カテゴリー「ミュージカル」の記事

あひるたちへ

いろいろとご心配をおかけいたしましたが、復活しております。
このブログにも吐き出したいことは山のようにあれど、それで自分がスッキリするかといえば違うわけです。

さて、、

人間は、生きている限り他の人に向けて何かをアピールしますね。
言葉とか手振り身振りで。
その次は、何かを作ってみたりとか。
で、作ったものは絶対に誰かに見て欲しいわけです。
音楽だって誰かに聴いてもらいたいし、踊れば見て欲しいと思います。
スポーツだって戦って誰かに勝つということは、負けた人より自分が優れているという一種のアピールかもしれません。
だから優れた選手は、生で見たいんですよね。

何かをアピールするということは、それを伝える表現力が必要となります。
自分の肉体、精神、思考、感情などを正しくきちんと出せれば、その人はとても豊かな人生をおくれるのではないでしょうか?

けっこう難しいことです。
特におとなは。

一番じょうずなのは、あかちゃん。
わかりますよね?

いろいろな表現方法をおぼえてしまうと、とても難しくなってしまいます。
ギターもしかり。

だからいろんな表現方法をおぼえている真っ最中のこどもがその使い方を知ることは、とても有意義なことだと思いませんか?

一昨日、30匹のあひるが未来に向かって飛びたちました。

私は、8年前からこどもたちの舞台音楽を作ってきましたが、かつて一度もそれを教えたことがありません。

自分の創作物をとおして発見してもらうこと。

これは、一方的にこちらから教えることより、ものすごく時間がかかります。
途中でやめたくなったり、泣きたくなったり、ね。

でも、ひとたびそれを発見するととんでもない力を発揮します。

なので本番の舞台で多くの感動と喜びを与え、多くの涙を流し、多くの拍手をもらいます。

私は素人なので、偉そうなことは書けません。
これは、いままで接してきたこどもちから発見したことです。

素晴らしいプレゼントをもらいました。

歌を作る以外何もできなかったことを深くお詫び申し上げるとともに、脚本演出家、振り付け、演奏、表現部運営スタッフ、保護者ボランティア並びにOB中高生サポーターに心から感謝申し上げます。

Merry Christmas.

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チラシができてきた

いつ届いてたんだ?これ
我が家のだらしなさが露呈してしまう、、、、、

20101030a

未だかつてSKSのミュージカルでこんな豪華なチラシは見たこと無いよ。
いつもだったら色紙の白黒プリントなんだけどね。
いやぁ運営さんの意気込みが感じられるなぁ~すごいすごい。

確かに今回は、最初から雰囲気が違ってたんだよね。
う~ん、こりゃすごいや。

やっぱり裏方の運営さんてすごいんだよね。
企画から予算から助成金の申請やら稽古場の確保やこどもたちの面倒を本番までず~~~っと面倒見なけければならない。
でもって家に帰ればみんな主婦だし。
しかもチラシのどこにも名前は出てないし。
地面にめり込むほど頭が下がります。

裏はこんな感じで。

20101030b

(解像度を落としてあるのでCastのこどもたちの名前は見えませんが、ご理解を。)

創作側は「トレモスのパン屋」でご一緒させていただいた方々。
脚本:半田晶子
ピアノ:仲谷智子
ダンス振り付け:坂東遥
照明:坂田二郎
作曲:私です、すみません。

2度目3度目ともなると、雰囲気が分かち合えて気持ちが伝わる方々です。

og3がんばります。

つづく
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第7回SKSミュージカル

というわけで、告知です。

第7回SKSミュージカル
公演日 平成22年12月22日(水) ミレニアムセンター佐倉 ホール
★1ステージ 16:00~  
★2ステージ 18:00~

2003年の11月から参加しているわけですが、もう7回にもなるんですね。
で、自分のブログを調べると、前回のミュージカルの記事がひとつも無い、、、、
あれ?おかしいな?
思い起こせば、仕事が忙しくて出張が続き、公演が子キャンとほぼ重なっていたから。
しかし、その最中によく曲を書けたな~と我感心。
あ!そういえば大阪のビジネスホテルで1曲書いたおぼえがあるぞ。

今回は、始動が早くて珍しくとんとん拍子で進んでいる。
だから曲の上がりも早いわけです。
早いだけじゃなくて、数も多い。
そういえば、今までで一番多いな~
とはいえ挿入曲は、舞台の部品なので、大曲は無いんです。
その場その場のこどもたちを引き立てなくてはいけません。
大道具、小道具といったところでしょうか。

