮でもあり、新たな音楽を創造させる味がある。
しかし、いかんせん3弦の音が伸びない。
デッドだ。
鉄弦ギターとナイロン弦ギターの違いは、3弦が巻き弦かプレーンかだ。
どちらにせよ難しい弦である。
弾いていても、どうやって音をつなげてゆくかは誰しもが悩む。
私のような素人がとやかく言うシロモノでは無いと思うが、そんな印象だった。


我が家の在庫が無くなったので大和マークの渡辺さんのブースへ。
2.5mm厚のサドルが欲しかったのだが、持ってきていないと、、、
エンドピンが欲しかったのだが、持ってきていないと、、、、
今年は、釣りで言えば「ボウズ」か、、、、
しかし渡辺さんとは年に一度しか会えない、まるで七夕の織姫と彦星のような関係なので、いろいろお話をうかがう。
「これ、どうですか?」
新製品と書かれているピックだが?

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ピックは新製品ではなく、それにくっついている丸いのが新製品の滑り止めなのだ。
剥して洗って何度でも使える新素材だという。
へ~~~!!!!!
握ってみるとちょっと厚めだけど、意外と指先にしっくりくる。
家に帰って試したら、軽く握っても大振りのストロークに安定感があって、とても素敵な気分になれる。
でもって、そのまま娘に取られた、、、、
ま、いっか、、、、

今までここに足が運ばなかったのは謎だ。
SKSのスイカからもメールもらったし。
そこには、ファンフレットのギターがひときわ目立っていた。
輝カンパニー

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試奏させていただく。
今まで弾いたファンフレットの中ではピカイチだ。
43.5mm幅のネックだが、ファンフレットの場合フレットの長さが長いのでそれを感じない。
極めて日本人サイズだと思う。
中村さんは、違和感しきり。
もうノーマルのフレットに手ができているからだという。
しかし両手に腱鞘炎を持ってしまった私の場合、左手が妙に楽なのだ。
手首の返しも少なく、指の角度も少なくてすむので、感をたよりに音だけ聴いて弾けば、とても弾きやすい。
作り手の意図とはまた違ったところに、弾き手の長所が見つかったりする。
ギターってそんなもんだ。
私が弾いている目の前で輝さんと中村さんが話をしている。
かたや物理的な理想を持ったソモギ論。
ダブルトップは薄く軽い。
そしてかたや非常識極まりないギターを作る変態オヤジ(失礼)
ぶ厚く重いトップを持つ竹ギター。
ひょっとしたらケンカになるのでは?と期待したが、それはそれ。
どちらにせよ良く鳴るのだ。
わかりやすく言えば、江戸風鈴なのか南部風鈴なのかといったところだろうか?
それにお互い同じ方向の人生を向いている。
両氏のブログをお読みいただければお分かりの通り、その人生はThe Long And Winding Loadである。
話の内容は、とても興味深く拝聴させていただいた。

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それから何本かクラシックギターを弾かせていただく。
1本目をバリバリとラスギャードしていると中村さんに小言を食らう。
「おい、それはそうやって弾くギターじゃねーよ、この辺を優しく弾いてみろ」
背骨が折れそうになった。すっごいわ。
ギターがささやく、、、
スミマセン参りました。
次は、私の好きなシダートップにバカにされた。
お前は下手だと。
センシティブなタッチに魅了された。
そしてここにある最も安いという5万数千円のギターだというが、これはなんだ?という音。
甘く、太く、優しく、深く。
抜群の表現力だ。
参った参った。
このギターは、間違いなくToshiさん好みだね。

つづく~




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もうとっくに始まっている

子キャン=子どもキャンプのことだ。
もしこれをおとながやったら、

1ヶ月くらいの準備でできるだろう。
豊富な経験。
高い安全性。
そして子どもたちが喜びそうなことを全部やる。
「子どもたち」というお客様のために。

しかしそこには、斬新なアイデアは無い。
山や川の遊び、ご飯や寝るところに、最新の道具をそろえ、金をかけ、「安全」に楽しませるために多くの規制を約束させる。

子どもたちは、これをやるために1年かける。
なかなか全員集まらない会議。
なかなか決まらないスケジュール。
なかなか進まない企画。

実は、おとなより子どものほうが忙しいのだ。
学校、部活、塾。
そして親の顔色をうかがいながら、少ないこづかいで買い物したり、カラオケに行ったり、友人と交流し、家庭の食卓を出てうどんと食ったりしている。
きっとそこには、親には与えてもらえない人生を変えるような刺激があったりする。

子キャンは「企業がお金をかけてやる100%楽しく安全なキャンプスクール」ではないのだ。

ある意味「子キャン」は、その全てを企画する「れんじゃ→」と呼ばれる子どもたちの年に一度の発表会でもある。

それを理解するのはとても難しい。

当然ながら小学生の参加者の親たちの考えとは、温度差が異なる場面が多い。
しかし一度子キャンを経験すると「れんじゃ→」を目指す子どもが多いのだ。

8月の子キャンに行き着くまで「れんじゃ→」のやってることは非効率はなはだしい。
しかし、それはおとなになってからは絶対にできないことなのだ。
社会に出ると、それは経済活動なので必ず費用対効果を求められる。

