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FERNANDES GC-25

年取ったなぁ~と思う。
毎朝毎晩の通勤電車が体にこたえる年齢になりました。
休日ともなれば、節々が痛く、足腰がだるいこと。。。。
それを休めるのが「休日」なんだよと思うけど、そうは問屋が卸さない日が多いこと多いこと。

とりあえず今日は、何の予定もないので、ボーっとしてました。
昼寝から目覚めて、なんとなく疲れが取れたような気がしたので、とりとめもなくキーを打ちます、ポチポチと、、、

我がよき友よ、と言ってもギターの話。
とはいえ、都へのぼったわけじゃなくて、自分のギター、、、
久しぶりかも。
というより初めてのUPだわな。

13歳の時に手に入れた初めてのギター。
欲しくて欲しくて小遣いためて、両親を口説いて買いに行きました。
電車に乗って、バスに乗って行った楽器屋さんは「小池楽器店」。
店の奥に並んだギターの数々。
中学生の目には夢のように映りました。

このギターを買ったのをきっかけに、高校時代はこの店に入りびたるようになります。
ギター小僧の音楽の情報源といえば、雑誌、ラジオ、「小池楽器店」。
毎日毎日用も無いのに学校帰りには必ず店に入ってゆく、じつに迷惑な男子高校生でした。
弦を買う、カポを買う、レコードを友達に買わせる、、?
そしてこのギターもここで。
おまけに中学卒業と同時に友人か買い取ったMorris W20も小池楽器店です。

高校当時、フィルムコンサートというのを開いてくれましてね。
和洋問わず、有名どころのアーチストのライブ映像や今で言うプロモーションの18mmフィルムを近くの公民館上映してくれるわけです。
何があっても足を運んだ、私はきっと皆勤賞のはず?!
そのうち「何か見たいのある?」という話になり、あれもこれも、幾度となく土砂降りに無節操なリクエストをしてました。
とにかく何でもよかったんです、その年頃は。
でも、そのままおとなになってしったようでして、、
作曲も演奏も、はなはだ無節操なままのようです(u_u。)

小池楽器店
いつもお店には優しいおばあちゃんと、綺麗なお姉さんがいました。
ありがとうございます。
ここは私の原点です。

そしてあれから40数年。

FERNANDES GC-25

20141004a

2万1千円でした。
何故かきっちりおぼえています。

トップはアメリカ杉。
今で言うレッドシダーだと思います。
しかもこの価格で単板。
贅沢にも、けっこう厚めなんですよ。
今じゃ考えられませんね。
サイド&バックは、いい木目のローズウッドですが、おそらく合板でしょう。

中学3年生の時、卓球部だった私は、陸上部で砲丸投げの選手でした。
県大会に選ばれた時、家の中でフォームの練習をしてたら、ギターにつまづき、そのまま倒れ、トップを割ってしまうという涙も出ないほど悲しい思いをしました。
その時も小池楽器店で修理をしていただきました。
綺麗に治って戻ってきた時は、もう~嬉しいったらありゃしない。

20141004c

最近知ったのですが、FERNANDESの前身は新宿でクラッシックギターの卸売をしていた斉藤楽器とのこと。

ということは、当時のことをいろいろ考えたら生産はOEMのはずですね。
作ったのは、おそらく木曽鈴木か富士弦楽器か?といったところではないしょうか?
よく見ると「HAND MADE」とあります。
さて本当でしょうか?
情報をお持ちの方がいたら、お寄せください。

そしてNHKの「ギターを弾こう(1974年、講師は荘村清志)」に没頭。
テキストを注文しては、高3まで続けました。
にもかかわらず、何も知らない無鉄砲なギター小僧は、歌謡曲だろうがフォークソングだろうが演歌からロックに至るまで、何でもかんでもこれで弾いていました、とさ。


時々いろんなことを思い出しては、弾きます。
我が家でも、けっこうでかい音が出るギター。
甘く、深い、部屋中の空気を震わせるような音がします。
けっして今風の豪華な音ではありませんが。

でもって、疲れてたんでしょうね、ギターも。
あ~ぁ、、、

20141004b

人間に例えれば「疲労骨折」じゃないでしょうか?
割れて残ったポストを1弦が引っ張っちゃってビスまで浮いてます。

交換ですな、こりゃ。
どうするかな?と?
当時のまま、同じような、似たようなのペグを探すか?
はたまた我がよき友へのねぎらいを込めて、少々おごってやるか?