不器用な私は、いつものように稽古のたびにいそいそとこどもたちを見に出かけます。
台本だけだとイメージがわかないんですよ。
一人一人の顔を見て、感じをつかまないと何も出てこない、という不自由な脳みそ。

私の場合曲作りは、心のゆとりの中から生まれるときが多いんです。
これは、時間やお金や気持ちのゆとりと全然違っていて、けっこうやっかいなモノ。
「さぁ~今日はなーんも無いから、じっくり作るぞ!」という日に限って何もできません。
うまく説明できませんが、短時間でもそこに心のゆとりがあると、降って湧いたようにメロディーが出てきたりします。

あ~そういえば「トレモスのパン屋」の主題歌を作ったとき、シチューを作ってたんですよ。
他にバレエ曲の編集を頼まれて、そこに行く時間が迫ってて、そのまえに娘を迎えにいかなくちゃならなくて、、、、、、
そんな時に音が出てくると、もうどうしようもなくて、、、
編集を延期してもらって、謝っていると、向かえに行く時間は迫ってくるし、シチューは焦げるし、でも曲はできるし。

もとい、、、、

自らお茶を濁しました。

このまま書くとog3は、かる~いので今回のミュージカルの内容を全部書いてしまいそう。
今日は、公演の題目こ書かず、これにてドロン。

チラシが出来上がったら、宣伝をかねてもう少し書きます。
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生音について~その5

つらつらとシリーズで書いているが、ここまで時点で今年の4~5月頃のできごと。
全く日記になってない!

そうこうしているうちに、SKSからミュージカルの話が舞い込む。
今回で第6回目。
昨年は無かったので、楽しみに待っていた。
しかし、健康と仕事のバランスが回復しつつある頃だったので、どっぷりと浸れないのが実にくやしい。

今年は、ミュージカルではなく総合舞台芸術と理解。
からくりやま」は、五感を使ってゼロから創る舞台。

なんだかんだワークショップを含めて20回か。
6月8日は「音のワーク」なんて、へ~楽しみだね。
なんて脳天気に思っていたら、講師は私だった(こりゃ大変だ)

今回は全員小学生。
いつものように、ちょろちょろと見学に行く。
半分以上は、御馴染みの顔ぶれだ。
楽しいったらありゃしない。

さーて「音ワーク」どうしよう?
考えていることをぶつけてみることにした。

そのときのワークショッププランをそのまま転載します。
ここから↓↓↓↓↓↓↓↓

音のワークについて

 

音は大事だぞ編

その1

見たくないものがあったら→目をつぶる→全然見えなくなる

そこに嫌な臭いがあったら→口で息をして嗅がないようにする→臭わなくなる

聞きたくない音があったら→どうするか?耳はつぶれないし、口で息をしてもだめだし?

Q1:指を使うと耳をふさげるけど、本当に全く何も聞こえなくなるのかな?

 

指で耳をふさいでみると

全然音が聞こえなくなるわけじゃない。ちょっとは聞こえてくる。

怖い音やビックリするような音が聞こえてきたら「キャー!!」なんでと叫んでいる。

それは、その音が聞こえないようにしているからだ。

指で耳をふさぐと自分の心臓の音や息をしている音が聞こえてくる。

血が流れている音も聞こえるかな?

それは、まだお母さんのお腹の中にいたときから聞いている音だ。

だから聞いていて安心できる音だね。

だから何も音が聞こえなくなるということは??

死んじゃうってことだ。

 

大実験1

耳をふさいで自分の体の音を聞いてみる。

心臓の音が聞こえるか?

息をしている音がきこえるか?

頭や背中をトントンたたいてもらって、それがどんな音だか聞いてみる。

ほかにどんな音が聞こえるか?

一人一人違うはずだから、どんな風に聞こえたか表現してもらう。書くか?口で音を出してもらうか?

 

耳をふさいで声を出してみる。

けっこううるさく聞こえるし、自分の声じゃないみたいだ。

なんでだ?

自分の声は自分の体に響いて聞こえてくるから。

だから他の人が聞いている声と違う。

頭をくっつけてしゃべってみると聞こえる?

