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ウソツキ

6月のある日。

お父さん会のこやっちから娘さんがギターを弾きたいという電話があった。
こやっちも「とうまさく」始めるんかいな?

どんなの買ったらいいの?というより、長続きするかどうか?というのもある。
まぁ我が家もそんな感じだったし。
娘さんも手のちっちゃな6年生である。

じゃ貸してあげよう。
Ovation Celebrity CP212
左利き用に改造してあったので、もとに戻す。
でもって配達先は子キャンの全体会。

入るや否や、、、
「og3、今年はね、初めての場所だから来なきゃだめよ、ここ、ここ、それでね、、、」
スタッフさんから機銃掃射を食らう。
そしてパンフレットやら下見の地図やら名簿やら、目の前に。
w(゚o゚)w

今年は、不参加と決めていた。
年も年だし、体力も無くなってるし。
そろそろ「お荷物」のog3になりつつある。

そもそも異動になったので帰りが遅くなり、れんじゃ→の会議やらスタッフのナンチャラカンチャラとか青年とのナンヤラカンヤラなど、全てに顔を出していない。
まぁ、これがフツーのサラリーマン親父なんだろうが、、、、

「居てくれるだけで安心するのよ」
えぇ、そうなの?
「何もしなくていいから」
いやぁそういうわけにはいかないでしょ、、、

もう行くと思っている子どもらがワラワラ集まってくる。
おいおい、、今年は行かないってば、、、、、ゴメンね


帰り際にWに会う。
「お~W、今年も行くんか~!」
「おっじっさ~ん!」
と、いつもの他愛も無い会話。
Wとは、子キャンの時にしか会わないんだよね。
でもいったい何回いっしょにいったのやら?
数えても思い出せないほどの仲だ。
異動になってから、彼を良く見かける早朝の乗換駅のホーム。
どこか都内の支援学校にでも通ってるのだろうか?

あら、お母さんもいるじゃん。
どうもどうも、と立ち話。
「うちの子、今年が最後なのでいっしょに行ってもらえませんか?」
あれれ?そういえばもう高3だっけ?

走馬灯のように、雪崩のように、彼とすごした子キャンのキオクがよみがえる。
いっぱいいっしょに遊んだよな~
川でじゃれあってさ、、、
私の夏には必ず彼のキオクがある。
そして彼の夏にも、少しだけ私の思い出があるだろう。

「行かない」といった言葉がガラガラち音を立てて崩れた。

よっしゃ!
彼の最後の子キャンの思い出の一人になろう。

7月半ば。
夏休み争奪戦が始まった。
休暇届をだした。
希望通りの夏季休暇が取れるかどうかまだわからない。

でも、気持ちは、彼といっしょに山にいる。

今年の夏も結構熱い。

待ってろ、子どもたち。
必ず行くから。

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コメント

今年が最後。
あと何回聞けるかなー(笑)

なんであんなに行きたいんだろう?
子キャンってすごいなー!
何がこんなに惹きつけるんだろう?(笑)

参加しないにしろ、何かしらの形で関わって欲しいなー、とは思います。


今年もお迎え会で待ってます!

投稿: なお | 2014年7月31日 (木) 午前 12時06分

すてきなウソに乾杯(^O^)/

自然の中で子供たちと過ごす時間は
きっとog3さんの活力にもなっているのでしょうね。

投稿: ササン | 2014年7月31日 (木) 午前 10時10分

なお>>
そうだよな。
いい年こいた親父がさ、もう10年も付き合ってる。
簡単に10年というが、なおも働いてるからわかるだろ?
そこに合わせてピンポイントで休みを取る難しさっての。
休んだ代償(という言葉は嫌いだが)をどうフォローしてゆくかってのも、おとながおとなであり続けるための「技」の一つなんだよね。
こどものために何をすべきか、そしてそれをどうやってやり続けるか。
今年は、また一つ親父になったような気がするよ。

待ってるぜ、お迎え会。
冷えたビール頼むよ。

投稿: og3 | 2014年7月31日 (木) 午後 08時58分

ササンさん>>
そうですね。
私の活力は、私のまわりにいる子どもたち、、?
いや、全ての人たちかも知れません。

金は無くとも、けっこう幸せな人生かもね。

投稿: og3 | 2014年7月31日 (木) 午後 09時01分

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