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ゾンビ

最近のことであるが、、

4年ほど前から続いている「大人の夜遊び」なる集まりが、床屋からそば屋へ移った。
最近と言っても去年の11月だが。

ようするに参加者が増えてきて、店に入りきれなくなってきたからだ。
で、まぁ、とにかく友達が増えた。
やたら増えた。

と~~ってもありがたいことである。

しかしだ、みんなこっち側の人たちなのである。

こっち側、というのはステージ側のこと。
そうすると独特のコミュニケーションが多くなる。
必然的にこっち側へ立って、演奏する機会も増えてくる。
ここで演ってるからいっしょにやりませんか?
あっちで演ってる人がいるからいっしょにやりませんか?
嬉しくもありがたくもある。

ほんとならそっち側、つまりお客さん側のお友達が増えてほしいと思う。
こっち側ばかりだと、演っていない時は、こっち側の人がそっち側になる。

話を大きすると、友達のライブに行って金を払い、自分のライブに来てもらって金を払わせる。
友達のCDを買って、自分のCDを買わせる
トカゲどおしが、互いの尻尾を食う図式になってきやしないかと?

日本には古くから何人組とか町内会とか自治会とか、そういうのがあって、それに似ている気がする。
優しく奥ゆかしい民族だから、同じ意識を持つことで支えあっている部分が多い。

「お前のやってること、つまんね~から聴かね~よ」
面と向かってそんなこと言ってくる友達は、先ずいない。

しかし、そんな太ッといチェーンをどこかで切らないと、新しいものは生まれない気がしてならない。

「自己満足から生まれるものは何もない」
あらためて学長の言葉が身に染みて感じた。

桜は、散った。
そして花見は、終わった。

すこし籠るとするか。


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