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2021年4月

K.Yairi YW-500P(1980年)

兄き、もってって弾いてくれよ。

かな~り前から、弟に言われてました。
しかし、我が家には腐るほどギターが、、、、
あ?いや?腐ってるのもある(笑)

3月中頃から4月初めまで、介護休暇で実家に帰省。
年度末&年度初めでクソ忙しい時期なのに、超無責任な嘱託社員なワ・タ・シ
♫ア ホレ スイスイ スーダララッタスラスラ スイス~イ
オフクロは、歌が好きなのでマルハのドレッドノートを1本車に積んだ。
それは、取り替えて来ようという悪巧みも含む。
(^^;)

土蔵から出してきて、久しぶりにご対面。
帰った時には、蔵から出して、面倒を見て?いた(謎)ので、それほど状態は悪くない。
(と思っていた)
が、40年以上月日が経ったギターなので、ソコソコ目につくところはあった。
ピックガードは、剥がれかかっているし、僅かだがフレットも浮いている気もする。
永久保証という素晴らしい「紙」もケースに残っている。
さぁ!?!?!?

発端は、ウチの娘が弾いているヤイリをメンテに出した時のこと。
素晴らしい仕上がりで返ってきた。
そして信じられないほど料金が安い。
永久保証さまさまだ。

電話1本入れる。
先週の日曜日に発送。
そして金曜日に届いた。
それ、、、早すぎないか?

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剥がれてたピックガードが綺麗に張り替えられている。
銀のロゴだったが、金になっている。
コレは、何か意味があるのだろうか?

 

Img_01001
浮いていたフレットは、きっちり元の場所に収まり、摺り合わせ、指板とともに美しく磨かれている。
じっと見ていると、何故か泣けてくる。

Img_00971
「弦高がコンマ2ミリ高かったので、調整しておきました」と
それは、頼んでいない。
私には、気が付かない、いや、わからなかったからだ。
しかし、それはヤイリのポリシーであり、こだわりであり、技術の高さでもあるのだと、深く心に刺さった。
画像では、よくわからないがサドルの表面は、以前と全く違う。


そして納品書を見てぶっ飛ぶ!
ピックガード張り替え1500円
メンテ2000円
ボランティアかよ?!?!?!
往復の送料を加えても、ショップの半額以下だ。

しかも修理してくれたのは、松尾さん。
ポール・マッカトニーのギターを手がけた人。
ほぼ人間国宝、、、神の仕事


調弦して弾く。
スイッチが入ったように娘が反応した。
「え???それヤイリ??」

繊細でガラスように透明感のある音。
調弦したては、とても硬いが、時間が経つにつれ、ふくよかで厚みのある低音になる。
残響がとても心地よい。

40年前は、5万円だった。
この材と作りだと、今作ったら20を楽に超えるだろう。
中古という名前がつくと、価格だけで判断するのは日本人だけだ。

細かいことは言いたくない。
掲載した画像で解ると思う。

もう自分でギターをいじるのはやめよう。
私の最後にギターにしたい。

そりゃ~無理だろうと思う方は、コメント下さい(爆)

 

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