つらつらとシリーズで書いているが、ここまで時点で今年の4~5月頃のできごと。
全く日記になってない!
そうこうしているうちに、SKSからミュージカルの話が舞い込む。
今回で第6回目。
昨年は無かったので、楽しみに待っていた。
しかし、健康と仕事のバランスが回復しつつある頃だったので、どっぷりと浸れないのが実にくやしい。
今年は、ミュージカルではなく総合舞台芸術と理解。
「からくりやま」は、五感を使ってゼロから創る舞台。
なんだかんだワークショップを含めて20回か。
6月8日は「音のワーク」なんて、へ~楽しみだね。
なんて脳天気に思っていたら、講師は私だった(こりゃ大変だ)
今回は全員小学生。
いつものように、ちょろちょろと見学に行く。
半分以上は、御馴染みの顔ぶれだ。
楽しいったらありゃしない。
さーて「音ワーク」どうしよう?
考えていることをぶつけてみることにした。
そのときのワークショッププランをそのまま転載します。
ここから↓↓↓↓↓↓↓↓
音のワークについて
音は大事だぞ編
その1
見たくないものがあったら→目をつぶる→全然見えなくなる
そこに嫌な臭いがあったら→口で息をして嗅がないようにする→臭わなくなる
聞きたくない音があったら→どうするか?耳はつぶれないし、口で息をしてもだめだし?
Q1:指を使うと耳をふさげるけど、本当に全く何も聞こえなくなるのかな?
指で耳をふさいでみると
全然音が聞こえなくなるわけじゃない。ちょっとは聞こえてくる。
怖い音やビックリするような音が聞こえてきたら「キャー!!」なんでと叫んでいる。
それは、その音が聞こえないようにしているからだ。
指で耳をふさぐと自分の心臓の音や息をしている音が聞こえてくる。
血が流れている音も聞こえるかな?
それは、まだお母さんのお腹の中にいたときから聞いている音だ。
だから聞いていて安心できる音だね。
だから何も音が聞こえなくなるということは??
死んじゃうってことだ。
大実験1
耳をふさいで自分の体の音を聞いてみる。
心臓の音が聞こえるか?
息をしている音がきこえるか?
頭や背中をトントンたたいてもらって、それがどんな音だか聞いてみる。
ほかにどんな音が聞こえるか?
一人一人違うはずだから、どんな風に聞こえたか表現してもらう。書くか?口で音を出してもらうか?
耳をふさいで声を出してみる。
けっこううるさく聞こえるし、自分の声じゃないみたいだ。
なんでだ?
自分の声は自分の体に響いて聞こえてくるから。
だから他の人が聞いている声と違う。
頭をくっつけてしゃべってみると聞こえる?
音を感じよう編
目は顔の前についている→後ろから叩こうとしている人がいてもわからない
鼻も顔の前についている→うまそーな匂い探すときは、匂いのするほうへ顔を向けて探す。
耳は顔の横についている→だから左右の音は大きさが違うから分かる。
Q2:でも前後も上下もどこから音が聞こえているか分かるのは?
たとえば動物(犬や猫)は耳が動くので音の来る方向に耳を向けることができるよね。
人間はそんなことできないけど何故わかるんだ?
それ耳以外の場所で音を聞いているから。
髪の毛、うぶ毛、皮膚、鼻、肺、などなど
大実験1
スピーカーから超低音を流してその前に手をかざしたり頭を向けてみる。
おぉ~ブルブルするぞ。風がくるぞ。
そうだよ風も音のひとつ。
大実験2
目かくしをして音を聞く。
左右、前後、上下の音が聞き分けられる?→ゲーム:音かくれんぼ
音を作ろう編
その1
音で環境を作る。
それがどんな場所か?
例
「おはよう!」「こんにちは」「こんばんは」「さようなら」という言葉だけで。
3人くらいで「おはよう!」を言う。
その時に音を流す。
1.キーンコーンカーンコーンと学校の音
2.駅の音
3.町の音
4.海の音
5.お経
考えられる音を出してそこにどんな「おはよう」があるかやってみる。
+α何かできないか考えています。
その2
実際に無い音を作ってみる。
例
グラスパープと鈴で寒い音。
ピアノガーンで「うわぁぁっなんてこどだ」という音。
他に
悲しい音。
やさしい音。
ばかばかしい音。
怖い音。
どんなのがあるか?
音を見つけて、どんな言葉やせりふがつくか、どんな演技ができるかやってみるか?
最後に時間があったら
音がたくさん見つかって楽しかった。
生きている限り、言葉も声も全部音。
音が楽しいと「音楽」になる。
このワークで伝えたいこと。
普段なんとなく暮らしていると、周りの音を全く意識しないで生きています。しかし自分の生活している家、学校、町の中、等々音の無い場所はありません。
音を意識させることで、何かの音を作り、そこからまた何か他のものを作ろうというのがこのワークの趣旨です。
音は環境を作れます。たとえば舞台の上に大道具が無くても、音を出すことでそれがどの場所であるか作り出すことができると思います。また音を出すことで、それがどんな気持ちかを表現することもできると思います。
近年、音はデジタル化し、実に味気ない音が氾濫しています。生きている音、自然に聞こえる生の音、実際は無いけど「こういう時はこんな音が聞こえそうだ」という音を作ったり、発見したり、感じたりすることが少しでもできればよいなぁ、と考えています。
ここまで↑↑↑↑↑
で、助っ人を招集。
以前の共演者たちを呼び出す。
もう立派な中学生だ。
快く引き受けてくれる。
うれしいったらありゃしない。
お手本になるのは、og3よりもお兄さんお姉さんの方が良いにきまってる。
小学生から見れば中学生は、あこがれの的だったりする。
年齢が近い等身大のあこがれは、同じ空気で接することができるから、理解も早いんだ。
あっという間の1時間半。
食らいつくこどもたちを抑えながら、大汗かきながら楽しいったらありゃしない。
こんな感じでした。
あ~満足、、、、、なんて終わったつもりでいたら、まだ作曲が残ってた。
つづく=====>
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