晩酌しながらゆっくり考えます。

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コメント

大体プラスチックが気に入りません、と言うことで私はアルミシャフト滑りにくくなるようにサンドプラスと処理と言う特注品をゴローバーの工場に直接オーダーしましたと言っても韓国にある工場なんですが^^
スチール用とナイロン用シャフトの太さが違います、どちらもウォームギアに板バネで振動を止める部品が入るカバー無しこれはウェーバリータイプと言う。最近はワンスロットヘッドのために全部で150セットくらい作った一生分位ある。
良かったらワンセット分あげますか?センター部分がこの写真のように隙が出来ますが別に問題は無い見た目だけのこと。
ちょうど鈴木さんが庄村清さんのギターを弾こうを私もリアルタイムで見ていた。そのころ本気でクラシックを勉強していたので。

投稿: クレオバンブー中村 | 2014年10月 4日 (土) 午後 08時11分

なんと大事にしてもらったギターでしょう

私はいけません、薄情です 冷酷です
そう家族に言われます。

すぐに見捨てる

わたしもog3さん見習いたい
あぁ今からでも改心できるでしょうか・・・

投稿: ササン | 2014年10月 5日 (日) 午後 09時23分

og3さん、こんばんは。

og3さんの原点がクラシックギター、というのは以前の記事
で承知をしていましたが、ギターを見るのは初めて。。
なんか、嬉しいっすね!
40年、、、歴史を感じますね。きっと、いい音がするのでしょうね。聴いてみたいです。
そう言えば、先日、NHKだったと思いますが、荘村清志さんの演奏を見ました。
オーケストラとともにアランフェス協奏曲を演奏されてましたが、素晴らしい。円熟の演奏だと感じました。
荘村清志さんもog3さんの原点の一つなのですね~。40年経って、今の演奏を聴けるというのも素晴らしいですよね。
ギターというのは長く付き合える楽器なんだな、と改めて思いました。

Toshi

投稿: Toshi | 2014年10月 5日 (日) 午後 10時03分

中村さん>>>
すみません。お言葉に甘えちゃってよろしいですか?
シャフトの径がヘッドの穴に合うかどうか心配です。
それから12月、もしくは来年の1月頃に竹ギターのイベントを開いていただけるそうです。
演奏やその生音もさることながら、やはり「どうやって作ってるの?」というのは興味の的になると思います。
もしよろしければ治具や作りかけのパーツなどを数点お持ちいただき、展示とかトークショーなどもできたら面白いのでは、と目論んでいます。
ご都合の良い日をお知らせください。メールでもFBのメッセージでも結構です。

投稿: og3 | 2014年10月 7日 (火) 午前 12時46分

ササンさん>>>
特に「後生大事」というわけではないんですよ、、これがまた。
磨きこんでいるわけでもなく、丁寧にメンテしているわけでもなく、ずーっと壁に吊るしっぱなしです。
ギター弾きの風上にも置けないヤツです、私は、、、、だから壊れたのだと、、、
とは言え、抱いて弾く楽器なので知らず知らず愛着がわいてくるのは確かですね。

追記;リンク張りましたのでご報告(^^)/

投稿: og3 | 2014年10月 7日 (火) 午前 12時50分

Toshiさん>>>
お恥ずかしいです、、
コ汚いオンボロギターなので記事にするつもりはなかったんですが、つい魔がさして?しまいました。
もうこのギターの寿命はとっくにすぎています。
その頃、荘村さんは2年~5年くらいで買い替えるとおっしゃってました。
まぁプロが弾くレベルは、素人と比べ物にならないでしょうが、、、、

荘村さんのアランフェス協奏曲は、有名ですよね。私も何度となく耳に、というかタコができるほど聴きました。
あんな風に弾ければなぁ、、と思っていた中学生時代とは全く違う方向に進んでます。
無理してもしょうがないので、このまま行きます、はい。

投稿: og3 | 2014年10月 7日 (火) 午前 12時51分

https://www.youtube.com/watch?v=A0eDwhPQmXM
鈴木のOEMだってきいてたけど
タカミネなんすかね

GC20
80年代に生まれて初めて買った新品ギター
部活で忙しく20年近くデッドストックして
彼女にあげました

オクで1500円で見つけて
思わず入札しそうになりました

あ・・・彼女じゃなくて
GC15の話です

投稿: のぶりん | 2019年3月 3日 (日) 午前 11時01分

のぶりんさん、ありがとうございます。
返信が遅くなって申し訳ありません。

これは定かではありませんね。
日本のギターのブランドとメーカーが混沌としていた時代なので特定できないと思います。

ただ、材も作りも、とても良いです。

日本人は、自国の楽器を過小評価しすぎなのでは?疑問に感じます。

投稿: og3 | 2019年4月17日 (水) 午後 11時55分

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