VG-03C(2000年)
ネットで検索してもなかなかヒットしないVG。
代理店のは出てくるけど、欲しい情報が無いんです。
そもそも寺田楽器は、HPも自社直販も無いし。
ここを覗く方であればご存知のはず?
でも知らない人のほうが圧倒的に多いのが「OEM」
興味のある方はWikiを御覧ください。
実は、数年前もリフレットの依頼がありました。
自分のギターは、何本もリフレットしてきましたケド、、、
でも友人が大切にしているギターは?
と言われれば、そこまでの自信はありません。
依頼主の友人は、ハコでのライブだろうが公園だろうが海だろうが山だろうが飲み会だろうが、どこに行く時にもこのギターを背負ってます。
これしか持ってないのかな?
と思ったら、他にもけっこう持ってる不思議な人。
よほど気に言ってるのかも知れません。
中古に出しても値がつかないほど弾き倒されているギターです。
長年ギター弾いてますが、こんな状態になるまで可愛がられたギターは見たことないです。
なので、ちゃんとしたショップに出したら?って
まぁかなりのお値段になるでしょうけど、、
だったらもう捨てちゃって新しいの買うわって?
そこまで言われれば、ね、、、
と、屋台で呑みながら(笑)
ネットで調べる毎日。
でビックリ!
Top:Solid Spruce
Side & Back:Solid Maple
Binding:Flame Maple
Finger Board & Bridge:Ebony
Neck:One Piece Mahogany
Finish:All Lacquer
20数年前に6万数千円で購入とのこと。
えぇ?ウソだろって!誰でも思う天下無敵の寺田楽器!
実は、今でもロングセラーです。
仕様は違えど¥297,000で販売されてます。
寺田好きのog3としては、清水の舞台でハチマキとフンドシを締め直したつもりで引き受けました。
でだ、
受けてビックリ、、、、
リフレット?どころの騒ぎじゃない、、
弦があたってフレットに溝ができた、、、
だけではなく、御自身の指がフレットを削っていた、というは初めて見ました(驚)
何千年もかけて波が岩の形を変えてゆくような雰囲気です(爆
知らない方は、きっと牛のようなクッサイおっさんなんだろ?と思うかもしれませんが容姿端麗なイケメンです。
なので画像はUPいたしません(爆
当然のごとくナットも交換。
牛では無いので?TUSQの澄んだ音にしました。
サドルは御本人はいじっていたのでピッチを合わせながら再成形。
困った塗装はラッカー、、、
どこにも輝きが無い、、、、
試しに専用ポリッシュで拭くと2層目のウレタンが輝きます。
これはUPしようね(笑
全部磨いたら腕がパンパンで翌日は筋肉痛だったぜ(笑
もしもショップに出していたら、かなりコンディションが変わるはず。
今まで通りのパフォーマンスはできないと思います。
でもなるべくソコは変えないでリペアしたい。
ずっとそんな気持ちでギターと向き合ってました。
なので感性に触れる場所は細心に、どうでもよいところはとことんどうでも良くリペア。
{い~のか?こんなんで?)
しかし仕上がりは自画自賛(笑
とにかく苦労ずくめの一ヶ月。
どんなんだったかは、とっ捕まえて聞いてみてください。
25年間も同じ楽器を愛せる人です。
御本人がUPしていた画像を無断転載しておきます(爆
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