 

 

音を感じよう編

目は顔の前についている→後ろから叩こうとしている人がいてもわからない

鼻も顔の前についている→うまそーな匂い探すときは、匂いのするほうへ顔を向けて探す。

耳は顔の横についている→だから左右の音は大きさが違うから分かる。

Q2:でも前後も上下もどこから音が聞こえているか分かるのは?

 

たとえば動物(犬や猫)は耳が動くので音の来る方向に耳を向けることができるよね。

人間はそんなことできないけど何故わかるんだ?

それ耳以外の場所で音を聞いているから。

髪の毛、うぶ毛、皮膚、鼻、肺、などなど

 

大実験1

スピーカーから超低音を流してその前に手をかざしたり頭を向けてみる。

おぉ~ブルブルするぞ。風がくるぞ。

そうだよ風も音のひとつ。

 

大実験2

目かくしをして音を聞く。

左右、前後、上下の音が聞き分けられる?→ゲーム:音かくれんぼ

 

音を作ろう編

その1

音で環境を作る。

それがどんな場所か?

「おはよう!」「こんにちは」「こんばんは」「さようなら」という言葉だけで。

3人くらいで「おはよう!」を言う。

その時に音を流す。

1.キーンコーンカーンコーンと学校の音

2.駅の音

3.町の音

4.海の音

5.お経

 

考えられる音を出してそこにどんな「おはよう」があるかやってみる。

何かできないか考えています。

 

その2

実際に無い音を作ってみる。

グラスパープと鈴で寒い音。

ピアノガーンで「うわぁぁっなんてこどだ」という音。

他に

悲しい音。

やさしい音。

ばかばかしい音。

怖い音。

どんなのがあるか?

音を見つけて、どんな言葉やせりふがつくか、どんな演技ができるかやってみるか?

 

最後に時間があったら

音がたくさん見つかって楽しかった。

生きている限り、言葉も声も全部音。

音が楽しいと「音楽」になる。


このワークで伝えたいこと。

普段なんとなく暮らしていると、周りの音を全く意識しないで生きています。しかし自分の生活している家、学校、町の中、等々音の無い場所はありません。

音を意識させることで、何かの音を作り、そこからまた何か他のものを作ろうというのがこのワークの趣旨です。

音は環境を作れます。たとえば舞台の上に大道具が無くても、音を出すことでそれがどの場所であるか作り出すことができると思います。また音を出すことで、それがどんな気持ちかを表現することもできると思います。

近年、音はデジタル化し、実に味気ない音が氾濫しています。生きている音、自然に聞こえる生の音、実際は無いけど「こういう時はこんな音が聞こえそうだ」という音を作ったり、発見したり、感じたりすることが少しでもできればよいなぁ、と考えています。


ここまで↑


で、助っ人を招集。
以前の共演者たちを呼び出す。
もう立派な中学生だ。
快く引き受けてくれる。
うれしいったらありゃしない。
お手本になるのは、og3よりもお兄さんお姉さんの方が良いにきまってる。
小学生から見れば中学生は、あこがれの的だったりする。
年齢が近い等身大のあこがれは、同じ空気で接することができるから、理解も早いんだ。

あっという間の1時間半。
食らいつくこどもたちを抑えながら、大汗かきながら楽しいったらありゃしない。

こんな感じでした。

あ~満足、、、、、なんて終わったつもりでいたら、まだ作曲が残ってた。

つづく=====>

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Gift for you~ひとり一人のあなたへ~

いやぁ、よかったです。
今日は書きます。

昨年SKSのミュージカルで役者を演じた、本家本元の公演を見に行きました。
劇団M.M.C. Gift...for you~ひとり一人のあなたへ~

このところ、自分の道楽活動ばかりしていて忘れかけていたところに、ボタモチが降ってきました。
突然の電話を頂き、娘を連れて本願寺へ。

懐かしの天野さんに会い、舞台のまゆみさんを見る。

演技に、歌に、ダンスに、とさすがだ、と思うまもなく、だらしなくボロボロ泣いてました。

その舞台で、何が言いたかったのか、何を伝えたかったのか手に取るように解る。
大根だけどやってよかったなぁ。
あぁ、これだったんだ。

しかし、これだけで済まないところが、プロなんだということを見せ付けられる。

天野ワールドの表現者たちは、きっちりと伝えてくる。

サンタクロースと忍者。

社会に置き換えたら、誰なんだろう?
その社会でどんな問題が起きている?
その問題の中で生まれた人をどうすれば救えるのか?