SKS=NPO佐倉子どもステーション
それができる、それをやらせてくれる。
私は、深い懐をもったおとなでなければならない。

付き合い始めて10年。
私は、そんなおとなになったんだろうか?
いや?答えは出ないな、きっと。

それでも私は今年も行く。
子どもキャンプに、、、、、、、、、、、、、、










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2013ちば発・ドラマリーディング劇 「森と風のはなし」

主催者から公に案内がありましたので、こちらにもUPいたします。

まずは、(特)NPOまちアート夢虫のここここご覧ください。

チラシを掲載しますが、若干内容が異なっている部分もございます。
各市教育委員会の後援が承認されているようですね。
またワークショップ等の詳細も順次掲載されるかもしれません。
問い合わせ等は、(特)NPOまちアート夢虫(特)NPO佐倉こどもステーションまでお願いいたします。

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応募締め切りは5月10日(金)となっていますが、少々期限を過ぎても「og3の紹介で~す!」と言えばきっと大丈夫だと思います。

今回もまた、舞台音楽を作ります。
8月には森の中で音楽ワークショップも行います。

皆様ふるってご参加ください。
森で待ってま~~すヽ(´▽`)/

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貧乏人の住処

いろいろと創作活動に時間を費やしていて、ブログを書くことに気がまわらない春。

先週は、こどもまつりでリフレッシュした。
子どもは、無邪気である。
「無邪気」な子どもたちと一緒にいると、おとなの「邪気」を「無」にしてくれる。
ありがたいありがたい。

2月ころから打ち込んでいた曲が仕上がって、振り付けの真っ最中らしい。
なんだかんだ言いながら、最初から最後までヘッドフォンの御世話になる。
同じので聴きっぱなしだと、耳がバカになり音にクセがつく。
だからとっかえひっかえヘッドフォンを変えるわけだが、やはり空気を通した音を聴いて仕上げたいというのが本音。ネ。

なんとかしたいよ。。。。。


ずいぶん前に、、、
このブログを読んでいるであろう会社の同僚にJBL Control 1なるスピーカーをもらいましてね。。。。。
すでにウーファーのエッジがボロボロ、、、、
交換するか?
1個9750円。
2個買って送料払うと2万円以上かかる。
んな金どこにも無いぞ。
というわけで5~6年オッポラかしていたわけです。

待てば海路の日和あり。
ヤフオクで発見す。
交換しようと思って買ったものの、エンクロージャーの開け方に悩んでいるうちに、引越ししたら本体がどっかいちゃったという出品者のコメント。
だから新品未使用。
7750円で落札す。ラッキ~ヽ(´▽`)/
早速交換。

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ムフフ見事じゃ。

さて音を聴いてみるか、とおもったらアンプが無いぞoh my gawd!

というわけで。。。。。

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ネットで話題のデジタルアンプ。
AC/DCアダプター付きで3180円送料込み。
THE AMPLIFIRE IS USE BOSE POWER ICなんて書いてあるけどウソっぱち。
しかも入力は左右逆だし。
さすが中国製だ。

鳴らしてみる。
そのままでかくなるという、何の変哲も味も素っ気もない感じの音。
TONEなんて全然使えない。
まぁDIRECTのままで充分だけどね。
しかし作る側としては、それがとてもありがたいわけです。
CUBASEから出る音をそのまま聴きたいんだ。

デジタルだからやたら増幅効率がいい。
DC12V 2Aで25W出る。
熱も全然出ないし。

小さい音で聴いているとなんとなくモワっとした感じ、やっぱりな~、、、
VOLUME回していくとビックリ!なんじゃこりゃ~!
大音量にすると朗々と鳴るではないか。
鳴らしているJBLもそんな性格のスピーカーだからかな?
でも集合住宅だとちょっとキツイぞ、、、、、
あぁ、プライベートスタジオがほしくなる、、、


和室では娘がギターを2本並べて、弾いては眺め、弾いては眺め。
「あぁ~なんてカワイイんだろ~」とため息まじりでのたまいている。
スタンドに立てて写真撮ってるし。。。。
そこだけ空気がピンク色になってるぞ。
いつからこんな風になったんだい?
そういえば北海道の息子も給料ためてフェンダーのエレキ買うって言ってたなぁ?

オヤジの悪影響をモロに受けてしまったのか。
スマンなぁ。。。。


バタバタとカミさんが出てゆく。
年に一度の同窓会。
本人は女子会だというが、、う=ん?
女子会って何歳までって決まってないしねぇ、、まいっか。
たまには主婦や母やパートのおばちゃんを忘れて遊んできてね。
プレゼントを抱えたカミさんを娘と二人で送り出す



でもって今日は、カミさんがいないから娘がお昼ごはん&お夕飯をつくると張り切って買い物に出て行った。
しばらく経つとメールの嵐、、、、
みりんある?
にんにくある?
片栗粉ある?
何作るんだろう?



今年も今日からずーっとお家でGW。
でもけっこう楽しい。

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