後半、Adult Childrenだとわかったの里菜。

周知のとおりこれは、過去の私。

なぞらえてゆくと、行き着くところは、同じになる。

共感する部分は多い。

しかし、いくらプロと言えども、舞台では輪郭がぼやける。

これは、現在社会で起こっているというか、やっと解ってきた心の病。

もっと突っ込んでほしいと思うが、普通の人には厳しく、解り難いかも?


されど、すべてのこどもたちのために~~~

Gift_for_you

こどもとおとな。

見る角度によってずいぶん違う内容でしょうね。

でも、帰ってから夕ご飯食べながら、話をすればきっと盛り上がる。


 

そういえば、明日はクリスマスイブ。
密かにもう一度サンタクロースを演じたいと思うog3でした。

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それぞれの思い

友人がいい言葉をくれたので、そのままタイトルで使ってしまおう。
先日のミュージカルの写真を撮ってくれた人のフォトCDにあった言葉だ。
彼は、こどもたちと普段何のつながりもないのだが、ファインダー越しに見えたものは、身近に接してきた自分とはまた違う世界があったのだろう。
実に貴重だ。

そんなそれぞれの思いを秘め、スタッフ?の打ち上げがあった。
何てぃことはない。
みんな子連れで来ていた。
例外に漏れず私も娘を連れて行った。

3度目の罠にはまったように、MMCの天野さんの隣の席でビールをあおってしまう。
好きなほうなのでガブガブ飲むが、こうしてブログを書いているということは、よほど気分が良かったか、酔わなかったか、良い酒をを飲んだかいずれかだろう。

舞台の話に花が咲く。

ろくに台詞もおぼえていないのに、本番をむかえた私は、かなり傍若無人なわけだが、百戦錬磨の天野さんによると、そこにエッセンスがあったという。
2~3日経たなければ凡人には理解できない言葉だが、その世界の達人は、役になる前のこどもたちやおとなたち?のエッセンスが見えていたに違いない。
年齢性別を問わず、その「人なり」を見ることができる力を持っているということは、気持ち悪いようで、快感だ。

こどもたちと遊びながら、天野さんやまゆみさんと話を深めてゆくにしたがって、奥の深い舞台の世界の話にズルズル引き込まれてしまう。
じゃない、、自分で入っていったのかも知れない。

いづれにせよ、それぞれの思いがある。
こどもの数だけ、家庭の数だけ、その親の数x2だけそれぞれの思いがある。
その世界の奥の奥までは入ってはゆけないのだ。

私には私の世界がある。(と信じたい)

そんなたくさんの世界に躊躇無く入って行くことができる「こども」ってすごいな。
どんなんなってるんだろう。
その心は?

それが理解できたらもっと名曲が書けるな、、、、、、、

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不可解

先週末に収録した歌の編集に追われている。
音源はDTMで作ったから、デジタル。
そのカラオケを流しながら、後から歌を録って合成しても絶対に合うはずだ。
合うはずだ。

合うはずだ!
合うはずだ!!!

なぜ会わない?

1曲だけなぜ合わない?

歌がカラオケより速い。
PCMだろ?WAVだよ?
タイムストレッチャーで何度調整しても微妙に合わない。

今夜中には仕上げたかったのに、、、、、、、、
時間って不思議、、、、

思うように行かないので腹が立ってきた。
こんなときはろくな音にならないのは、わかっている。
だから寝よう。

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真夏のサンタクロース-その2

そういえば、今回は本も曲もプロの人たちが持ってきてくれたので、私はもっともっと外側から見ていてもよいはずでした。

天野さんは、私に会って一目で「サンタ役ににしようと思った」と公演後に言っていました。
しかし、たしか2度断った記憶があります。
それでも「サンタ役」になってしまったのは、断る理由がどこにもなかったから。

もともと不良?出身なので中学、高校、大学とず~とロックバンドを組んでいました。
小さな小屋や学祭などで歓声や拍手をもらう快感にもう一度会ってみたいという願いもあり、引き受けたわけです。

しかし、丸腰で舞台に立つのは初めて。
25年くらい前だったら、何台もの鍵盤に囲まれた要塞のような所で暴れていました。

二十歳を過ぎたころからFree Improvisation(即興演奏)に没頭。
決め事も約束事も無く、ただただ4人で音を出し合い、互いに呼応し会い、何も無いところから何かある世界や空間を「音」で創造していた時代がありました。

天野さんの術中?にはまった時、それが何かはわからないながらも、そこに共通するものがあると気がついたわけです。

「ずいぶん舞台の上で自由に動けるようになったわね」という言葉をいただいたのは、本番前日。
全身から血液が抜けてゆくような瞬間でした。
それまで台本どおりに台詞をおぼえ、言われたとおりに動くのが舞台だと思っていたのは大間違い。

楽器をいじっていた頃は、セッション、またはジャムと呼ばれることを仲間でよくやっていました。
これに似てる。
非常によく似ている感覚でした。

ミュージカルが何百回も公演を続け、その数だけ、何度も足を運ぶお客さんがいる理由はこれでしょう。

名曲無くして名演奏あるのみ。
これはJazzの世界ですが、公演の回数だけ、繰り広げられる舞台が違うのだろうと初めて感じたわけです。

だったら同じ。
名演技はできなくても、一回きりの舞台だったら、こどもたちとできる世界があるはず。

MMCのお二人の懐は思っていた以上に深かった。
指導ではなく、考えることをさせてくれる。
よくこどもたちに言っていましたね。
「その場面では、どうすればいいの?」
「その台詞、相手が聞いた? 言うだけじゃ台詞じゃないのよ?」
「軽い! その言い方じゃ、誰かと遊びに行くのとおんなじ。どういう風に言えばいいと思う?」
ぎりぎりまでこどもを追い詰め、その限界を熟知しているしたたかなパワーをお持ちでした。
豊富な経験と踏んだ場数の量、非凡な才能がなせる技なのでしょう。
そこでこどもたちが見つけたものは、今まで誰も見つけさせてくれなかった。

それが、わかったこどもたち、それが見えたスタッフ。
公演後の涙は実に綺麗でした。

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真夏のサンタクロース

なんだか、まだ普通の自分に戻っていないようだ。
いつもの病院に行き、すっかり医者に見抜かれたようで、ゆっくり休むよう言われてしまった。
帰ってきてから、娘と昼寝。
娘も疲れたらしい。
夏休みの宿題に取り掛かろうとするが、、
「ぜんぜん集中できないなぁ、、、、」
と昔の台本を引っ張り出して読んでいる。
「あそびってなに-part2」
ここにも「役」から抜け出せない人がいた。

そういえばまだ昨日の舞台が思い出せない。
何やってんだっけな?
??
サンタクロースの役をやってたのだが?

あぁ、そうかあれはサンタクロースだったんだ!
舞台の上にいたのは私ではなかった。
そうだ、そうだ。

そういえばMMCの天野さんの前ではいつもサンタクロースだったし、サンタクロースでいることが普通になっていたなぁ。

そう考えると天野さんというひとはすごいな。
人を変える力を持っているわけだ。

奥が深い。
まだ、ボーっとしている。

気がついたら忘れないうちに書いておくことにしよう。

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残暑見舞い

ドクターストップの翌週から元気になっていたのだが、ブログを更新する余裕など無く、頭の中は「ミュージカル」のことでいっぱいだった。

夏休みに入ると稽古は平日になるため、どんどんおいて行かれる。
稽古から帰ってきた娘にいろいろ聞いたり、報告メールを読んだりしていたが、20日もブランクがあると、おいて行かれるどころか、20日分忘れていた。

先週の日曜の稽古で、しっかり役に入っているこどもたちのとなりで、だらしないサンタクロースを演じていた、、、、、、、

帰宅してから台本を読めど、仕事疲れの脳みそはカラカラで台詞ひとつ入らない。

昨日から夏休み?をとって、リハ、通し、ゲネ、だめだし、とずっとサンタに徹していた。
そしてその公演が今日終わった。
徹してしまったら、そこから抜けられなくなり、公演が終わっても感動が無く、疲労感だけが残っていた。

家に帰り、娘とボーーっとしてしまい、ひと風呂あびて、何となく我にかえっている。

あぁ、そういえばこどもたちは、みんな泣いてたなぁ。スタッフもみんな。

それに舞台の上での記憶が無い。

だめだこりゃ、、、、

もう少したてば、いろいろ思い出すだろう。

無理やり考えても、楽しい思い出にはならないよな。

とりあえず一杯飲んでから。

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